至好回路
Sikoukairo




プラス130000くらい


雑記

▼2007/11/25 (日)

『魔法少女プリティサミー』が語られない理由

まあ、確かに語る機会はあまりないですが、当時を知る人間に与えた影響は案外大きい作品だと思います。
人気があったのは事実で、自分は正直、本編の天地無用よりも好きでした。
現在あまり語られなくなっているのは、作品が作品だけに内輪でのファンの人気に限られてしまったというのが、あると思います、で当時を知るファンが既にリタイア気味なのかなぁという印象もあったり。

ただ、「魔法少女プリティサミー」という作品は、魔法少女モノとして、ぴえろ系の魔法少女モノからセーラームーンへの変身美少女バトルものへの変化を取り入れ、女玩モノだった魔法少女モノをオタク向けにカスタマイズしかつ、魔法少女モノのパロディとして終わることなく、友情というテーマを軸に魔法少女モノとしての王道をはずさなかった、という最初の作品であり、これは、稀有な例で、これと同じことを成し遂げる作品は、「リリカルなのは」の登場を待たなければならなかった、という意味でも非常に重要な作品でもあるわけです。

といった具合に、魔法少女モノを語るときには、常に言及されるべき作品ではあるので、機会さえあれば、語ることはできるのですが、そんな事を語るのは、魔法少女モノを好んでみる一部の好きモノだけだからなあ。

比較で言えば「リリカルなのは」もシリーズが完全に終了してしまえば、10年後には語られなくなる作品かもしれないんですよね。
現在でさえ、今年度DVDが売れた作品として上位に食い込むにもかかわらず、話題性という点であまり外に広がっているという印象がなく、熱心なファンにのみ支えられている作品ですから。
まあ「魔法少女プリティサミー」もそういう作品だったのではないかと。


B000BUN0M4魔法少女プリティサミー TV-BOX 1 純情ラブラブ篇
横山智佐 小桜エツ子 笠原留美
ジェネオン エンタテインメント 2005-12-22

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B000CFWQEG 魔法少女プリティサミー TV-BOX 2 驚愕マジカル篇
横山智佐 小桜エツ子 笠原留美
ジェネオン エンタテインメント 2006-01-25

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アニメコンテンツの品質と入手手段のねじれた関係

自分もこちらとだいたい同様のことを考えていました。
無料で動画配信するアニメも徐々に増えつつあるけれど、「利便性」という点で問題が多くて、自分はほとんど利用していない。
現状の動画配信サービスの問題として、

・見られる場所が分散していて目的の作品を探すのに苦労する→ログインなど手続きがめんどくさい
・画質が必ずしもよくない→その上で有料だとさらに見る気がなくなる。
・回線速度や状況で、繋がりづらいことがある→ストレスを感じる
・配信期間が限られる→時間がないとき、見逃した場合、結局見れない。

ではどういったサービスが求められるか。

・ほぼ全ての作品が一箇所のサイトで見られる。
・タグや検索でスムーズに目的の動画を簡単に探せる。
・低画質でも基本無料
・配信期間に限りがなく、いつでも好きなときに見られる

有料にするなら、高画質化、快適な接続、利便性の向上は必須だと思う。
あと月額固定で見放題がベスト。
一話いくらとか、1クールいくらとか一々金払うのはめんどくさいし割高に感じるし不便。


動画共有サイトが違法といわれつつ支持を集めている理由がわかりますよね?
結局利便性なんです。
動画共有サイトが問題あるというのなら、業界で利便性の高い動画配信サイトを作るか、現在ある動画共有サイトを積極的に、利用してコントロールしていくべきなんではないでしょうか。



▼2007/11/13 (火)

□スカイガールズは玩具アニメ的なオタク向け作品かも
http://www.konami.jp/visual/skygirls/

割と毎回楽しみに見ている本作。
監督の岩崎良明氏にしても、脚本の吉岡たかを氏にしても、オタ寄りの作品の中では良作、佳作を結構作っているので、この安定感はある意味納得ではある。

どこがいいのか聞かれると、突き抜けたところがあるわけでもないので、非常に困るが、結局のところ女の子がパワードスーツっぽいメカをまとって、空飛んでるという絵的な官能性につきるんだけど、基本的に話が一話完結で、キャラ同士の対立や葛藤が起きても、それが大体、一話の中で、起承転結で決着を着けてしまうので毎回安心してみていられるというのもポイントなのかな。
ただこの解決にいたるドラマの組み立てがお約束過ぎるので、単純で深みがないとも感じてしまうこともなくもない。設定まわりにしても、複雑さもややこしさもなく、謎解き的な要素もあまりない、シリーズの前半は戦闘すらなくキャラの身近な出来事が話の中心だったりするので、壮大なSFとかテーマとか戦闘メインで大きな物語が見たいという人には、多分食い足りないだろう。

しかし、どちらかというと、このゆるいドラマ作りは、「スカイガールズ」という素材にベストマッチしているといった方がいいかもしれない。
視聴者的には、要は「女の子」と「ソニックダイバー」が見れれば十分なわけで、そこに深刻なドラマもテーマも求めちゃいない。
温泉行ったり、無人島に流されたり、胸の大きさで盛り上がったり、そんなものの方が大切なのだ。
でも、まったくホントにそれだけの中身のないものを見せられれば、それはそれでうんざりして自分だったら視聴を切ってしまうだろう。
ベタでありがちな、友情話や親子の葛藤や、トラウマ、コンプレックスの話を織り交ぜることで、物語としての安定感が生まれて、温泉回を安心して息抜きとして楽しめる、この両輪これが大切なのだ。

一言でまとめるとスカイガールズは、「子供向けの玩具アニメ的」な、シナリオ構成をしているんじゃないかなということ。玩具アニメ的とはすなわち、商品であるキャラとメカの宣伝、子供向けというのは、一話完結でのありがちな単純なドラマで週単位で視聴者を楽しませる。実はオタク向けSF、メカ系作品でこういう作品はあまり多くないんじゃなだろうか。
SF、メカ系のオタク向け、大人向けと称する作品は、無駄に複雑な背景設定を組み立てて、謎も用意して、人間関係のドラマも複雑にしてやろうとしたはいいけど、作り手の手に余って結局破綻してしまうような匂いを放つものが多くて正直うんざりする。
スカイガールズ的な単純なわかりやすさ=玩具アニメ的な美少女メカものって、もっとあっていいんじゃないかなと思うわけです。
玩具アニメ的なオタク向け作品というと、たぶん方向性的には「リリカルなのは」も同じなんじゃないかなと思う。個人的な気分としてそういうものを求めているのかなと。

というわけで、「スカイガールズ」は女の子とメカが好きな33歳児には、ちょうどいい作品なのだ。


スカイガールズ Vol.1
川澄綾子;後藤沙緒里;伊藤静;辻あゆみ;藤原啓治;白石涼子 岩崎良昭

B000TV84KI
ジェネオン エンタテインメント 2007-10-31

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▼2007/11/05 (月)



今流行の初音ミク、まさかこれが来るとはおもわなんだ。



▼2007/10/23 (火)

□久しぶりに見た映画

ここ最近まったく映画、特に洋画に関しては興味を引くような作品がなくて、ちょっと離れていたために、まったく情報も仕入れてなかったんだけど、たまにはなんか見たいなあと思っていた今日この頃、映画館の前で見たポスターにビビっときて、その場で見ることを決めて入場したんですが、これが大当たり。
見たかったものを久しぶりに見ることが出来ました。こういう作品選択の直感は妙に当たるんだよな、うむ。

で、見てきた映画というのがこちら

http://www.panslabyrinth.jp/

YouTube - 映画『パンズ・ラビリンス』予告編

「パンズ・ラビリンス」という少女が主人公のダークファンタジー。
一見して迷宮に迷い込んだ女の子が大冒険する「不思議の国のアリス」っぽい話かと思っていたら、全然違った。
スペイン内戦のファシズムとゲリラの闘争を背景に、おとぎ話を愛読する少女が魔法の国へ行くための試練を受けるというお話。
現実と空想の対比のさせ方が非常に上手く、渋い作りで、それだけでも個人的には絶賛モードなんだけど、安易なハッピーエンドで終わらないところが、バットエンド映画愛好家として、シビレた。
パンフを読んでいたら宮崎瞬作品の影響や共通性を指摘されていて、確かにうなずけるところはあるけれど、テイストは、決して大衆向けではないと思う。

アニメでこういうのを見てみたいなぁ、とか思うんだけど、こういうのを作れるセンスのある人ってちょっと思いつかない。まあこの手のダークファンタジーは全然流行ってないってのもあるけど。
現状、4コマやラブコメ系の日常モノや、学園ユートピアものがアニメの主流だけど、それも極まってきちゃって、個人的に、飽きちゃってるんですよね。


