2007年08月21日
（ ＾ω＾）は登校拒否のようです 第七話
※閲覧注意
6 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日：2007/08/19(日) 00:24:22.94 ID:cJaLn0Yf0
ああ、部屋のどこかに消えた(ヽ；ω；)
取り合えず投下します
(ヽ；ω：)「ううう！」
J( ＃｀△´)し「あんた、いいからちょっとこっちに来なさい」
ﾌﾞｰﾝは怖かった。
これまでずっと黙っていた事をついに言わなければならない。
ただもし言えば今後一体どうなるのだろう。
これまで吹いていた逆風が更に酷くなるのではなかろうか。
8 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日：2007/08/19(日) 00:27:31.84 ID:cJaLn0Yf0
J( ＃｀△´)し「そうやって玄関で俯いてたら何もわからないでしょうが！ほら！早くこっちに来なさい！」
(ヽ；ω；)「ああ！うるさい！今まではプレッシャーばっかりかけて自分の事ばっかり！」
J( ＃｀△´)し「でも、あんた昨日何かされたんでしょうが！！ちゃんと聞くから！早く来い！」
(ヽ；ω；)「ああ、ああ！そうだお！そうだお！ﾌﾞｰﾝは学校でバカにされてるんだお！いじめられてる根暗男だお！」
J( ＃｀△´)し「だから、何でそうされているのか言いなさい！ちんぽっぽちゃんがどうしたの！」
(ヽ；ω；)「クソババァ！お前がプレッシャーかけるからだお！言わなくていい事も言ったお！
でしゃばって学校にも言ったお！勝手にクラスメイトも呼んだお！それが全部だと言いたいんだお！」
11 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日：2007/08/19(日) 00:33:04.69 ID:cJaLn0Yf0
J( ＃｀△´)し「あんた！少し落ち着きなさい！」
(ヽ；ω；)「ほっておけばいいのにいちいちバカみたいにしやがって！第一お前が話せない雰囲気を作ってたんだろうが！」
ﾌﾞｰﾝはこれまでの事を考えるとなぜか腹が立った。
以前は楽しく学校生活を送っていたのに、いきなりクラスで孤立した。
それを上塗りする様な事もしてしまった。
母ちゃんがした事も全てとは言わないが裏目に出る事もあった。
もっと言えばﾌﾞｰﾝ自身、何でもっと早く正直に誰かに話せなかったんだろう。
(ヽ；ω；)「今頃言ってももう遅いんだお！クソったれが！
ああ！ああ！結局は自分のせいかお！もう人生も終わったお！！」
14 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日：2007/08/19(日) 00:36:05.08 ID:cJaLn0Yf0
ﾌﾞｰﾝは玄関の靴を蹴りまくり、鞄を振り回した。
靴箱を殴ったせいでまた穴が空いた。
ガス！！
ガシャガシャン！！
立てかけてあった写真は割れ、ﾌﾞｰﾝも鞄を振り回したせいで廊下に転んでしまった。
ドガン！
(ヽ；ω；)「うわぁあああん！！あああ！もう！もう今頃もう遅いおー！！くそったれがぁ！」
ﾌﾞｰﾝは自分を襲ってくる絶望感が耐えられなかった。
転んでも床を叩き、自分を殴り、立ち上がってはまた泣いた。
J（ ＃｀_´)し（・・・）
これだけ暴れてるﾌﾞｰﾝだったが今日は母ちゃんは止めようとはしない。
(ヽ；ω：)「もう！どうするお、どうするおー！ﾌﾞｰﾝも死ぬお！うわぁぁん」
17 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日：2007/08/19(日) 00:37:46.42 ID:cJaLn0Yf0
ひとしきり暴れた後、ﾌﾞｰﾝは少し落ち着いた。
(ヽ；ω；)「ううう、ヒック、ヒック、ううう」
J( ｀△´)し「・・・ﾌﾞｰﾝ・・・少しは落ち着いた？」
(ヽ；ω；)「うううう、もう・・・終わりお・・・ううう」
母ちゃんはﾌﾞｰﾝが落ち着くのを見ると台所に行った。
怪訝そうに見ていたﾌﾞｰﾝだったが、すぐに答えはでた。
J( ＃｀△´)し「ほら、ミルクティーをいれてきたわ。これを飲んで少し落ち着こう！暴れても意味はないでしょう？」
20 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日：2007/08/19(日) 00:45:19.44 ID:cJaLn0Yf0
ﾌﾞｰﾝは嬉しかった。まさかまた怒られるだろうと思っていた母ちゃんがわざわざお茶を持ってくるとは。
もちろん母ちゃんも「またか」とは思った。
