国際社会の第一線で活躍する日本人に、グローバル時代に最も必要な資質は何かと尋ねると、必ず挙げられるのが「日本についての深い知識と、それを外国人に的確に伝える能力」です。これは、彼ら自身がその重要性を痛感しているからにほかなりません。
確かに、今の若者は日本のことをあまりにも知らない。いや、政の腐敗、官の不正、企業の不祥事、教育の荒廃と、暗いニュースばかりが目につく中、一億総悲観主義に陥っているこの日本について、何かを知る意味などないと考えているのかもしれません。
でもそれは、大きな誤解。日本には胸を張って誇れるものがたくさんあるのです。