2007年 11月 26日 行方不明者宅周辺で男の声、事件に関与か？ △▼ 坂出市で幼い姉妹と祖母が行方不明になっている事件で近所の住民が「はよせんか」と言う男の声を聞いていたことがわかりました。捜査本部では事件との関連を調べています。行方不明になっている山下茜ちゃん５歳と彩菜ちゃん３歳、祖母の三浦啓子さん５８歳は何者かに危害を加えられ、車で連れ去られたとみられています。この事件で今月１５日深夜から１６日早朝にかけて近所の住民が就寝中に「はよせんか」と言う男の声を聞いていたことが新たに分かりました。また三浦さんの自宅の外からは複数の足跡が確認されていて捜査本部では事件との関連を慎重に調べています。一方、警察は三浦さんの携帯電話の電波が最後に確認された坂出港周辺で引き続き携帯電話や自転車などの捜索を行うとともに啓子さんにトラブルが無かったか交友関係を中心に聞き込み捜査を行っています。 岡山・香川でタクシー運賃値上げ ▲▼ 岡山県内のほとんどのタクシーの運賃が来月１７日から値上げされる事になりました。これは中国運輸局が２６日、明らかにしたものです。１・５キロまでの初乗り運賃は、小型車・中型車ともに５０円値上げされ、小型車で６１０円、中型車で６２０円が上限となります。距離ごとに加算される運賃もこれまで小型車で３４７メートルごとに８０円だったものが、３５メートル短縮されます。今年２月以降燃料費の高騰を理由に県内の１１３の事業者から運賃の値上げ申請があり、国土交通省が審査を進めていました。岡山県でのタクシー運賃値上げは、１９９７年以来１０年ぶりで、来月１７日から実施されます。一方、香川県でも来月３日にほとんどのタクシー会社で運賃の値上げが行われる事が決まっています。香川県内にあるほとんどの法人タクシーと個人タクシーで、初乗り運賃が中型車で現行より最大６０円値上がりし、６２０円となります。 岡山市の外郭団体再建策に議会が難色 ▲▼ 岡山市の外郭団体、シルバー人材センターが、１億円余りの債務超過に陥っている問題です。岡山市は２６日、市議会に対して１億２０００万円の税金投入などを盛り込んだ再建策を示しましたが、議会側は難色を示しました。岡山市では、シルバー人材センター再建のため、貸付金１億２０００万円を９月補正予算に計上していましたが、原因や責任が明確にされていないとして、議会側が、この執行を凍結していました。これを受けて、２６日の岡山市議会保健福祉委員会では、市側が、学識経験者などによる委員会がまとめた再建案を示しました。再建案は正規職員の給料の２０％カットによる人件費削減や、前理事長などに、賠償に相当する寄付金を求めるなどとしています。しかし、寄付金の額が明らかにされていないなど、案には、不透明な部分が多いとして、委員の多くが納得せず、結局、各会派ごとに、再度検討する事になり、結論は持ち越しとなりました。一方、岡山市の市民団体「市民オンブズマンおかやま」が、１億２０００万円の市税投入差し止めを求め、２６日、市へ監査請求をしました。「市民オンブズマンおかやま」では、請求が棄却された場合は、市などを相手取って訴訟を起こしたいとしています。 自衛官が盗み、懲戒免職処分 ▲▼ 善通寺市の陸上自衛隊に所属する自衛官が同僚の財布から現金を盗んだとして２６日付けで懲戒免職処分になりました。懲戒処分になったのは善通寺市の陸上自衛隊、第１５普通科連隊に所属する１９歳の男性自衛官です。陸上自衛隊によりますとこの自衛官は今年１０月９日と１０日の２回に渡って、遊ぶ金欲しさに同僚の部屋に忍び込み、机の引き出しから財布と現金約７５００円を盗んだと言うことです。陸上自衛隊善通寺駐屯地では自衛官として許されない行為としてこの自衛官を２６日付けで懲戒免職処分にしました。この自衛官は盗みの事実を認め、「反省している」と話していると言うことです。 ６２年ぶりに神戸から疎開先の笠岡へ ▲▼ ６２年ぶりの再会です。