ただこれまでわからなかったﾌﾞｰﾝの心の奥底を今少しだけ垣間見て
初めてﾌﾞｰﾝを少しだけ客観的に見る事が出来たのだった。
(ヽ；ω；)「ううう、（母ちゃん・・・）うわーん！」
J( ＃｀△´)し「ほら！良いから早く飲みなさい！」
(ヽ；ω：)「ううう」
J( ＃｀△´)し（ハァ・・・もう本当どう接してもﾌﾞｰﾝは難しいわね・・・自分の子どもながら（笑）
23 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日：2007/08/19(日) 00:49:48.73 ID:cJaLn0Yf0
(ヽ；ω；)（ズズズ・・・うううまい・・・ヒック）
少し躊躇したが、今後もこんな事が続くよりはマシだ。
そう思ったﾌﾞｰﾝはこれまでの事を包み隠さず話した。
ちんぽっぽやニダーやＤＱＮの事。そしてクラス全体で冷たく接されていた事。
それにトイレでの一件が心理的にきつすぎた事。
更に休み時間に一人で廊下を歩いて孤立していると見られるのを避けていた事や便所飯の事も話しした。
(ヽ´ω`) 「という事があったんだお。」
J( ＃｀△´)し「・・・」
母ちゃんはショックだった。
一年前まであれだけ明るく元気に学校に行っていたﾌﾞｰﾝにこんな事があったとは。
自分がしてきた事に間違いはなかったとは思いたい。でもそれがどういう結果になるかはわからない。
26 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日：2007/08/19(日) 00:54:52.76 ID:cJaLn0Yf0
J( ＃｀△´)し「わかったわ。ﾌﾞｰﾝ・・・でも何でもっと早く事が起こってすぐに言わなかったの？」
(ヽ´ω`) 「言ったら母ちゃんが先生に言って・・・そして先生がどうするかわからないお・・・」
J( ＃｀△´)し「そういう事はないから！確かに母ちゃんが勝手に学校に行ってついつい泣いてしまったのは謝るけど。
それに先生は本当にﾌﾞｰﾝの気持ちを第一にして一生懸命頑張って下さっているのよ！」
(ヽ´ω`) 「そんなの！いつどうなるかわからないお！」
J( ＃｀△´)し「・・・う〜ん・・・まぁ今日はﾌﾞｰﾝ。あんたはもう家で寝ときなさい。
母ちゃんもいつまでも会社に迷惑もかけられないから仕事にいかないと行けないわ。帰ってきたらまた話をしましょう」
(ヽ´ω`) 「・・・はぁ・・・でも何か胸のつかえが少しだけ取れたお・・・」
J( ＃｀△´)し「それならよかったわ。それより母ちゃんは早く仕事に行かなきゃ！」
29 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日：2007/08/19(日) 00:58:29.36 ID:cJaLn0Yf0
J( ＃｀△´)し「じゃあ行ってくるからね！」
(ヽ´ω`) 「ううう、わかったお・・・それと・・・」
J( ＃｀△´)し「ん？」
(ヽ´ω`) 「・・・」
J( ＃｀△´)し「何！早くしなさい！話は後で聞くっていたでしょう！」
(ヽ´ω`) 「・・・何でもないお。ごめんお」
J( ＃｀△´)し「じゃあね！」
ﾌﾞｰﾝは母ちゃんに一言「ごめんね」と言いたかった。
でもなぜかそれが口に出なかったのだった。
(ヽ´ω`) （くそ・・・やっぱり言えばよかった・・・）
31 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日：2007/08/19(日) 01:03:14.08 ID:cJaLn0Yf0
(ヽ´ω`) 「・・・」
その後、九時過ぎに電話がなった。ﾌﾞｰﾝはそれが学校からだろうとすぐに悟った。
しかしながら今日はもう誰とも話しをする気にならなかった。
(ヽ´ω`) （今日は少しｶﾞﾁで具合悪いから寝るお・・・ゲームは流石にやめとくお・・・）
その夜、家で一日休んだﾌﾞｰﾝは母ちゃんとゆっくり話しをした。
時に腹が立ち喧嘩腰になる事もなかったわけではない。
ただお互いにこれまでの事を話す事で今後ﾌﾞｰﾝはどうしていくべきか
そして、母ちゃんもﾌﾞｰﾝとどう戦っていくべきかを考えるきっかけになったのだった。
33 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日：2007/08/19(日) 01:04:57.50 ID:cJaLn0Yf0
J( '-`)し（確かに私がこれまでﾌﾞｰﾝにしてきた事は少しだけ荷が重かったかもしれないわ。
それに何が登校拒否の原因になるのかもわからない。
今後ﾌﾞｰﾝは学校に復帰できるのかしら・・・それに進学はどうするべきか・・・」
