コンディション3
- 泡のきめ細かさが無くなる。
- 色が白く濁る。
- ホップの香りのレベルが半分以下になる。
- モルトの香りがくどくなる。
- ライビーズの匂いが強くなる。
- キャラメル香が現れる。
- 苦みが弱くなり、甘みが感じられる。
本日の講義はこれで終了しました。約1時間の休憩の後、試験がありました。試験は筆記テストと官能実技試験に分かれます。筆記テストは講義を十分に理解していれば何とか出来ます。官能実技試験は、すべて記述試験です。ビールを飲んでスタイルを当てる問題が5問。オフフレーバー入りのビールを飲んでオフフレーバーを当てる問題が5問。ビールを飲んで、スタイル的にどうか、を尋ねる問題が2題。すなわち、試験のビールを飲んで、スタイルと照らし合わせたときに、どの点が問題点かと指摘し、スタイルに合わせるためには、具体的にどうすればよいかを尋ねる問題でした。最後は同じビールの一ヶ月前に仕込んだビールと最近仕込んだビールを飲んで、どちらのビールが古いか、を選択しその理由を具体的に指摘する問題でした。スタイルを当てる問題は1問間違えましたが、オフフレーバーは全問正解でした。2週間後に結果が届き、何とかマスターエバリュエィターになることが出来ました。合格者名が送られてきましたので、それから考えるに、合格率は約40%ぐらいです。
仕事が忙しくなり、まとめる時間がとれなくて、講義録のUPが非常に遅れました。ノートのみを参考にしてまとめ、一部わからないことろは、George
Fix著「PRINCIPAL OF BREWING SCIENCE」を参考にしました。
今回のマスターエバリュエィター講習会は地ビール会社のブルーマスターのための講習会で実際、地ビール会社の人が多く参加していました。しかし、私のとっては自家醸造家のための講義そのものだったと感じます。私自身、自家醸造歴も長くなり、今年で10年目になろうとしています。この趣味だけは自分自身かたくなに守り続けたいと思います。最近になって、ようやく自分の好みのビールがわかりはじめてきました。自分の理想とするビールに少しでも近づけるように、これからも精進するつもりです。しかし、ビール造りはあくまでも趣味ですので、ほどほどにというところでしょうね。
こうぎを受けての感想ですが、口にしている「ビールの味わい」はいろいろな行程で影響を受けた結果なんだなぁと改めて感じました。材料が同じでも作り手の技量によっても大きく作用することを今回改めて再認識いたしました。ビール造りはサイアンス、プラス、アートということになります。私のhpを見てくださっている方は、ほとんどがhomebrewerと思います。よりおいしいビールへの挑戦と、みなさんも試行錯誤されているかと思います。このhpがそのようなフロンテァ精神豊かなhomebrewerの方々に一つの道しるべになれば、私もうれしい限りです。
それでは。