十勝岳連峰の雪崩、長さ460m 「付近では最大級」2007年11月25日21時49分 北海道上富良野町の十勝岳連峰・上ホロカメットク山(標高1920メートル)で4人が死亡した雪崩事故で、当初幅約20メートル、長さ約50メートルとされた雪崩は、実際は幅約70メートル、長さ約460メートルにわたる規模だったことがわかった。研究者や山岳ガイドらでつくる日本雪氷学会北海道支部のチームが25日、現場で規模や雪の状態を調べた。調査チームは「この付近で起きた雪崩としては最大級ではないか」としている。
チームの分析によると雪崩は、標高約1620メートルの尾根付近で幅約70メートルにわたって雪面が破断したのを起点に始まり、約40度の急斜面を約300メートル流れ落ちた。犠牲者が出た標高約1430メートルの沢地まで崩れたのち、さらに沢沿いに約160メートル下った。標高差は約190メートルという。 また、破断面や雪崩が起きた斜面に山の地肌が見えないため、積もった雪の上部だけが崩れ落ちる表層雪崩と断定した。 自然発生なのか、人為的に誘発されたのかは「判断できない」とした。
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