ﾌﾞｰﾝもﾌﾞｰﾝで悩んだ。
(ヽ´ω`) （くはぁ・・・激鬱お・・・学校には行かないといけない。でもどうしても行き辛い。
それに明日から母ちゃんと先生はどうするんだお？）
話し合いは夜遅くまで続いたのだった。
34 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日：2007/08/19(日) 01:09:29.01 ID:cJaLn0Yf0
翌朝母ちゃんは先生に電話を入れた。
J( '-`)し「あ？もしもし、内藤の母です。いつもお世話になっております。モナー先生は今いらっしゃいますでしょうか？」
（ ´∀｀）「ああ！はいはい。電話変わりました！モナ―です。いかがされましたモナ？内藤君は元気ですかモナ？」
J( '-`)し「ええ、おかげさまで元気です。ただ実は昨日ﾌﾞｰﾝと話をしまして・・・
これまで学校に来れなかった理由をﾌﾞｰﾝが話したんですよ・・・」
（ ´∀｀）「何？本当ですかモナ？」
J( '-`)し「はい。実は簡単に申しますと・・・」
（；´∀｀）「なる・・・ほど・・・」
J( '-`)し「はい。先生にはよくして頂いておりますし本当感謝致します。
ですが実際のところ今後どうすれば良いかわからないのです」
（；´∀｀）「僕も聞いてびっくりしましたモナ！いやいや、ですが本当に申し訳ございません！まさかちんぽっぽまでも」
38 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日：2007/08/19(日) 01:16:22.64 ID:cJaLn0Yf0
J( '-`)し「ええ、そうなんです」
（；´∀｀）「それでは内藤君も？」
J( '-`)し「ええ、ストレスで寝込んでいます」
（；´∀｀）「そうですかモナ。それでしたら・・・今日とかお時間ありますでしょうか！？
これから実は授業でして・・・もしよければ学校が終わってからでも一度ご自宅にお伺いさせて頂けませんでしょうか？」
J( '-`)し「わかりました・・・わざわざ申し訳ありません」
(ヽ´ω`) 「母ちゃんも先生も変な事するなお・・・」
39 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日：2007/08/19(日) 01:20:41.41 ID:cJaLn0Yf0
その日の夜、内藤家には モナー先生が来た。
（；´∀｀）「おじゃましますモナ」
J( ；'-`)し「ああ、先生、お忙しい中本当にすみませんでした」
（ ´∀｀）「いえいえ！ちょっと迷いましたが、すぐにわかりました。ところで内藤君は？」
J( '-`)し「あれ？ﾌﾞｰﾝ？どこにいるの？出てきなさい？」
ﾌﾞｰﾝは先生に会いたくなかった。
正直また母ちゃんみたいに尋問されるかもしれない。
それにまた同じ質問を先生にもされるだろう。
ただ一番は先生に合うのが少し照れくさかったからだった。
(ヽ´ω`) （先生、ﾌﾞｰﾝが学校に行かない理由を知って引いてたりしないかお・・・あわわ）
41 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日：2007/08/19(日) 01:24:40.93 ID:cJaLn0Yf0
ｶﾞﾗｶﾞﾗ！
J( '-`)し「ほら！ﾌﾞｰﾝ！先生がいらっしゃったのよ！ほら！来て！」
（＃｀ω´）「ああ、いきたくないお！いや・・・だからちょっと！服を・・・引っ張る・・・な・・・お！」
J( '-`)し（はぁ・・・）
J( '-`)し「先生すみません！すぐに出てきますわ（汗）」
（；´∀｀）「いえ、いえ！いいんですモナ」
先生は母ちゃんと別室で話をしているようだった。
たまに笑い声も聞こえる。
(ヽ´ω`) （ん？何を話してるんだお？つか早く帰れお・・・！）
ﾌﾞｰﾝは一人部屋で影を潜めていた。
歩くのも慎重に、音一つ出さない位まで配慮していた。
43 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日：2007/08/19(日) 01:29:35.87 ID:cJaLn0Yf0
しかしながらずっとここにいても帰る気配がない。
たまに母ちゃんが「ﾌﾞｰﾝ？」と呼ぶ声は聞こえるが・・・
(ヽ´ω`) 「クソ・・・もう行くか・・・」
突然ﾌﾞｰﾝは部屋から出てきた。
（ ´∀｀）「それでですね（笑）って・・・おお内藤！」
J( '-`)し「ん？・・・あんたは先生を待たせて」
(ヽ´ω`) 「よ！よう！お」
いつも学校でしか見ない先生が自宅にいるのは何か不思議な感じだった。
