大阪放送局

2007年11月26日 12時23分更新

朝鮮総連大阪府本部競売再開へ

朝鮮総連・在日本朝鮮人総連合会の大阪府本部の土地や建物について、いったん中止されていた競売の手続きが再開されることになりました。
裁判所はあす、再開を公に知らせる方針で、入札が行われて第三者に売却されれば、朝鮮総連は明け渡しを迫られ、活動に大きな影響が出ると見られます。
大阪・東淀川区にある朝鮮総連大阪府本部の土地と建物は、朝銀大阪信用組合の経営破たんにより、整理回収機構が債権を引き継いでおととし競売を申し立て、手続きが始まりました。
しかし、土地と建物を所有する朝鮮総連の関連会社が、今年6月に自己破産して、破産管財人による任意の債務処理が行われることになり、手続きはいったん中止されていました。
これに対し整理回収機構は、任意での売却に同意せず、改めて競売を申し立てたため、大阪地方裁判所は競売の手続きを再開することを決め、あす公に知らせることにしています。
入札は、来月17日から1週間、最初の受け付けが行われ、裁判所は来年1月中には売却先を決める方針で、第三者に売却されれば朝鮮総連は明け渡しを迫られ、活動に大きな影響が出ると見られます。朝鮮総連は、東京都本部が競売によりすでに立ち退き、中央本部も競売に向けた裁判を起こされています。