戦時中に神戸市から笠岡市に集団疎開していた当時の小学生が、２６日、当時のお礼をと思い出の地を訪れ地元の人たちと交流を深めました。６２年ぶりに笠岡を訪れたのは、終戦間近の１９４４年に神戸市の六甲国民学校の６年生だった２６人です。２６人は空襲などから逃れるため、笠岡市に疎開し、半年間暮らしました。今回の訪問は、疎開先の笠岡で、当時お世話になった人たちに感謝の気持ちを伝えたいと同窓生たちが考え実現したものです。最初に笠岡市の高木直矢市長を訪問し、当時の思い出を交え、代表の島村悦子さんが感謝の言葉を述べました。その後、一行は思い出の町並みを歩き、女子が疎開中に勉強した笠岡女学校・現在の笠岡高校を訪れました。校舎はすっかり形を変えていましたが、６２年前に校門の前にあった石柱は残っていました。笠岡高校では、当時、学校で一緒に学んでいた人たちや高校の生徒も集まりました。一行の代表を務める島村さんが紙芝居で、当時の疎開の思い出を語るなどして、地元の人と６２年ぶりに交流を深めました。２６人は２６日まで笠岡市に滞在することにしています。 衆院選の香川３区に共産党が近石擁立 ▲▼ 共産党香川県委員会は、次の衆議院議員選挙香川３区に新人の近石美智子さんを擁立する事を２６日、発表しました。近石さんは、三豊市出身の５９歳、今年の参議院議員選挙で香川選挙区に立候補するなど国政選挙は５回目の挑戦となります。会見で近石さんは、「暮らし第一の政治を実現させたい」と抱負を語りました。また、共産党は現在の選挙制度になって初めて、香川１区と２区に候補者を擁立しない事も発表しました。このため、３区の近石さんの当選に全力を挙げると共に、比例代表での議席確保を目指す事になります。衆院選の香川３区には、これまでに、社民党から新人の米田晴彦さん（４９）が出馬を表明しています。 年末ジャンボ宝くじ発売開始 ▲▼ １等・前後賞合わせて３億円が当たる年末ジャンボ宝くじが、２６日から全国一斉に発売されました。このうち岡山市の宝くじ売り場では、発売を待ちかねた人たちが、次々と、宝くじを買い求めていました。今年の年末ジャンボ宝くじは、２億円が当たる１等が７４本、１億円が当たる２等が２２２本で、億万長者のチャンスは２９６本です。また今年は、これまでの５等から８等までに当たりくじが増えるなど、幸運のチャンスが増えています。年末ジャンボ宝くじは、来月２１日まで販売され、大晦日に、東京で抽選会が行われます。 美観地区で貴重な植物の調査 ▲▼ 倉敷市の美観地区で確認されている貴重な植物、ツメレンゲを保護しようと２６日、岡山大学が調査を行いました。ツメレンゲはベンケイソウ科の多年草で、関東より西の地域で確認されています。環境省のレッドデータブックで準絶滅危惧種に指定されています。２６日は岡山大学資源生物科学研究所の研究員ら約２０人が美観地区を歩いて回り調査を行いました。ツメレンゲは、主に家屋の屋根などで生育していて、１５年前に行われた調査では、美観地区の５４ヵ所で確認されていました。今回の調査では家屋の建て替えが進み、５４ヵ所のうち、３５ヵ所で確認できませんでした。その一方で、新たに２５ヵ所で生育が確認されました。岡山大学では、今回、収集したデータを分析し、今後の保護活動に役立てていきたいとしています。 お飾りづくり始まる（岡山・鏡野町） ▲▽ お正月に飾られるお飾りづくりが岡山県鏡野町の農家で始まりました。鏡野町では町の南部薪森原地区を中心に現在８戸の農家がお飾り作りを行なっています。このうち鏡野町の農業川端厚さんのお宅でも今月に入ってお飾りづくりが始まりました。作業は夏場に刈り取ったわらを束にして編みます。このあと編み上げられたわらに稲穂や水引などで飾りつけるとしめ飾りが完成します。川端さんの家では玄関や車に飾るものなど５種類のしめ飾りを手がけていて、大きさは３０センチから６０センチぐらいだということです。この作業は、来月一杯行われ来月１０日ごろには町内の土産物店などで販売されます。