（ ´∀｀）「お前、元気してたモナか？」
J( '-`)し「ほら！あんたも座りなさい！お茶はいる？」
(ヽ´ω`) （母ちゃん少し黙れお！何か格好悪いお）
44 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日：2007/08/19(日) 01:36:00.50 ID:cJaLn0Yf0
（ ´∀｀）「いやー、でも内藤！この前は良く来たモナ。
さっきも話してたんだが、良く色々あったのに学校来たモナよ」
(ヽ´ω`) 「はっはぁ・・・？」
（；´∀｀）「まぁ・・・先生も気づかなくてごめんモナ。力不足だったモナよ」
J( 'ｰ`)し「いえいえ先生には本当に良くして頂きましたわ！一番悪いのは、何も話さなかったﾌﾞｰﾝなんですよ」
(ヽ´ω`) （母ちゃんはもうこれ以上しゃべんなお・・・）
（ ´∀｀）「ところでだ、内藤。クラスの件だが、このままじゃやはりきついか？」
(ヽ´ω`) 「きつい・・・そりゃきついお！ちんぽっぽちゃんとか先生が言ってたのと全然違うお」
（ ´∀｀）「う〜ん・・・」
45 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日：2007/08/19(日) 01:36:41.46 ID:cJaLn0Yf0
（ ´∀｀）「いやー、でも内藤！この前は良く来たモナ。
さっきも話してたんだが、良く色々あったのに学校来たモナよ」
(ヽ´ω`) 「はっはぁ・・・？」
（；´∀｀）「まぁ・・・先生も気づかなくてごめんモナ。力不足だったモナよ」
J( 'ｰ`)し「いえいえ先生には本当に良くして頂きましたわ！一番悪いのは、何も話さなかったﾌﾞｰﾝなんですよ」
(ヽ´ω`) （母ちゃんはもうこれ以上しゃべんなお・・・）
（ ´∀｀）「ところでだ、内藤。クラスの件だが、このままじゃやはりきついか？」
(ヽ´ω`) 「きつい・・・そりゃきついお！ちんぽっぽちゃんとか先生が言ってたのと全然違うお」
（ ´∀｀）「う〜ん・・・」
48 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日：2007/08/19(日) 01:42:23.53 ID:cJaLn0Yf0
今後どう対応していくべきか・・・
モナー先生は悩んだ。
あまりにもひどくちんぽっぽ達をとがめるとﾌﾞｰﾝがますます学校に来れなくなる。
かと言ってこのままでもまずい。
（ ´∀｀）「取り合えずだ。話はわかった。少しみんなと話をしてみるモナ」
(ヽ´ω`) 「でもあんまり言われると正直困るからあんまり言わなくていいお」
（ ´∀｀）「大丈夫大丈夫！先生はお前の気持ちをわかっているから！」
J( 'ｰ`)し「本当に大丈夫でしょうか・・・」
（ ´∀｀）「取り合えずやれるだけの事はしてみます。それにまだまだ手は沢山ありますから！任せて下さい！」
しかしながら実際のところモナー先生に沢山手段があるかと言えばそうではない。
しかしながらこの二人を不安にさせては共倒れになる。
俺がしっかりした態度を取っておかねばならない！
今はやれる事を着実にしなければ・・・
そう思った
49 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日：2007/08/19(日) 01:46:16.30 ID:cJaLn0Yf0
その後またﾌﾞｰﾝは先生と話をし、遅くに先生は帰っていった。
（；´∀｀）「遅くまで申し訳ありませんでしたモナ！」
J( 'ｰ`)し「先生もお気をつけて帰って下さい」
（ ´∀｀）「じゃあな！内藤！今度は学校で会える様にしようモナ！」
(ヽ´ω`) 「ああ・・・はい・・・」
翌朝、モナー先生はどうしようか悩んだが
他の先生にも相談した結果、やはり数人は指導する事にした。
（ ´∀｀）「このままではやっぱりいかんモナ」
55 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日：2007/08/19(日) 01:52:32.47 ID:cJaLn0Yf0
（ ´∀｀）「おい！ちんぽっぽ。お前放課後ちょっと会議室に来いモナ」
(*‘ω‘ *) 「ん？ちんぽっぽ？」
どの様に言ってみるか・・・
モナーは悩んだ。
ベテランの先生は「やはりちゃんと言った方がいいですよ！」という。
しかしながらモナーはあまり乗り気ではない。
（；´∀｀）（う〜ん・・・あまり内藤の困る様な状況はいかんしな・・・）
(*ﾟーﾟ) 「先生？大丈夫ですか？はい、お茶おいておきますね」
（；´∀｀）「ああ、これはどうも！実は内藤の事で少しね・・・」
