“ザル行政”から2億円搾取で豪遊! |
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あり得ないような巨額な不正請求にもチェックなしで簡単に応じてしまう北海道滝川市役所で、記者会見する滝川市の居林俊男保健福祉部長(右)ら
Photo By 共同
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タクシーで病院を一往復、25万円なり――。北海道滝川市の夫婦が生活保護制度を悪用し、多額の交通費を自治体からだまし取っていた詐欺事件。無職片倉勝彦(42)と妻ひとみ(37)の両容疑者は昨年4月から今年10月までの約1年半に、同市から約2億円以上を不正に受給していた。
市は「不正は分からなかった」と釈明するが、異常な額を認めていた市の甘いチェック態勢に批判も強まっている。
2人はともに身体障害者として認定され、生活保護を受けていたが、生活保護受給者は自家用車の所有が認められていないため、通院が必要な場合、自治体が審査した上で実際に掛かった交通費が支給される仕組みになっている。
両容疑者は、札幌市の介護タクシー会社役員板倉信博容疑者(57)らと共謀し10月26日からの1週間に6回、自宅から約100キロ離れた札幌市の病院に通院したとの偽書類を作成、1往復当たり25万円、計150万円をだまし取った疑いで道警に逮捕された。
昨年度、滝川市が交通費を支給したのは60人。その中でも両容疑者の高額さは突出していたという。両容疑者は自宅のほかに、札幌市中央区内で温泉付きの高級マンションを賃借。さらに高級車を乗り回し、高級レストランでの飲食も繰り返していた。
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