パンズ・ラビリンス オリジナル・サウンドトラック
↑サントラの画像がちょうどポスターのと同じだったので大きめに貼っとく



▼2007/10/22 (月)

□もっけ 1~3話感想

正直、演出・作画のレベルは微妙。
1話は原作のエピソードをかなりいじり倒してして原形をとどめておらず、原作信者からすると、、全然わかってねーといいたくなるような改悪ぶりで、こりゃだめかぁ、と諦めてました。
が、2、3話といじってはいるけど原作のイメージはなんとか保っていたので、なんとか赦せるレベル。
まあ、2話の「ナガレイズナ」の話は普通にやれば、面白くできてあたりまえのエピソードなんだけど、これ1話に持ってきた方が良かったんじゃないかなあ。

それでも演出に関してはもうちょっとどうにかして欲しい。
原作は地味だけど話もキャラも力のある作品だと思うし、いい演出家がやれば力量を発揮できるだけの自由度もあるとおもうのだけど・・・
ロケハンとかやってもっと美術に力入れてもいいと思うんだけどなあ。
だから神戸守にやらせろと・・・

スタッフの能力も予算もどう見ても足りないのが残念でならない。
マイナー原作のアニメ化なんてこんなもんですかねぇ
おお振りとか蟲師とかほんとうらやましいです。

もっけ(勿怪) 7 (7) (アフタヌーンKC)もっけ(勿怪) 7 (7) (アフタヌーンKC)
熊倉 隆敏

講談社 2007-09-21


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原作は超絶オススメ作品です。



▼2007/10/15 (月)

□こどものじかん 第一話感想

一話を見てきたんですが、放送中止になる理由、そして評価されている理由、どちらもよくわかった。

個人的にはロリ系で下ネタに走るなら、「みつどもえ」くらいが、コメディとして楽しめる範囲。
「苺ましまろ」みたいなファンタジーはいってる方が一番好みなんだけど
「こどものじかん」は、罪悪感を刺激されてちょっときついな、というのが正直な感想。
性的な事に自覚的で大人を誘惑する小悪魔的な意味での「ロリータ」としては「こどものじかん」みたいなものの方が、正統なのかもしんない。こういう方向性が好きな人も多いだろうし。
自分は、こどものイノセントさだけを見たいんだけど、「こどものじかん」におけるあの生々しさは、ちょっと目をさませせられた。
オタク表現におけるロリはなんだかんだいって無邪気すぎるんだよな、と、


こどものじかん 地上波放映中止について思うこと

ロリエロが、教育問題を描く為の売るため要素なんじゃなくて、教育問題が、ロリ好きに対するカウンターなんだと思うんだ、こどものじかんって。


B000WXO970こどものじかん 1科目
喜多村英梨.真堂圭.門脇舞以.間島淳司.田中涼子.杉田智和 菅沼栄治
バンダイビジュアル 2007-12-21

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457583405Xこどものじかん 4 (4) (アクションコミックス)
私屋 カヲル
双葉社 2007-09-12

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4253212433みつどもえ 3 (3) (少年チャンピオン・コミックス)
桜井 のりお
秋田書店 2007-10-05

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▼2007/10/08 (月)

アンドロイド・アナ MAICO 2010 DVD-BOX 12/19発売

リスキーセフティの前の作品で、放映では見ていたものの、DVDはもってなかったのですよ。
中古で探してもそろわなくて、ちょっとあきらめ気味だったんだですが、BOX化決まったんですね、うれしい。
これでようやく舛成監督作品が手元に全部そろうぜえ。
BOX化にあわせて東京MXでセレクションで再放送はじまってるそうなので、興味ある方はそっちで見てみると良いかもです。

しかし、これも10年近く前の作品になるのか・・・



▼2007/10/07 (日)

□しゅごキャラ 第一話感想
http://shugo-chara.com/

さほど期待してなかったんだけど、意外と良かった。
一話からヒロインの亜夢がきっちりかわいく描けてて好印象。
ここんとこ少女アニメ系で、楽しめるものがなかったので、期待したいです。
「キャラを作る」って言い方が日常生活でも、定着しつつあるのか、それを上手く、表面の自分と内面の自分とのギャップに悩むという思春期的なテーマと結びつけて、伝統的な魔法少女もの文脈をひねって変身モノとして定着させているのも、よく出来ている。
あと、変身後のくるくる回るとこや、浮遊感とかよくかけてて、あそこのシーンは気持ちよかった。


しゅごキャラ! 1 (1)
しゅごキャラ! 1 (1)PEACH-PIT

講談社 2006-07-06
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□ガンダムOO 第一話感想
http://www.gundam00.net/

意外にあっさりとした1話。
Wちっくに延々と戦争とはなにかを議論しそうな設定だけど、どうなることやら。
あんまりまり薄いことすると、いい大人が大人気なくこき下ろすから、大変ですよね、ガンダムって。
ただテロリストの乗ってた雑魚モビルスーツのデザインが良かったので、そこだけは評価。



▼2007/10/04 (木)

□天元突破グレンラガン 最終回によせて

掘り抜いた男の一代記~天元突破グレンラガン仮総評~
>これまで先人たちが積み上げてきた表現やテーマ性を完全に消化して飲み込み、それを昇華させて、主人公シモンという男の一代記を掘り抜いた事こそがこの「天元突破グレンラガン」という作品の真価です。

ゆーずー無碍さんの 一文が非常によくまとまってたので引用。

ガイナックス、というか主に庵野監督の作品が、過去の作品のパロディやオマージュをよく使い、演出や表現技法も先人の技術を上手く真似て作られていて、そういう意味で、先人の技術の上で成り立っているのだけれど、庵野監督自身は、そのことで、自身のオリジナリティの欠如を感じ、自虐的な負い目を持ってそのことにこだわっていたけれど、逆にグレンラガンという作品では、表現技法を「先人から受け継いだもの」として昇華させることをポジティブに捉え、物語とテーマの中に組み入れられていたと思う。
特に今石監督は、アニメ業界の中で一時期死にかけていた金田伊功の流れを汲む作画のフォロワーとして尖がってきた経緯もあって、この作品そのものが、先人達への技術と作り上げてきた道へのリスペクトの結実でもあり、自身の決意表明を謳った作品だったんだろうなあ、と思いました。


さて、ここからは、あくまで個人的な感想です。

グレンラガンを最終回まで見て、本当に話もテーマ、映像表現も、すごくよく出来た作品だなあと思いました。
ガイナックス作品として、誇るべきだと思うのです、思うのですが、実のところ最後まで作品の勢いにノレなかった、というのが正直なところでもあるのです。
見ている間は確かに楽しむことはできたけど、でもあまりにも展開が早過ぎたせいか、各キャラへの思い入れがもてなかったのが最大の要因かもしれません。
キャラへの思い入れがもてないせいか、ラストバトルに至って絵面はこれでもか、と盛り上がってるんだけど、それを妙に冷めた目で見ている自分がいることに気づいてしまいました。
最終話前のキタンやグレン団の名前も覚えていない仲間の散華も同様、主人公のシモンとの関係が薄い性で燃えない(むしろロシウやビラルが死んだほうが泣けただろうなあ、ロシウ、ビラルはやや思い入れがあったし)
熱血ロボットアニメ(でいいんだよね?)を見ているはずなのに、血が騒がない・・・いや血の温度は上がってるはずなのに、沸点を越えないというほうがより正確か。
2クールに詰め込んだ勢いは、グレンラガンという作品の特徴でもあり魅力ではあるのかもしれないが、その分、個々のキャラの関係性の書き込みが薄くなってしまったのではないだろうか。
もし4クール使って、緩急のあるシリーズ構成で、エピソードを増やせれば、また違った結果があったかもしれないと思うとややもったいない。



▼2007/10/01 (月)

□魔法少女リリカルなのはStrikerS最終回によせて(ネタばれなし)

はっきり言って作品としては惨敗でしたね。残念ながら。
2クール以降の展開は、良かった探しもいっぱいできるけど、同等かそれ以上に不満や突っ込みの嵐にしかなりそうにないので、なにも書かないようにしてましたが、ファンとしては最後まで色んな意味でハラハラして見れて、楽しめたのも事実ではあります。

さて今期の問題点を短くまとめると、多すぎるキャラに対して懇切丁寧な設定説明を繰り返す割に、肝心のドラマの積み重ねがすっぽり抜け落ちてしまって、キャラの関係性が描ききれず、空回りしてしまったということに尽きるのかな。
見せたいシーンややりたいことはいい意味でベタで、その意図はわかるんだけど、だからこそ余計に、それを上手く見せることに失敗してしまった、こういう作品においてこれは致命的としかいいようがない。
視聴者の欲求は、そのベタな展開を気持ちよく見たいことにあるわけだから。
実際その「ベタな展開・ドラマを上手く見せる」というのは無印、A’sでは、ちゃんと出来ていただけに、残念と言うほかない。
また、今回は、そういったシナリオ・構成の問題に加えて、全体を通して作画・演出陣の力量不足が目立ってしまったのもマイナスでした。
(斎藤良成氏(ベルカ式作画の人)を始めA’sで活躍した作画・演出陣が、StSに参加していないのも大きいと思うんだ)

