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自然災害は20年前から4倍に、人道支援団体が報告

  • 2007年11月26日 18:04 発信地:ロンドン/英国
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洪水の被害にあったメキシコのタバスコ(Tabasco)州ビジャエルモサ(Villahermosa)の東200キロにあるCentlaで、食糧や水を求め冠水した道路を歩く住民(2007年11月4日撮影)。(c)AFP/Alfredo ESTRELLA

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【11月26日 AFP】自然災害が20年前と比べ、4倍以上の頻度で発生していることが、25日に発表された英国の国際人道支援団体オックスファム(Oxfam)による報告書で明らかにされた。オックスファムでは地球温暖化が主な原因だと指摘している。

 同報告書によると、1980年代前半には自然災害の発生頻度は1年に120件ほどだったが、現在は1年に500件に上っているという。

 オックスファムのバーバラ・ストッキング(Barbara Stocking)ディレクターは「今年は、南アジアやアフリカ、メキシコなどで洪水が相次ぎ、2億5000万人以上に被害を及ぼした。自然災害はますます多発する傾向にあり、異常さの度合いは増しており、予測もより困難になっている」と指摘する。また「人道支援が追いつかず、近年の開発による進展が後退する」状況になる前に、今すぐ災害対策を行うべきだ訴えた。

 オックスファムによると、1985-1994年の自然災害の被災者数は年間1億7400万人だったものが、1995-2004年には年間2億5400万人になり、約70%と急増したという。また、洪水や暴風などの災害は、1980年の年間60件から、2006年には年間240件へと急増。洪水だけで見ると、6倍にも増えているという。(c)AFP

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