倫理研究所は文部科学省生涯学習政策局所管の社会教育団体(公益法人)です。
「純粋倫理」の〈研究〉〈教育〉〈出版〉〈普及〉の諸活動を行なっている他、文化活動や環境美化活動にも力を入れています。構成員は、活動の趣旨に賛同する全国各地の個人及び法人の会員です。
創立は昭和20年9月3日。敗戦後の国情の混乱により、道義が退廃した国の姿を憂えて、創立者・丸山敏雄が倫理運動を創始した日です。昭和21年に「新世文化研究所」を設立(翌年「新世会」と改称)。昭和23年に社団法人の許可を受け、昭和26年「社団法人倫理研究所」と改称しました。
現在では日本全国はもちろん、アメリカ、ブラジル、中国、台湾、アフリカ等にも倫理運動の輪が広がっています。
21世紀が到来し、自然環境、科学技術等あらゆる分野で大変動の時代を迎えています。しかし、衣食住をベースにした生活や人間関係の基本はいつの時代も変わりません。
物質世界には物理という法則があり、肉体には生理という法則があるように、人間生活にも倫理という法則があります。人が生きる上において、人と人、人と物、人と自然との関わりにおける不変の法則が存在しているのです。
倫理研究所はその生活法則を「純粋倫理」と呼び、学問的に掘り下げつつ、日常生活での実践を奨励し、日本のみならず世界に普及する活動を展開してきました。さらに、地球環境の破壊が懸念されるにいたって、2代目理事長・故 丸山竹秋は「純粋倫理」に根ざした「地球倫理」を提唱、倫理研究所はその研究と推進に全力を注いでいます。 |