(*ﾟーﾟ)「先生も頑張って下さい。内藤君も頑張ってるんだし！」
さて時間だ。いくか・・・
モナー先生は会議室の鍵を手に取った
ああ、部屋のどこかに消えた(ヽ；ω；)
取り合えず投下します
(ヽ；ω：)「ううう！」
J( ＃｀△´)し「あんた、いいからちょっとこっちに来なさい」
ﾌﾞｰﾝは怖かった。
これまでずっと黙っていた事をついに言わなければならない。
ただもし言えば今後一体どうなるのだろう。
これまで吹いていた逆風が更に酷くなるのではなかろうか。
8 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日：2007/08/19(日) 00:27:31.84 ID:cJaLn0Yf0
J( ＃｀△´)し「そうやって玄関で俯いてたら何もわからないでしょうが！ほら！早くこっちに来なさい！」
(ヽ；ω；)「ああ！うるさい！今まではプレッシャーばっかりかけて自分の事ばっかり！」
J( ＃｀△´)し「でも、あんた昨日何かされたんでしょうが！！ちゃんと聞くから！早く来い！」
(ヽ；ω；)「ああ、ああ！そうだお！そうだお！ﾌﾞｰﾝは学校でバカにされてるんだお！いじめられてる根暗男だお！」
J( ＃｀△´)し「だから、何でそうされているのか言いなさい！ちんぽっぽちゃんがどうしたの！」
(ヽ；ω；)「クソババァ！お前がプレッシャーかけるからだお！言わなくていい事も言ったお！
でしゃばって学校にも言ったお！勝手にクラスメイトも呼んだお！それが全部だと言いたいんだお！」
11 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日：2007/08/19(日) 00:33:04.69 ID:cJaLn0Yf0
J( ＃｀△´)し「あんた！少し落ち着きなさい！」
(ヽ；ω；)「ほっておけばいいのにいちいちバカみたいにしやがって！第一お前が話せない雰囲気を作ってたんだろうが！」
ﾌﾞｰﾝはこれまでの事を考えるとなぜか腹が立った。
以前は楽しく学校生活を送っていたのに、いきなりクラスで孤立した。
それを上塗りする様な事もしてしまった。
母ちゃんがした事も全てとは言わないが裏目に出る事もあった。
もっと言えばﾌﾞｰﾝ自身、何でもっと早く正直に誰かに話せなかったんだろう。
(ヽ；ω；)「今頃言ってももう遅いんだお！クソったれが！
ああ！ああ！結局は自分のせいかお！もう人生も終わったお！！」
14 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日：2007/08/19(日) 00:36:05.08 ID:cJaLn0Yf0
ﾌﾞｰﾝは玄関の靴を蹴りまくり、鞄を振り回した。
靴箱を殴ったせいでまた穴が空いた。
ガス！！
ガシャガシャン！！
立てかけてあった写真は割れ、ﾌﾞｰﾝも鞄を振り回したせいで廊下に転んでしまった。
ドガン！
(ヽ；ω；)「うわぁあああん！！あああ！もう！もう今頃もう遅いおー！！くそったれがぁ！」
ﾌﾞｰﾝは自分を襲ってくる絶望感が耐えられなかった。
転んでも床を叩き、自分を殴り、立ち上がってはまた泣いた。
J（ ＃｀_´)し（・・・）
これだけ暴れてるﾌﾞｰﾝだったが今日は母ちゃんは止めようとはしない。
(ヽ；ω：)「もう！どうするお、どうするおー！ﾌﾞｰﾝも死ぬお！うわぁぁん」
17 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日：2007/08/19(日) 00:37:46.42 ID:cJaLn0Yf0
ひとしきり暴れた後、ﾌﾞｰﾝは少し落ち着いた。
(ヽ；ω；)「ううう、ヒック、ヒック、ううう」
J( ｀△´)し「・・・ﾌﾞｰﾝ・・・少しは落ち着いた？」
(ヽ；ω；)「うううう、もう・・・終わりお・・・ううう」
母ちゃんはﾌﾞｰﾝが落ち着くのを見ると台所に行った。
怪訝そうに見ていたﾌﾞｰﾝだったが、すぐに答えはでた。
J( ＃｀△´)し「ほら、ミルクティーをいれてきたわ。これを飲んで少し落ち着こう！暴れても意味はないでしょう？」
20 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日：2007/08/19(日) 00:45:19.44 ID:cJaLn0Yf0
ﾌﾞｰﾝは嬉しかった。まさかまた怒られるだろうと思っていた母ちゃんがわざわざお茶を持ってくるとは。
もちろん母ちゃんも「またか」とは思った。
ただこれまでわからなかったﾌﾞｰﾝの心の奥底を今少しだけ垣間見て
初めてﾌﾞｰﾝを少しだけ客観的に見る事が出来たのだった。