ただそれでもStSは見捨ててしまうには、惜しい作品ではあるのだ。
新キャラはそれぞれ魅力があって、話の全体の筋も悪いわけではなかった。
作り手の意図や、作品の目指していたであろうものは、むしろわかりやすいくらいで、だからこそ、スタッフの力不足で到達すべき地平に到達できていないことがわかってしまい、歯がゆさを感じてしまう。だから毎週、見終わるたびに
「もっとここをこうすればよくなるのに!」
「自分ならここをこうするのに!」
と、思い、次の週までに、また無駄に予想や期待をもって、見てしまうということを繰り返してしまう。
まあ、それはそれで楽しいと言えば楽しかったのも事実。
もともとなのはシリーズは同人・二次創作との相性が抜群に良い作品で、そこもまた魅力の一部ではあるので、その本編で欠落した各キャラのドラマを妄想で補って自己解決したり、同人誌で補完することができるのだけれど、今期はもはや、それ前提でないと楽しみようがない、という意味では、完全にファン向け上級者向けになってしまっていることは否めない。

また「自分ならここをこうするのに!」という思いは、自分のなかに理想の(実際の作品の欠点を補った)作品の形を作り上げ、それを是として、実際の欠陥多き作品や作り手を過剰に否定してしまうという事態を呼び起こしやすい。(実際そういう感想をちょこちょこ目にしたしその気持ちにはむしろ共感してしまう)
知識のないまっさらな状態で新作を見るときは起こり辛いが、作品やキャラのイメージが確固として出来上がった作品の続編では、ファンの妄想や期待も大きく膨らんでしまう為に、これが非常に起こり易い。
下手を打つと「スタッフは作品・キャラの本質を理解していない!」とコアなファンに思われてしまう可能性も高い。

自分は実際に「スタッフは作品・キャラの本質を理解していない!」と判断して、シリーズの続編が作られる度に、某スタッフの一人を本気で呪い殺したくなる作品のファンをやっていたことがあるので、今回のStSの件は、シリーズものにはよくある事、いつか来た道、とある程度冷静に見ているわけですが・・・
心配なのは、こういう風に視聴者、ファンの期待を超えられなかったシリーズ物は、その後、ファンの気持ちが離れてしまいかねず、StSはぶっちゃけその可能性を否定できないということです。

確かに作品としてStSは必ずしも評価はできない、「惨敗」だったのだけれど、じゃあ、スタッフが「作品・キャラの本質を理解していない」のかというとそうではない。
わかりやすいくらいに、StSが見せたかったもの、語りたかったものは明確だったし、それ自体は、「なのは」と言う作品の本質から外れたものではなく、延長あるいは「繰り返し」であったと思う。
だからすべて、その意図を実現し形に出来なかった都築氏を含めたスタッフの力量不足に問題があったと言う他ない。

これは大切なことなので、なのはのファンの人にはちゃんとわかって欲しい。
StSを見ていて、繰り返し感じたことは「こんなのは『リリカルなのは』じゃない!」という作品の根幹に対する否定、不満だっただろうか?
否、 「もっとここをこうすればよくなるのに!」「自分ならここをこうするのに!」「○○は必要ない」「○○が足りない」「作画orz」という、あるべき理想の「なのは」の形に、たどり着けない歯がゆさではなかったか?
「リリカルなのは」という作品の本質、根幹自体は、StSによって破壊されたわけではない。
それを作品として実現できなかっただけだ。
だから、「リリカルなのは」シリーズがこれでダメになったとも、終わったとも私は思っていない。
これは重要なことだ。
過去に死ぬほど愛した作品の本質がシリーズ続編を作られる度に歪められ、破壊された経験のある私が言うんだから間違いない。
一度、本質が歪められ破壊された作品に復活の目はない、仮に続編があっても、それは旧作のファンからは目をそむきたくなる代物でしかないだろう。

しかし「なのは」はまだ終わっていない。
「なのは」という作品の本質はまだ保持されている。
「なのは」シリーズが作品として出来る事のポテンシャルはまだまだ尽きてはいない。
だからまだ見捨てるには、惜しい、諦めるには、早い。

ということで、私は第4期に期待します。



▼2007/09/26 (水)

編集長メモ: 【訃報】逢坂浩司さん

氷川竜介ブログ: 【訃報】逢坂浩司さん

⊂⌒⊃。Д。)⊃カジ速≡≡≡⊂⌒つ゚Д゚)つFull Auto | 【訃報】Vガンダム、Gガンダム等のキャラデザを担当したアニメーターの逢坂浩司さんが癌でお亡くなりになりました【BONES】

いくらなんでも若すぎ・・・
Vガン、Gガン、その他多くのヒット作に関わっていて、キャラデザイナーとしてもアニメーターとしても存在感のある方だったので、この損失は、大きいと思います。
ご冥福をお祈りいたします。


▼2007/09/05 (水)

□私がエヴァ新劇場版をイマイチ見たいと思わない理由

エヴァの新劇場版が公開されたそうで、意外にも好評と言うか話題になってて、エヴァ人気ってまだ衰えてないんだなあと感じる今日この頃ですが、実はコロッと、その存在自体を忘れてて、ああ、もうやってるんだーというぐらい、今回の新劇場版に興味がなかったりします。
そもそも、エヴァ新劇場版の一報を聞いたとき「なんで今更?」としか思わなかったし、今もそう思ってる。
なぜならエヴァは自分にとってとっくの昔に「終わった」作品だから。
自分にとって「エヴァ」が終わったのは10年前の劇場版、「Air/まごころを君に」を公開当日に並んで見終わって、劇場からでた瞬間だ。
それ以降、劇場版含めて、実はエヴァをまともに見返したことがない。

そもそも「Air/まごころを君に」は、庵野監督がエヴァを完膚なきまでに終わらせるために作った作品だと思っていました。
未完性と叩かれたTV版最終回とは違い、「Air/まごころを君に」で、エヴァは作品としてきっちり蹴りが着いてしまっていると思うし、わざわざ実写で劇場の観客を映すなど当時のファンの熱狂に対する嫌がらせとも思える行為は、庵野監督自身がエヴァに止めを刺すためにやっているとしか思えなかった。
その作品を、今更作り直す意義がどこにあるのかわからない。
なにより、自分にとって「エヴァンゲリオン」と言う作品は当時のリアルタイムで見ていたTVシリーズの興奮と物議を醸した最終回から二度の劇場版へと至る、ファンや業界全体を巻き込んだ狂乱状態を含めて「エヴァ」でありその体験こそが、「エヴァ」だったといってもいい。
故に、今回の新劇場版を見に行くことにどんな意義を見出すべきかわからない。
(エヴァとは作品と言うより体験そのものであるとするなら、どこを入り口にするかで人によってその意義は大きく変わるだろうし、今回の劇場版がエヴァ体験の重要な一部になると言う観客もいるかもしれない、それはそれであるいは幸福なことなのかもしれないが。)

そして何よりも、自分はエヴァ以降、グダグダジタバタした庵野監督の本気の新作アニメ(もちろんエヴァじゃない)を見たいと思っていた。
一時期実写に浮気していたりもしていたが、いつか必ず、アニメに戻ってきてくれるだろうと待ちつづけていました。
だから今回のエヴァ新劇場版は、グダグダジタバタした結果何にも得るものがなくて、結局エヴァを作るしかないと言う状況に落ちてしまった、結局、エヴァの呪縛から逃れきれなかったという庵野監督のエヴァに対する敗北なんじゃないの?としか思えなくて、余計に興がそがれてしまう。

と、まあ色々思うわけですが、なんか大人の事情があるんでしょうねー、今回の新劇場版には。
新作作るのに資金が必要で、エヴァを利用してるっていうなら、まあ、それもありでしょう。
でも、また道楽のために実写に逃げられたら、ほんと○○って感じです。

結局言いたいことはひとつだけです。
いい加減、庵野監督のオリジナル新作アニメが見たいです、以上。



▼2007/08/30 (木)

現在WOWOWノンスクランブルで放送中の「バッカーノ」で神戸守担当回がある模様。

http://www.wowow.co.jp/anime/baccano/episode2.html
9/13の6話と9/20の7話



▼2007/08/17 (金)

ちょ、アニメスタイルのイベントで神戸守監督の教育映画上映するってぇ!

