日医がDPCの問題点を指摘し、拡大の凍結を主張

 日本医師会は11月21日に開催した定例記者会見でDPCの問題点について見解を示した。
 日医は、DPCという経済的誘導によって、平均在院日数は低下しているが、その影で治癒率が大幅に低下し、再入院率が上昇している、と指摘した。DPCを支持する意見に対して日医の主張を示し、このままでは患者が危険にさらされることになると警鐘を鳴らしている(P.6参照)
 具体的には、調整係数の廃止によって民間病院の淘汰などが進み、医療提供体制が崩壊するとして、(1)DPCの拡大を凍結(2)DPCの問題点を十分検証した上でDPCを終了(3)特定機能病院については、果たすべき機能・役割を勘案し新たな評価指標を用いた新体系を創設―するよう主張している(P.7参照)


更新:2007/11/26   厚生政策情報センター