(ヽ；ω；)「ううう、（母ちゃん・・・）うわーん！」
J( ＃｀△´)し「ほら！良いから早く飲みなさい！」
(ヽ；ω：)「ううう」
J( ＃｀△´)し（ハァ・・・もう本当どう接してもﾌﾞｰﾝは難しいわね・・・自分の子どもながら（笑）
23 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日：2007/08/19(日) 00:49:48.73 ID:cJaLn0Yf0
(ヽ；ω；)（ズズズ・・・うううまい・・・ヒック）
少し躊躇したが、今後もこんな事が続くよりはマシだ。
そう思ったﾌﾞｰﾝはこれまでの事を包み隠さず話した。
ちんぽっぽやニダーやＤＱＮの事。そしてクラス全体で冷たく接されていた事。
それにトイレでの一件が心理的にきつすぎた事。
更に休み時間に一人で廊下を歩いて孤立していると見られるのを避けていた事や便所飯の事も話しした。
(ヽ´ω`) 「という事があったんだお。」
J( ＃｀△´)し「・・・」
母ちゃんはショックだった。
一年前まであれだけ明るく元気に学校に行っていたﾌﾞｰﾝにこんな事があったとは。
自分がしてきた事に間違いはなかったとは思いたい。でもそれがどういう結果になるかはわからない。
26 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日：2007/08/19(日) 00:54:52.76 ID:cJaLn0Yf0
J( ＃｀△´)し「わかったわ。ﾌﾞｰﾝ・・・でも何でもっと早く事が起こってすぐに言わなかったの？」
(ヽ´ω`) 「言ったら母ちゃんが先生に言って・・・そして先生がどうするかわからないお・・・」
J( ＃｀△´)し「そういう事はないから！確かに母ちゃんが勝手に学校に行ってついつい泣いてしまったのは謝るけど。
それに先生は本当にﾌﾞｰﾝの気持ちを第一にして一生懸命頑張って下さっているのよ！」
(ヽ´ω`) 「そんなの！いつどうなるかわからないお！」
J( ＃｀△´)し「・・・う〜ん・・・まぁ今日はﾌﾞｰﾝ。あんたはもう家で寝ときなさい。
母ちゃんもいつまでも会社に迷惑もかけられないから仕事にいかないと行けないわ。帰ってきたらまた話をしましょう」
(ヽ´ω`) 「・・・はぁ・・・でも何か胸のつかえが少しだけ取れたお・・・」
J( ＃｀△´)し「それならよかったわ。それより母ちゃんは早く仕事に行かなきゃ！」
29 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日：2007/08/19(日) 00:58:29.36 ID:cJaLn0Yf0
J( ＃｀△´)し「じゃあ行ってくるからね！」
(ヽ´ω`) 「ううう、わかったお・・・それと・・・」
J( ＃｀△´)し「ん？」
(ヽ´ω`) 「・・・」
J( ＃｀△´)し「何！早くしなさい！話は後で聞くっていたでしょう！」
(ヽ´ω`) 「・・・何でもないお。ごめんお」
J( ＃｀△´)し「じゃあね！」
ﾌﾞｰﾝは母ちゃんに一言「ごめんね」と言いたかった。
でもなぜかそれが口に出なかったのだった。
(ヽ´ω`) （くそ・・・やっぱり言えばよかった・・・）
31 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日：2007/08/19(日) 01:03:14.08 ID:cJaLn0Yf0
(ヽ´ω`) 「・・・」
その後、九時過ぎに電話がなった。ﾌﾞｰﾝはそれが学校からだろうとすぐに悟った。
しかしながら今日はもう誰とも話しをする気にならなかった。
(ヽ´ω`) （今日は少しｶﾞﾁで具合悪いから寝るお・・・ゲームは流石にやめとくお・・・）
その夜、家で一日休んだﾌﾞｰﾝは母ちゃんとゆっくり話しをした。
時に腹が立ち喧嘩腰になる事もなかったわけではない。
ただお互いにこれまでの事を話す事で今後ﾌﾞｰﾝはどうしていくべきか
そして、母ちゃんもﾌﾞｰﾝとどう戦っていくべきかを考えるきっかけになったのだった。
33 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日：2007/08/19(日) 01:04:57.50 ID:cJaLn0Yf0
J( '-`)し（確かに私がこれまでﾌﾞｰﾝにしてきた事は少しだけ荷が重かったかもしれないわ。
それに何が登校拒否の原因になるのかもわからない。
今後ﾌﾞｰﾝは学校に復帰できるのかしら・・・それに進学はどうするべきか・・・」
ﾌﾞｰﾝもﾌﾞｰﾝで悩んだ。
(ヽ´ω`) （くはぁ・・・激鬱お・・・学校には行かないといけない。でもどうしても行き辛い。