【EVENT】「いろんなアニメを観ちゃおう大会」『帝都物語』コーナーに、りんたろう監督が出演!!

>今回上映するタイトルは、まず、中編映画『くもりのち晴れ』。学校等での上映を目的に作られた作品で、一般のアニメファンはなかなか観る機会のない作品です。イジメをテーマにしており、ドラマ的にもしっかりと作られたもの。監督は神戸守、キャラクターデザイン&作画監督は赤堀重雄。作画的にも見どころが多く、原画メンバーも充実。井上俊之さんも参加していますよ。赤堀さんのトークつきの上映となります。

これ見れる機会なんてほとんど絶望的だっていうのに、
なんで仕事あるんだ、仕事なかったら絶対いくのにorz

すいません、行く方いらっしゃいましたら御報告お願いします。



▼2007/08/15 (水)

□グレンラガン妄想解釈 カミナの死が象徴するもの

毎回なんだかんだいいつつも楽しみにしているグレンラガンなのですが、二部に突入して、なぜ物語がいきなり7年後にとぶのか、それ以前にカミナはなぜあんなにも早い段階で死ななければならなかったのか、ちょっと独特なストーリー構成の性急さは単に尺の問題なのか意図的なのか、ちょっと疑問におもっていたのですが、20話を見た後ぼーーっとしていたら、その答えになる解釈づけけをふっと思いつきました。
ガイナックスの作品中には、自伝的な要素が入り込むことが割とあるのですが、グレンラガンもそのパターンに当てはまるんじゃないかな、と。
(ちなみに周辺情報とか他所様の解釈とか全然見てないので既出ならすまん。)

まず最初に監督の今石洋之氏の視線が主人公のシモンにあると仮定して

シモン=今石監督
グレン団=ガイナックス
テッペリン攻略=エヴァンゲリオンの成功

と置き換えて考えてみると、7年後にシモンが総司令となり、グレン団のメンバーだったものの一部は去り、残ったものは要職につき、地下から開放された人間達の生活を守るため組織を維持するため働いている、その様子がテッペリン攻略=エヴァンゲリオンの成功で、業界を活性化させオタクファン層を拡大し、組織自体も大きくなった現在のガイナックスを象徴している、というように見ることができるのではないだろうか。
街を守ろうと戦闘したシモンに対する大衆の自己中で無理解な非難は、そのまま最近のファンの言動を表している、といった感じ。

この仮定を前提に色々当てはめて行くと面白い解釈が成り立つわけですが、その前に少し、ガイナックスの設立から現在に至る沿革をちょっと復習。
ガイナックスは最初の作品である「王立宇宙軍 オネアミスの翼」を制作するために、その前身となるゼネラルプロダクツ・ダイコンフィルムというアマチュア集団が中心となって立ち上げた会社だったが、もともと王立完成後にガイナックスは解散する予定だったらしい。
しかし王立で出来た赤字を返済するため、会社として存続することとなった。
その後「トップをねらえっ!」や「不思議の海のナディア」などを制作しファンからも支持を受けるが、ガイナックスの創設者の一人であり社長だった岡田斗司夫は、エヴァの放映より以前の1992年に退社し、前田真宏など一部の主力メンバーがGONZO設立などに動いている。
そしてその後しばらくしてエヴァンゲリオンが大ヒットし、当時閉塞していたアニメ業界は活性化し活気を取り戻す。(今石監督はエヴァで動画として参加)
その後のガイナックスは、組織としての地位や人気は揺るがないものとなり、多くの作品を手がけていくが、必ずしも大ヒットがあるわけではなく、普通のアニメ制作会社になりつつある。

こうしてみると、エヴァ以前に創設メンバーの離脱は、カミナの死と符号させることができる。
そして、カミナが死に残った者が意思を受け継いで、テッペリン攻略を成し遂げ、現在に至る過程はグレン団=ガイナックスに上手く符合する。
(また余談ながら、テッペリン攻略後のヨーコの離脱は、庵野秀明が現在、ガイナックスと距離を取っていることにも符号する。)

ガイナックスに採用され入社した若手の今石監督がシモンがであり、カミナがガイナックスの創設メンバーと仮定できるとするなら、シモン=監督がグレン団=ガイナックスに入りカミナから受け継いだ魂ともいうべきものは何か?
それはガイナックスの前身であるダイコンフィルムから受け継がれた「アマチュアリズム」であり、物語の最初にカミナが地上に出て行こうとするのも、自身の力試すべく、アマチュアリズムを武器に商業ベースへ打って出たガイナックスそのものを象徴しているとみてとれる。その純粋な創作への渇望と自身をを取り巻く状況を打破していく意志の力を「天をつらぬくドリル」として表しシモンに託しているのではないだろうか。

カミナとその死が象徴するものは、ひとつとは限らず複層的な意味合いを持つが、カミナが象徴するものが、ガイナックスの創設メンバーであると同時に、ガイナックスの草創期に持っていたアマチュアリズムの精神であり、創作への純粋な渇望であったとするならば、カミナの死は、その死を象徴しているなのではないだろうか。
アマチュアリズムの死が最も表れたのが7年後のロシウであり、シモンよりも新しい組織体制や大衆を守ることを優先する彼は、会社が組織として果たさなければならない責任を負ってしまった現在のガイナックスを象徴している。
対してシモンやキタンは、グレン団=ガイナックスのアマチュアリズムの魂を守ろうとする創設後入社した現場スタッフ、つまり今石監督達自身を象徴している。
グレンラガンが現在の若手中堅スタッフの物語であるからこそ、ガイナックスの草創期の魂を象徴する「カミナ」というキャラは中途で死ななければならず、事実、草創期より受け継がれたものが現在、失われつつあるかも知れないという意識が彼らの中に危機感として存在しているのかも知れない。

ざっくりとカミナの死を中心に考えてみたけれど、けっこう上手く符合するのではないかと思っています。
獣人や螺旋王、ニアあたりの象徴するものについては、まだ深く考えてません。
まだ作品自体中途なので、アンチスパイラルや落下してくる月やらなにやらが象徴するものとかも、これからヒントはでてきそうな気がしますので、いろいろ考えてみると面白いかもしれません。

参考
今石洋之 - Wikipedia
ガイナックス - Wikipedia



天元突破グレンラガン2
天元突破グレンラガン2中島かずき; 錦織敦史; 吉成曜 今石洋之 錦織敦史

アニプレックス 2007-08-22
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▼2007/08/03 (金)

更新が停滞しまくっていますが、別にアイマスばっかやってたせいだけではないのです。本当です。
あー、もー、ここ2,3ヶ月もやもやと抱えていたジレンマがあったのですが、やっぱり、すべて吐き出すことにします。

ぶっちゃけ4月からこっち「リリカルなのはStS」は全部ニコニコ動画に最速でうpされるのを見てました。
画質の悪いファミ劇の二週遅れの放映なんて待ってられるわけがない。
夏の新作アニメもほとんどニコニコで見てます。
今までU局で放映される作品は、CSで1,2ヶ月遅れ、場合によっては流れないものもあったのですが、それらも視聴できて、旬なネタにもすぐについていけて、とても助かります。
一年ほど前ようつべが登場したとき、某ハルヒなんかも見ようと思えば見れたのですが、ようつべの画質の悪さでとても見る気がおこらなかったのですが、ニコニコは画質的にも許容できるものがうpされるし、何よりコメントが面白いので、画質を気にせずつい見てしまう。原作既読の作品はむしろニコニコでコメントつきで見たほうが面白いから困ったものだ。
ニコニコ動画のせいで、すっかりアニメの視聴スタイルがかわってしまいました。

いまさら、ニコニコに限らず動画共有サイトにUPされたアニメを見ること自体ネットやってればあたりまえでしょ?と思われる人も多いと思いますが、自分はそのことに「やましさ」を感じていました。

自分がアニメをいろいろと見始めた中学生のころは、もちろんネットもなく、再放送がない限り見逃した作品やOVAはレンタルやソフトを買うことでお金を払って、見なければなりません。
数年前から増加したU局作品は地方在住なのでCSを利用しなければ見ることが出来ません。
CSのみで放映される作品もあり、それは、対価を払うのは当然ですが、電波圏に住んでいれば無料で見れるものにも対価を払わなければ見れなかったわけです。
しかしU局作品には合法的な手段で対価を払ってもリアルタイムでは見られないものもたくさんありました。

