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山形で女子生徒自殺 遺書公開も校長は「根拠見えぬ」

11月25日 10時35分

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 山形県高畠町の県立高畠高校で昨年11月に当時2年の女子生徒が自殺した問題で生徒の父が遺書を公開したが、山田陽介校長は「遺書は根拠の見えないもの」とコメントを出したことが話題となっている。

 これまでいじめ問題が発覚した時に学校側のコメントはいじめの存在を否定するものばかりで、世論の怒りをさらに増加させている。ほとんどの場合、後になっていじめの存在が発覚するのに、一貫していじめを否定するのは何故なのか? 現役の公立高校の教諭がその理由を以下のように語った。

「多分、校長には何も情報が上がっていなかったのだと思います。実務を取り仕切っている教頭が情報を上げなければ校長は何の対応策も取ることができないですからね。教頭の危機管理能力が絶望的に低かったのでしょう」。

 しかし、すでに問題発覚から約1年も過ぎている。この場合、教頭の危機管理能力がないに等しいことはすでに分かっているはずだから、校長が陣頭指揮をとり問題解決をはかるべきではないのか?

「多分、やっても無駄でしょうね。未然に防げるはずの当時でさえ現場から情報が上がって来ないのであれば大きな責任を負わされる今、情報を隠蔽することはあっても上げることはしないでしょう。

 でも、このコメントを読む限りだと、この校長自身が事件をうやむやにしてしまいたいのではないかという気もします。同じ教師として情けない」。

 また、いじめを認めると裁判沙汰となる可能性がある。そうなると教育委員会から目をつけられ、異動やクビになることを恐れる校長、教頭、教師もいるため、なかなか認めないのだ。

 人を死に追いやるほどの行為はすでに犯罪と言っても過言ではないだろう。ここまで腐敗しているのであればいっそ捜査機関に一切を再調査させでもしない限り、本当のことは分からないのかも知れない。

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