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わが社の場合 横浜銀行

 <WORK LIFE>

 ◇女性のキャリア開発、就業継続支援

 横浜銀行は、女性が責任ある仕事にチャレンジし、仕事と生活の好バランスを実現できるようにするための「女性行員バリューアッププログラム」を05年1月に策定した。金融機関は保守的だとされるが、特に地方銀行では、女性の就業支援に対する取り組みが銀行によってばらついている。横浜銀行のプログラムは最も先進的な取り組みの一つとされている。

 プログラムは「キャリア開発」と「就業継続支援」の2本柱からなる。キャリア開発では、結婚後も旧姓を使い続けられるようにし、窓口業務などをスムーズに継続できるようにした。また、社会的に活躍している女性を講師に迎えて、定期的に女性職員向けの研修会を行っている。さらに、希望すれば、一般職でも管理職への道が開けるようにした。

 就業継続支援では、子供が小学校に入学するまで、1日2時間まで就業時間を短縮できる。また、結婚や出産で一度退職しても、一定基準を満たせば、積極的に再雇用している。

 今年1月からはプログラムに加えて、時間外勤務の「原則禁止時間帯」を設けたり、毎月第1~3水曜日は午後5時10分を終業時間とした。労働時間以外の時間を充実してもらうだけでなく、健康管理を支援する目的もある。人財バリューアップ推進部の鈴木貴司企画グループ長は「優秀な女性に活躍してもらうことで、銀行もよくなる。まさに『ウインウイン』の関係だ」と話す。

 今年9月には、11年3月までに、女性管理職の割合を現在の2・4%から5%までに引き上げる目標も立てている。【坂本昌信】

毎日新聞 2007年11月26日 東京朝刊

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