ところが、動画共有サイトの登場で(それ以前にファイル交換ソフトというリスクの高い手段もありましたが)今まで払っていた対価を払わずに、地方在住ということで、悩まされていた放映地域の格差を解消して、お釣が来てしまう本数のアニメを見ることができる夢のような環境が手に入ったわけです。
が、しかし、そこにはある種の違法性があり、著作権者の権利を侵害していることが常に留保されると同時に、私が今までずっと払っていた「対価」は著作権者の懐には入らなくなってしまうということでもあり、それは明らかに著作権者にとって不利益ではないのか?という考えがついて回ってくるのです。
著作者に対してその活動を応援し支えたい、という私個人の矜持がそこで揺らいでしまい「やましさ」が生まれるというわけです。
じゃあ、ニコニコ見るのやめればいいじゃんと、言われるかもしれませんが、一度手にした禁断の果実を手放せるほど人間できてません。
見て気に入った作品は、DVDや関連商品を買えば、きっちり著作権者に貢献できるというのを一応免罪符として掲げることも可能なのですが、・・・本当にそうなのか?それは詭弁ではないのか?という疑問が常について回ります。

まあ別に個人的に動画共有サイトを利用するだけなら、黙っていれば誰にも分からないことなので、やましさを感じているだけで済む問題なのですが、アニメをネタにしたサイト運営者ともなると、なかなかそうもいかない。
夏放映の新作でいくつか気に入った作品感想を書きたくとも、書きたいと思うものは、よりにもよってU局作品ばかり、今まで「地方在住でみれねーよ」ということを散々ネタにしてきたのに、いきなりU局の作品の感想を何食わぬ顔で書くのもはばかれるし、わざわざニコニコで見たと公言するのも「自分は違法に手を染めてます」と公言する厚顔無恥な人間みたいで嫌すぎる。
これは、単純に自己防衛として、トラブルが起きないように判断の難しい著作権の絡む問題に関わらないようにしていただけという面もありますが、サイト運営上、建前として「著作権を侵害する行為、それを助長する発言・記事は控える」ということを自己ルールのひとつとして規定してきたので、それに反したくないというのもありました。
(実際にはアイドルマスター動画やMADにリンク張ってる時点でこの禁は既に破ってしまっているのですが)
というような諸々の事情からジレンマを抱えてずっとぐるぐる考えていたのですが、ようつべ登場以降、もはや動画共有サイト容認という空気がネット上では出来上がってきている(気がする)
もう、なんかひとりだけ自己ルールに縛られているのがだんだんバカらしくなってきたし、何より現状それで自分自身がネットやアニメを楽しめないのでは元も子もないという、考えに至りました。

というわけで動画共有やその著作権に関する問題は、情勢を見つつそれにあわせて柔軟に判断していくことに自己ルールを改定することにしました。
今後、動画共有で見たアニメの感想も気にせず普通に書きます。
動画へのリンクに関しても適宜判断して行います。
まあ、他所のサイトの基準に照らして変えていこうということなので、わざわざこんなこと断る必要もないのですが、以前ようつべが登場して間もないころ、わざわざようつべ使って更新ネタにしたくないという発言をしたことがあり、それを覆すことになる為、一応筋を通しておきたかったというだけです。

うーん、こういうことにこだわるのは自分がオールドタイプだからなんですかねえ・・・



▼2007/07/08 (日)

リリカルなのはStrikerS #10~13

ナンバーズとか幼女とかルー子の仲間とか、いくらなんでもキャラ増やしすぎ!
ワンクール終了ということで、六課設立の真の目的も明かされ、いよいよ物語りは佳境に・・・
と言いたいところだけど、全くそんな気がしない。
今までひたすら設定語りが続いたんだけど、
いまんとこまだ開示されてない情報として

レリックの使い道
スカリエッティの目的
ルーテシアの目的
エリオおよびプロジェクトFの関係
スバルママの過去とスバル関係
なのはの事故とナンバーズ&スカ絡みになんかあるかも
新キャラ幼女ヴィヴィオの正体

と、まだこれだけある。他にもまだ明かされてない伏線やら設定もいっぱいありそう。
今後もこのペースで、終始明かされてない設定情報の開示で話が進行するんじゃないかと、このシリーズものごっつ不安になってきた。

こういってはなんだけど、ダメなオリジナル作品の典型を地でいってしまってるんだよなあ。
舞台や世界観、キャラ等の設定を作って、その設定された情報を段階的に開示し、説明することがイコール物語を語ることだという勘違い、意外とこれをやってしまっている作品は多いのだけどその罠になまってしまっている。
少なくとも自分が視聴者として見たいのは、世界観や設定そのものではなく、そこに置かれたキャラの行動とその結果、キャラの心理的葛藤やキャラ同士の関係性とその変化なんだけどなぁ。
かろうじて8,9話のティアナだけは、ドラマ的に盛り上がりは見せたけど、キャロとエリオの関係が深まっていく過程はもっと丁寧にやって欲しかったというのもあるし、スバルがなのはと特別な絡みもなくはっきり空気化してしまってるのもなんだかなあ。
それぞれ新キャラの特性も設定として語られているのみで、5話でのキャロのフリード召喚以外は、見せ場を作って印象付けるようなこともないし・・・
あとリィンⅡのユニゾンについてわざわざ説明しておく必要ってあるのか疑問、それこそピンチのときにやって見せればいいだけのことなのに。

要は「仏(キャラ・設定)作って魂(物語・ドラマ)入れず」になっちゃってるんだけど、それでも気にせず見ていられるのは、この作品が「なのは」シリーズであり、なのは達旧キャラは前シリーズでしっかり「魂」が込められているので、既にキャラが立っていて、そこに対する思い入れがあるのが半分、その旧キャラ達とスバルたち新キャラとの関係性が、作中で描写されなくても想像の部分で補えてしまうのが半分。
そうでなければかなり厳しいといわざるをえない。

(まあ、でも、本編で足りない描写は、CDドラマとかコミック版とか、同人誌で補完できてしまうんですけどねえ。この作品自体そういう同人的な楽しみ方の方が中心になってしまっているんだけど)

とりあえず後半戦は、いつまでも勿体つけて設定を小出しにせずに、整えられた状況の中で、なのは達が、どんな思いを胸に戦い、キャラたちが葛藤し、心を通わせるか、というのをちゃんと見せてくださいな。
でなければ「魔法少女『リリカル』なのは」の名が泣きますぜよ。



▼2007/06/26 (火)

【訃報】桶谷顕さん


脚本家の桶谷顕(おけやあきら)さんが6/24お亡くなりになったそうです。
(アミノテツロー監督のサイト訃報: 阿弥音の護美箱でも触れられていました)

つい先日、末期がんだったことを知り氏が詩集を出版した理由に思いを巡らしていた矢先だったので、心の中で覚悟はしていたのですが、あまりにあっけなく逝かれてしまったことに、さすがに動揺しています。

桶谷氏といえば、エスパー魔美やチンプイのシリーズ構成・脚本、VガンダムやGガンダム、原案も担当したぶぶチャチャなど、多くの素晴らしい仕事を残していますが、なんといっても「コメットさん☆」という作品の存在が自分の中であまりにも大きく、その全話脚本を担当したのが桶谷顕氏(名義はおけやあきら)であることからも氏が特別な存在だったので、今回の件は非常にショックでなりません。
桶谷氏の「コメットさん☆」や「ぶぶチャチャ」などの子供向け作品にみられるメッセージ性と真摯さは脚本家として得難い存在だったと思っていました。
もし氏がこの先10年、20年御存命していれば、もっと多くの素晴らしい作品を作って下さったかもしれない、その可能性が消えてしまったことが、残念でなりません。

ご存知の方もいると思いますが、このサイトを立ち上げてしばらくして始まった「コメットさん☆」に激ハマリしていろいろとやっていました。そういう意味でもコメットさん☆は思い出と思い入れの深い作品です。
「コメットさん☆」が、自分の中で10年に一度の作品であり、5本の指に入る作品であることは、今もそしてこれからも変わらないと思っています。
そんな作品を世に送りだしてくださったこと、そしてその作品にめぐり合えた「星の導き」に感謝しつつ、桶谷顕氏のご冥福をお祈りいたします。


参照:桶谷顕 - Wikipedia

ボクがもらった幸せボクがもらった幸せ
おけや あきら

牧歌舎 2007-04
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▼2007/06/21 (木)

押井守監督最新作 映画『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』 公式サイトオープン!