それに明日から母ちゃんと先生はどうするんだお？）
話し合いは夜遅くまで続いたのだった。
34 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日：2007/08/19(日) 01:09:29.01 ID:cJaLn0Yf0
翌朝母ちゃんは先生に電話を入れた。
J( '-`)し「あ？もしもし、内藤の母です。いつもお世話になっております。モナー先生は今いらっしゃいますでしょうか？」
（ ´∀｀）「ああ！はいはい。電話変わりました！モナ―です。いかがされましたモナ？内藤君は元気ですかモナ？」
J( '-`)し「ええ、おかげさまで元気です。ただ実は昨日ﾌﾞｰﾝと話をしまして・・・
これまで学校に来れなかった理由をﾌﾞｰﾝが話したんですよ・・・」
（ ´∀｀）「何？本当ですかモナ？」
J( '-`)し「はい。実は簡単に申しますと・・・」
（；´∀｀）「なる・・・ほど・・・」
J( '-`)し「はい。先生にはよくして頂いておりますし本当感謝致します。
ですが実際のところ今後どうすれば良いかわからないのです」
（；´∀｀）「僕も聞いてびっくりしましたモナ！いやいや、ですが本当に申し訳ございません！まさかちんぽっぽまでも」
38 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日：2007/08/19(日) 01:16:22.64 ID:cJaLn0Yf0
J( '-`)し「ええ、そうなんです」
（；´∀｀）「それでは内藤君も？」
J( '-`)し「ええ、ストレスで寝込んでいます」
（；´∀｀）「そうですかモナ。それでしたら・・・今日とかお時間ありますでしょうか！？
これから実は授業でして・・・もしよければ学校が終わってからでも一度ご自宅にお伺いさせて頂けませんでしょうか？」
J( '-`)し「わかりました・・・わざわざ申し訳ありません」
(ヽ´ω`) 「母ちゃんも先生も変な事するなお・・・」
39 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日：2007/08/19(日) 01:20:41.41 ID:cJaLn0Yf0
その日の夜、内藤家には モナー先生が来た。
（；´∀｀）「おじゃましますモナ」
J( ；'-`)し「ああ、先生、お忙しい中本当にすみませんでした」
（ ´∀｀）「いえいえ！ちょっと迷いましたが、すぐにわかりました。ところで内藤君は？」
J( '-`)し「あれ？ﾌﾞｰﾝ？どこにいるの？出てきなさい？」
ﾌﾞｰﾝは先生に会いたくなかった。
正直また母ちゃんみたいに尋問されるかもしれない。
それにまた同じ質問を先生にもされるだろう。
ただ一番は先生に合うのが少し照れくさかったからだった。
(ヽ´ω`) （先生、ﾌﾞｰﾝが学校に行かない理由を知って引いてたりしないかお・・・あわわ）
41 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日：2007/08/19(日) 01:24:40.93 ID:cJaLn0Yf0
ｶﾞﾗｶﾞﾗ！
J( '-`)し「ほら！ﾌﾞｰﾝ！先生がいらっしゃったのよ！ほら！来て！」
（＃｀ω´）「ああ、いきたくないお！いや・・・だからちょっと！服を・・・引っ張る・・・な・・・お！」
J( '-`)し（はぁ・・・）
J( '-`)し「先生すみません！すぐに出てきますわ（汗）」
（；´∀｀）「いえ、いえ！いいんですモナ」
先生は母ちゃんと別室で話をしているようだった。
たまに笑い声も聞こえる。
(ヽ´ω`) （ん？何を話してるんだお？つか早く帰れお・・・！）
ﾌﾞｰﾝは一人部屋で影を潜めていた。
歩くのも慎重に、音一つ出さない位まで配慮していた。
43 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日：2007/08/19(日) 01:29:35.87 ID:cJaLn0Yf0
しかしながらずっとここにいても帰る気配がない。
たまに母ちゃんが「ﾌﾞｰﾝ？」と呼ぶ声は聞こえるが・・・
(ヽ´ω`) 「クソ・・・もう行くか・・・」
突然ﾌﾞｰﾝは部屋から出てきた。
（ ´∀｀）「それでですね（笑）って・・・おお内藤！」
J( '-`)し「ん？・・・あんたは先生を待たせて」
(ヽ´ω`) 「よ！よう！お」
いつも学校でしか見ない先生が自宅にいるのは何か不思議な感じだった。
（ ´∀｀）「お前、元気してたモナか？」
J( '-`)し「ほら！あんたも座りなさい！お茶はいる？」
(ヽ´ω`) （母ちゃん少し黙れお！何か格好悪いお）