森博嗣の小説が原作。若い人向けのエンターテイメントを目指すのだとか。
公式サイトの押井監督のメッセージを読むと、かなり現在の時代性を意識した作品になりそうですね。
攻殻後の押井守って、なんか自分の為にしか映画作ってないって印象で、「アヴァロン」も「イノセンス」も「立喰師」も結局、今までやってきたことの繰り返しで、ファンとしては楽しめたけど、映画としての刺激はどんどんなくなってて、もう押井もそろそろ終わりかなあとか思ってたんですが。
次回作では、今までの脚本や演出手法を封印とか言ってる所からも、今度ばかりは本気でエンターテイメントやる気っぽい。なによりあんまり「メッセージ」とか言わない押井監督が「若者に向けて」とか言っているのがものすごく意外。だったら今回は期待してもいいのかも。
やっぱ、個人的には劇パト2を越えるものを見せて欲しいわけですよ。


スカイ・クロラスカイ・クロラ
森 博嗣


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▼2007/06/13 (水)

魔法少女少女リリカルなのはStrikerS #9

スバルがもともと、なのはさんLOVEであるという基本設定から、スバル→なのはは前提事項で、本命はスバル×ティアナの百合カップリングをどう見せていくか、というところがキャラ相関の中心だろうと予想して見ていたのですが、これが9話で大きく書き変わってきたので、かなり意外というか、やられたというか。
なのはにボコられたティアナが、なのはの真意と自分の将来を含めて訓練メニューの計画を練っていたことを知り、なのはの胸のなかで大泣き。これはどう見ても今まで存在しなかったティアナ→なのはのフラグが立ったとしか思えません。
何しろ、これは、フェイトやアリサに続いて、言葉でなく力で気持ちを伝えるというなのはさんのやり方の洗礼を受けたキャラというポジションにティアナが立ったことになるわけですから、この意味は大きい。
これから間違いなく以前よりもティアナはなのはを信頼し、心を寄せるだろう。そうなると、もともとなのはさんLOVEだったスバルは、ティアナとなのはが急接近したことに嫉妬、スバルとティアナの関係にも微妙な変化が・・・なんてことにもなりかねない。
いままでStSはティアナ×スバルで鉄板と思いきや、ここでなのは×ティアナが来るとは思わなかった。
さすがはなのはさん、女殺しの名は伊達じゃない。

と、まあこんなしょうもない見方をしてしまうのは、腐るほどそれ系の同人誌を読んでいるからでもあるわけですが、改めて「リリカルなのは」シリーズのカップリング妄想のネタアニメとしての優秀性を実感してしまう次第です。
今のとこ順調にエリオとキャロが、ロリショタ健全カップルのフラグを立てているけれど、男性キャラが不遇な目にあうのが、なのはシリーズ、ぶっちゃけルーテシアがキャロとどうかかわるかで、予断がゆるさない。
ルーテシアとキャロにお友達フラグ→捨てられるエリオ、とかだったらどうしよう。



▼2007/06/10 (日)

電脳コイル #1~5
http://www.tokuma.co.jp/coil/

見るからに豪華スタッフが集まってて作画も贅沢な作りに却って、これで話が詰まんなかったら目も当てらんないなあ・・・と思いつつ静観していました。(最近期待するのに疲れてるのよ)
ですが、4、5話でイサコおやびんの女王様っぷりに惚れました。
ということでかなり好意的に今後を見守っていけそうです。
まあ、それは置いといて、この作品、独特の電脳世界の描写が売りなんだと思うけど、その実やってることは、「校庭の遊具の主導権を賭けてグループ同士でケンカする子供達」とか、「秘密基地で火遊びする子供たち」とか「街の謎を追う探偵ごっこ」みたいなものの延長で出来てるのが面白いところなんだろうな。
児童文学何かだと、幽霊とか魔法とか超能力とか定番の不思議アイテムを使ってやるところを、電脳に置き換えて、電脳というちょっと危険な玩具を手にした子供達がやんちゃするみたいな。

それだけに、この先この作品に「ジュブナイル的な何か」が、あるのかどうか、ってのが、気になるところ。
一応ヤサコの転校にはなんか理由があるようなほのめかしと、イサコの素性や目的が今後の鍵になるとは思うのだけれど。
設定的なアイデアとビジュアルだけのスカした作品に終わって欲しくないなと思うわけです。



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TVサントラ 池田綾子 斉藤恒芳
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折笠富美子.桑島法子.矢島晶子 磯 光雄

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▼2007/06/06 (水)

機動戦士ガンダム:最新作「00(ダブルオー)」 「鋼」の水島監督で10月スタート

スタッフはこちら
http://www.sotsu-co.jp/pr/details/070605.html
>監督:水島精二/シリーズ構成:黒田洋介/キャラクターデザイン:高河ゆん/アニメーションキャラクターデザイン:千葉道徳/メカニックデザイン:海老川兼武 柳瀬敬之/アニメーションメカニックデザイン:中谷誠一


とうとう黒田洋介が「ガンダム」やるのかー
ガンダムの新作ってだけなら、「はいはい、がんだむがんだむ」で済ますとこだけど
黒田センセが参加するなら、まー色んな意味で楽しみではありますね。



▼2007/06/07 (水)

魔法少女少女リリカルなのはStrikerS #6~8

ようやっと敵役であるスカリエッティ、ルーテシア関連が徐々に明らかになって、後半への布石がはじまったという感じ。ルーテシアとキャロの関係が気になるところ。
んで、7、8話とティアナの話。
既に方々で話題になってますが8話の衝撃度はすごかった。
なのはの訓練メニューを無視して、密かに特訓した無茶な特攻技を模擬戦でなのはにしかけ、それにキレたなのはがティアナを撃墜。
演出が狙っているのか、結果的にそうなってしまったのかわからないくらいに、なのはの静かな怒りと悲しみがまざった表情、田村ゆかりの演技で、なのはが「恐ろしかった」。それ以前がわりと和やかというか仲良しムードで訓練してたのでその落差の激しさもそれに拍車をかけたというか。
散々ネタで「管理局の白い悪魔」とかいってファンが同人やMADでパロディにしていじってたら、本当に悪魔を召喚してしまいましたみたいな。おかげでクラスチェンジしてもはや「魔王」扱いですか。
なのはが教導官をやること自体が、なのは=悪魔=鬼軍曹=ハートマン軍曹並みの地獄の特訓、みたいな妄想を抱かせるに十分な設定だったために、そういうネタは番組が始まる前から2chの関連スレや同人なんかでよく目にしてたけど、その期待にスタッフが答えたようなもんなのかなあ。



▼2007/05/20(日)

T:M:Mさんより
YouTubeにあがていた神戸守監督の専門学校生時代の自主制作作品。
http://d.hatena.ne.jp/tobofu/20070519/1179520474

同期に吉岡たかを氏や長谷川勝巳氏もいてお互いの作品に参加してたという話が以前インタビューであったけど、これがそうなのか。



▼2007/05/19 (土)

高町なのはと高町恭也の共通点から見る「StrikerSの主人公とヒロイン」

とらは3は手に入れてあるけどさわりだけやって、未だにクリアしてない自分。そのうちやろうと思いつつ放置プレイ続行中。
なのでこの考察は、参考になりました。
大雑把に要約すると、なのはが無印の頃から完成されたキャラで、常にヒロイン役を支える役柄の主人公であるという指摘。(ヒロイン役は無印ではフェイト、A’sでははやて&ヴォルケンズにあたる)
今回、なのはだけでなくはやてとフェイトも「主人公」としてヒロイン役にあたる新人キャラ4人を支える立場にある。
ヴォルケンズを含めて旧キャラが新キャラのお守り役になってしまっているので、旧キャラの活躍が見たいと思うファンには不評になるのかも。
フェイト好きな自分としては、無印&A'sでなのはに救われ暖かい家族を得たフェイトが、今度はキャロ&エリオの保護者という立場に立ってかつて自分にさしのべられた手に報いよいとしている、という設定だけで、御飯3杯脳内妄想できてしまうんですどね。


B000066E0Dとらいあんぐるハート 1・2・3 DVD Edition

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▼2007/05/16 (水)

4870318067デジモンアドベンチャー絵コンテ・細田守―ANIMESTYLE ARCHIVE
細田 守 アニメスタイル編集部
スタイル 2007-05

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うっかりしてたら、もう発売になってたのですね。
でも月曜にアニメイトいった時は見かけなかった。まー、そのうち手に入れます。
ほんの内容について詳しくは特設ページでhttp://style.fm/digimon/

デジモンはTVシリーズ自体大好きだったし、細田守を知るきっかけだったので色々と思い出深いですねえ。そして劇場版はやはり傑作。

関連でふと思い出したんだけど、当時発売された劇場版デジモンのムックが、演出面や設定などなども詳しく解説されたものすごくマニアックでいいい本だったのが、これ。

4087790959デジモンムービーブック
Vジャンプ編集部
集英社 2001-01

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さすがに絶版っぽいなぁ、ユーズドで¥7500とか値をつけられている・・・
細田守の価値もデジモンの価値もずいぶんとあがったもんだ。