44 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日：2007/08/19(日) 01:36:00.50 ID:cJaLn0Yf0
（ ´∀｀）「いやー、でも内藤！この前は良く来たモナ。
さっきも話してたんだが、良く色々あったのに学校来たモナよ」
(ヽ´ω`) 「はっはぁ・・・？」
（；´∀｀）「まぁ・・・先生も気づかなくてごめんモナ。力不足だったモナよ」
J( 'ｰ`)し「いえいえ先生には本当に良くして頂きましたわ！一番悪いのは、何も話さなかったﾌﾞｰﾝなんですよ」
(ヽ´ω`) （母ちゃんはもうこれ以上しゃべんなお・・・）
（ ´∀｀）「ところでだ、内藤。クラスの件だが、このままじゃやはりきついか？」
(ヽ´ω`) 「きつい・・・そりゃきついお！ちんぽっぽちゃんとか先生が言ってたのと全然違うお」
（ ´∀｀）「う〜ん・・・」
45 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日：2007/08/19(日) 01:36:41.46 ID:cJaLn0Yf0
（ ´∀｀）「いやー、でも内藤！この前は良く来たモナ。
さっきも話してたんだが、良く色々あったのに学校来たモナよ」
(ヽ´ω`) 「はっはぁ・・・？」
（；´∀｀）「まぁ・・・先生も気づかなくてごめんモナ。力不足だったモナよ」
J( 'ｰ`)し「いえいえ先生には本当に良くして頂きましたわ！一番悪いのは、何も話さなかったﾌﾞｰﾝなんですよ」
(ヽ´ω`) （母ちゃんはもうこれ以上しゃべんなお・・・）
（ ´∀｀）「ところでだ、内藤。クラスの件だが、このままじゃやはりきついか？」
(ヽ´ω`) 「きつい・・・そりゃきついお！ちんぽっぽちゃんとか先生が言ってたのと全然違うお」
（ ´∀｀）「う〜ん・・・」
48 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日：2007/08/19(日) 01:42:23.53 ID:cJaLn0Yf0
今後どう対応していくべきか・・・
モナー先生は悩んだ。
あまりにもひどくちんぽっぽ達をとがめるとﾌﾞｰﾝがますます学校に来れなくなる。
かと言ってこのままでもまずい。
（ ´∀｀）「取り合えずだ。話はわかった。少しみんなと話をしてみるモナ」
(ヽ´ω`) 「でもあんまり言われると正直困るからあんまり言わなくていいお」
（ ´∀｀）「大丈夫大丈夫！先生はお前の気持ちをわかっているから！」
J( 'ｰ`)し「本当に大丈夫でしょうか・・・」
（ ´∀｀）「取り合えずやれるだけの事はしてみます。それにまだまだ手は沢山ありますから！任せて下さい！」
しかしながら実際のところモナー先生に沢山手段があるかと言えばそうではない。
しかしながらこの二人を不安にさせては共倒れになる。
俺がしっかりした態度を取っておかねばならない！
今はやれる事を着実にしなければ・・・
そう思った
49 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日：2007/08/19(日) 01:46:16.30 ID:cJaLn0Yf0
その後またﾌﾞｰﾝは先生と話をし、遅くに先生は帰っていった。
（；´∀｀）「遅くまで申し訳ありませんでしたモナ！」
J( 'ｰ`)し「先生もお気をつけて帰って下さい」
（ ´∀｀）「じゃあな！内藤！今度は学校で会える様にしようモナ！」
(ヽ´ω`) 「ああ・・・はい・・・」
翌朝、モナー先生はどうしようか悩んだが
他の先生にも相談した結果、やはり数人は指導する事にした。
（ ´∀｀）「このままではやっぱりいかんモナ」
55 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日：2007/08/19(日) 01:52:32.47 ID:cJaLn0Yf0
（ ´∀｀）「おい！ちんぽっぽ。お前放課後ちょっと会議室に来いモナ」
(*‘ω‘ *) 「ん？ちんぽっぽ？」
どの様に言ってみるか・・・
モナーは悩んだ。
ベテランの先生は「やはりちゃんと言った方がいいですよ！」という。
しかしながらモナーはあまり乗り気ではない。
（；´∀｀）（う〜ん・・・あまり内藤の困る様な状況はいかんしな・・・）
(*ﾟーﾟ) 「先生？大丈夫ですか？はい、お茶おいておきますね」
（；´∀｀）「ああ、これはどうも！実は内藤の事で少しね・・・」
(*ﾟーﾟ)「先生も頑張って下さい。内藤君も頑張ってるんだし！」
さて時間だ。いくか・・・
モナー先生は会議室の鍵を手に取った