それはそれとして、「時をかける少女」で細田守のネームバリューも上がっちゃったし、そろそろ自分の中ではちょっと興味の対象外になりつつあるかも。
「時かけ」自体は細田守のひとつの到達点としても作品としても評価できるけど、自分の中で「デジモン」は細田守を発見したというひとつの事件だったから、「時かけ」は、どうしても「デジモン」を越えることができなかった。
細田守がどっちに向かうのか、わからないけれど、今後「時かけ」以降に照準を合わせて作品を作るだろうから、大人よりというか、サブカルよりにいっちゃって、キッズ系の玩具アニメにもどる事はないんだろうなあ。もうちょっとおジャ魔女とかデジモンっぽいのをやってるのを見たかったなあとか思っちゃったりするわけですが。

個人的な趣味によるのかもしれないけど、実写の映画監督は、駆け出しの頃に作ったホラーとかSFの作品が一番輝いて見えるんですよね、サム・ライミはスパイダーマンより死霊のはらわたの方が好きだとか、ジェームスキャメロンはタイタニックよりターミネーターだろとか、ジャン・ピエール・ジュネはアメリよりエイリアン4よりロストチルドレンだろとか、ピーター・ジャクソンはロード・オブ・ザ・リングよりブレインデッドだろ?とか
同じようにアニメ監督は初期の頃に作った子供アニメの方が輝いて見える時がある。
今「Darker than BLACK」やってる岡村天斎監督の「メダロット」とか、佐藤竜雄の「飛べ!イサミ」とか、ワタナベシンイチの「はれときどきぶた」とか、米たにヨシトモの「ガオガイガー」とか・・・
才能ある人が初期の脂のったときに作る子供アニメや玩具系アニメって、洋画のSFやホラー見たいな立ち居地になるんじゃないかなーと思うんだ。

えーと、詰まるところ「細田守は時かけよりデジモンだろ?」といった方が通っぽい。




▼2007/05/13 (日)

なのはStS5話追記

5話は、いろいろ盛りだくさんな回で、なんでエリオだけ変身シーンで脱がないんだ!とか、ネタは尽きないのですが、ラスで出てきた今回の適役のおっさんがいってた「プロジェクトF」ってなんだっけ、と思ったら、どうも「プロジェクトFATE」のことらしい。
「プロジェクトFATE」とはプレシアがアリシアを蘇らせるために研究していた人造人間に関するプロジェクトのことで、フェイトの名前はこの研究の名前からとられたと、小説版で語られています。
で、エリオもどうやらこのプロジェクトFATEに関係があるっぽいような描写だった。これも今後の伏線っぽい。

4059035068魔法少女リリカルなのは
都築 真紀 ivory
学習研究社 2005-09

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小説版は第一期のパラレル的な最終回で、アニメでは描ききれなかったプレシアの背景が語られてたりします。


この小説に限らず、なのはのシリーズにおけるCDドラマのサウンドステージ、メガミマガジン連載の外伝コミックも、アニメだけではフォローできなかった挿話や設定の補完として、ファンが作品世界をより楽しむことができる作りになっていたんだけど、StSでは逆にここで展開していたものが前提となって、それを知っているとよりStSを楽しめるというフィードバックが行われている。

アニメでしか追ってないない視聴者にはちょっと不親切かもしれないけれど、メディアミックスものとして見ると、これはこれで面白い広がり方をしていると思う。
なのはが第3期まで作られたからこそ、こういう展開の仕方になったと思うのだけど、こういう例って他にあるのかな?


□今日のなのはMAD

なのはさん超進化(リリカルなのは StrikerS )
デジモンすきなので気に入ったw



▼2007/05/12 (土)

魔法少女少女リリカルなのはStrikerS #4~5

4話で新デバイス授与、5話で初の実戦、変身祭り。
変身や戦闘があるとやっぱ盛り上がります。
A’sがバトルの連続でテンポよく話を進めていたのに比べると、StSは今のところ戦闘はやや大人しめというか控えめなので、物足りないといえば物足りなかったから、5話は、燃えた。
しかしスバルの変身シーンは、普通にヒーローものっつうかロボットものっぽいと思ったら
http://www.nicovideo.jp/watch/sm222114
考えることはみんな同じか>Gストーン。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm259212
ホントに違和感ないなあ。

あと、キャロの決めポーズもキャラが出てて、かわいくてよかった。
で、5話はむしろキャロがメインだったなー、過去話の

キャロ「わたしは今度はどこへ行けばいいんでしょう・・・」
フェイト「それはキミがどこに行きたくて、何をしたいかによるよ」
キャロ「?」
フェイト「キャロはどこへ行ってなにをしたい?」

のところで、おもわすウルッときてしまった。
派手な戦闘とか、なのはさんの外道っぷりとかが、話題になりやすいけど、こういうちゃんと「リリカル」してるところも、このシリーズの魅力だと思うんだ。

そいえば今期、フェイト達が魔法で空を飛ばず、車やヘリで移動してるのはなんでだぜ?という疑問があったのだけど、「市街地個人飛行」には承認が必要という描写があって、その疑問には、ある程度回答になった。
おそらくミッドチルダにおける魔導師の魔法運用には何らかの法的規制が設けられているってことなのだろう。
考えてみたらなのはたちは街ひとつ破壊し尽くすくらいの破壊力を持っているわけで、そんなものが何の規制もなしに、街の上飛んでたらあぶないわな。
4話で、なのは達にリミッターがかけられていることが明かされるけれど、これも同様なのかも。
確かコミック版で管理局では1部隊において、AAA以上の魔導師を3人以上の保持することは認められないという設定があったけれど、これは少数の高ランク魔導師を、1部隊に集中させず、効率よく配属して運用しようという発想から来ているのだろうと解釈していたが、それより単体で高い戦闘力を保持する魔導師が1部隊に集中する危険性を考慮して、というのもあるのかも知れない。下手したら数人の魔導師で国ひとつ制圧するくらい造作もないかもしれないわけで・・・
なので機動6課が特殊部隊として精鋭を集める代償として、緊急時以外でリミッターによる戦力の抑制を行うのは、シビリアンコントロールとして必要な措置なのだろう。

まあ、でも、たぶん、これは、はやてが「ファイナルフュージョン承認!」したいが為の設定だと思うんだ。


B000PMG30O魔法少女リリカルなのはStrikerS Vol.1
都築真紀 ivory 草川啓造

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ということでAmazonでDVD予約開始です。



▼2007/05/06 (日)

AT-Xでフィギュア17つばさ&ヒカルの再放送が始まったので久しぶりに見る。

一話から、つばさが朝起きて登校するまでをじっくり描いて、日直の仕事をサボる男の子や、クラスの女の子とのやり取りがあって、転校してしばらくたつのにクラスになじめなくて・・・という日常描写を延々とやってるのに、いまさらながらあきれた。
まあ、それでこそ「フィギュア17」なわけだが、初見時は、作品の方向性がわからなくて、その印象は必ずしもよくはなかった。けれど、この作品の「執拗なまでの日常描写」が肝であることと後半のドラマ展開を知った上で見ると、つばさの心情がきっちり丁寧に描かれている事が手にとるようにわかって、面白い。

最近は1話2話でサクサク見るアニメを切ってしまう、あまり良くない傾向にあるのだけれど、当時この無駄にゆったりとした退屈な作品を見つづけた自分を誉めてあげたい、まあそれくらい、後半の展開にしびれたわけだけど。

つーわけで、あまり評価も人気も高くない作品ですがオススメ作品なのですよ。
未見の人のために、ポイントと注意点。

・小学生の女の子の執拗な日常描写を堪能できるぞ。むしろそれがこの作品肝だ。
・戦闘シーンはオマケです、存在価値ないので気にするな。
・とにかく9話までは耐えろ、話はそれからだ。


あと昔書いたものを再掲
フィギュア17評
最終回までのネタばれを含むので注意。


フィギュア17 つばさ&ヒカル(1)フィギュア17 つばさ&ヒカル(1)
矢島晶子 折笠富美子 小山力也


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DVD持ってないんだけど、廉価版をBOXで出したりしないのかなあ。





▼2007/05/04 (金)

なのはStrikerSがはじまって早一ヶ月。まだ感想書いてませんでしたが、むしろ「全力全開」でStSを楽しんでいるので、それどころじゃないんですよ。
一応ファミ劇で見ていることにのなっているので、二週間遅れだし感想は大雑把にしか書かないかも。


魔法少女リリカルなのはStrikers #01~03

とりあえず3話までの印象というか感想。
説明なしで最初からバトル全開だったA’sと比べると試験や訓練中心ののんびり展開で、やや設定説明が多過ぎるかなというのも事実。
作品世界内で10年の時間間隔と作品の趣をガラッとかえてしまったので、これはある意味仕方なし。
ファーストからZくらいの隔たりがあるので作品のファンでキャラや設定を熟知してないと、ちょっとついてくのは大変かもなあ。
ファン的には、キャラの短いやり取りやちょっとした伏線で、深読み&妄想でwktkできるんだけど。
ただ、個人的には新キャラのキャロ、エリオ、フェイトとの絡みを期待していたのだけど、ちょっと描写が少ないというか足りないのがちょっと残念かなぁ。
フェイトとキャロ&エリオの再会シーンとかあっても良かったと思うのだけど。

あー、にしてもなのはさんの余裕たっぷりぶりはすごいなあ、教導官としての立ち居地もあるんだろうけど、一番キャラが変わってる気がす。もう「にゃはは」とか笑いそうにないよー


□なのはStS関連商品

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恒例のサウンドステージ。今回もアニメからもれたサブエピソードで、キャラや設定の掘り下げをしてくれると思われるのでファンは必聴。


「魔法少女リリカルなのはStrikerS THE COMICS
メガミマガジンで連載されたた漫画版のアニメ版のプレストーリー、スバル&ティアの出会いやレリック事件についてなど、A’sとStSの空白期を埋めるお話です。作品世界やキャラを深く知りたいファンはサウンドステージとあわせて必読です。




▼2007/04/27 (金)

mixi日記の記述で引責 ガイナックス赤井氏が取締役辞任
ガイナックスの取締役がmixi日記での記述の責任を取って辞任

なんだかなあ・・・

ちょっと前から感じてたんだけど、ガイナックスは会社自体が、なんか迷走しているなあ、という印象を抱いてたんだけど、今回の件は決定打というか、なんというか。
件の女子社員のmixiの日記は、ぶっちゃけ、彼女個人の意見というより、普段の会社の内部の人間の間でのやりとりがあんな感じだったから、ごく普通にぽろっと書いちゃったんだと思うのです、特に悪意もなくね。
結局、庵野のオタ批判に限らず、同属嫌悪はガイナの体質そのものだったと。

かつてのガイナックスは確かにオタクのエリート集団であり、彼らの価値観や作るものは、オタクの間でも
一目置かれていたけれど、はっきりいってエヴァ以降のガイナックスは、アニメを取り巻く状況や視聴者の気質の変化に対応し切れずに、時代とずれてしまっていて、なんとか必死に時代に合わせようとして迷走しているようにしか見えなかった。それは結局、ガイナックス内での古いオタク的価値観(主に岡田的な貴族主義かもしくはエリート主義?)のまま、新しい価値観の中にいる新しい視聴者に向けて、ものを作らなければならないというジレンマそのものだったのかなあと。

あと、残念なのは、作画崩壊などで確かに荒れることはあるけれど、少なくとも作画面での議論や情報がネット上で集積されるようになり、80年代のスターアニメーターブーム以来、かつてないほど、作画に関する関心は高まっているのだから、アニメーターの個性をちゃんと生かした適材適所の作品作りをすればいいと思うのです。

一方で、京アニが今の時代にぴたりと合わせて、上手く立ち回って、祭り上げられているのを見ると対照的だなあと思わずにいられない、「さすが京アニ」ってやつか。



▼2007/04/23 (月)

グレンラガン4話、小林治絵コンテ・演出回で公式ブログ炎上
http://gainax.weblogs.jp/gurrenlagann/2007/04/post_8837.html#comments

定期的に起きる個性派作画叩きで、またかって感じなんだけど・・・
今回はあんまり擁護する気になれなかったり。
というのは、単純に4話はつまんなかったから。
3話まで結構ノリノリで見てたので、がっかりしたというのがが正直な感想。
4話のダメなところは、下手なギャグですべりまくって肝心の合体に至るまでの高揚感がまったくないところ。
3話までは、ドラマ(というかカミナの口上)とロボットアクションのかみ合ったカタルシスが非常に気持ちよかったんだけどなぁ・・・

ところで、グレンラガンの今石洋之監督の名前を最初に知ったのは、メダロット14話「忍びが通る」の回なんだけど、この回は、他の回と明らかに違う作画のテンションとノリがあって、それまで知らなかった「今石洋之」の名前ををはっきりと意識した。
今石監督自身が、そういう作画とかで暴れること個性派として注目をあつめ、現在の位置に上りつめた人だから、アニメーターの個性が爆発するのを良しとするんだろうけど・・・。
今石回の「メダロット」は今石洋之の個性が光っていたのは確かだけれど、あくまで「メダロット」として面白かったからこそ、自分の中で評価が高かったわけで、作品自体をぶっ壊してまで個性が暴走すればそれでいい、というわけじゃないと思うのです。

それと、今回の件で言えば、それなりに、名前も地位もある小林治をわざわざ使って好き勝手やらせる意味ってあるのかと思う。(それでいうならアクエリオンのうつのみや回もそうだけど)
これが無名の若手が担当していて(それでちゃんと面白ければ)、評価もするし擁護もしたくなるんだけど。



▼2007/04/18 (水)

4778310713コンティニュー Vol.33 (33)

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表紙はコードギアスですが、第2特集がリリカルなのはらしいです。

http://www.ohtabooks.com/view/bookinfo.cgi?isbn=9784778310714
>【第2特集】魔法少女リリカルなのは(全17ページ)
>都築真紀(原作・脚本)特別寄稿
>田村ゆかり(なのは 役)インタビュー
>水樹奈々(フェイト役)インタビュー
>武内 崇(TYPE-MOON)描き下ろしイラスト
>鋼屋ジン(ニトロプラス)メッセージ
>金子彩史(『ワイルドアームズ』)メッセージ
>第1期&第2期 完全解説
>第3期『StrikerS』速報……ほか


都築氏の寄稿があるので、とりあえずあとで買います

そういえばオトナアニメの最新Vol.4書店で見て表紙に「リリカルなのは」の文字があって、期待して中身みたら、こっちは全く内容のない記事でがっかりでした。

それは、それはとして「リリカルなのは」が、この手のサブカルよりの雑誌に特集組まれるというのは、意外といえば意外。
なんつーか、リリカルなのはって、思いっきり、サブカル受けしないっていうか、評論屋受けしないというか、むしろ恥ずかしいと思われる部類の作品だと思うので、そっち方面からは、永久に無視されるだろうと思ってたので。
まあ、それだけ無視できない存在に成長したってことなんだろうけど、むしろそっち側に媚られたくないちゅーか、なんちゅーか微妙。
ただファン内部の感想や評価は、既に固定化してしまってるから、外部からの視点での評価や分析みたいなので、面白いのがあればよんでみたいけど。



▼2007/04/14 (土)

秒速5センチメートル

遅ればせながら、見てきました。
なんというか、絶賛です。
傑作だとはいわない。人にもあまり勧めない。
なぜならこの映画の心情は、ある一定の年齢層の一部の男性にしか響かないと思うから。
新海誠はたぶん自分と同世代の男性に向けてこの映画を作っていると思う。
だから余計に、過去の作品以上に、見てて、痛くて痛くて、心地よかった。

なによりこの映画が自分の中で評価を高めているのは、これが「喪失」の映画であるからなんだろうと思う。
バットエンドとしか言えないあのラストには、ありきたりなハッピーエンドでは到底不可能なカタルシス、快感を感じてしまった。
過去を過去として主人公を振り切り前へ進んでいく彼女に対して、主人公の男のほうは、過去の美しい思い出に囚われたまま、ゆっくりとしか進めず、時間と環境に押し流され、未来を喪失し、何も得るものもなく、ただ彼女の幻影を追い続ける、決して肯定的には受け止められないであろう主人公の人生、生き方。
しかし、この映画は、そんな主人公を、安易なハッピーエンドで救済するわけでもなく、断罪するわけでもなく、記憶によって美化された風景と美しい音楽、山崎まさよしの歌で、ただ優しく包みこんでいく。

「ほしのこえ」「雲の向こう~」という前二作が、時間と距離によって隔てられた恋人同士が、その気持ちを通わせられるか、というのが共通したモチーフで、それは、今回の{秒速~」の3話構成の1話でも繰り返されていて、まあ、言ってしまえば、奇跡によって、二人が繋がるという(「ほしのこえ」がどうだったか、ちょっと自信ない)ストーリ展開なんだけど、個人的にそこに「嘘臭さ」を感じていた。なんかドリーム見すぎだよと。
だから今回も前作と同じようなパターンだろうなーとたかをくくって見ていたので、今作第3話のあのラストには、意外性も含めて、本気で震えた。
ドリームを完全に打ち砕いちゃったよと。
それなのに、いやそれだけに、この夢のなさが、むしろダメな自分には、優しく感じてしまったという・・・

そんなわけで、今回は全肯定です。
うーむなんか1作ごとに俺新海評価があがっていくなぁ。


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▼2007/04/07 (土)

今期最優先作はもちろんなのはさんですが、さすがに今期の新作アニメは本数が多いので、期待のもてそうな作品とかスタッフ的に注目作も多いですね。
とりあえず、一話見た限りで、印象とか。

今石洋之監督のグレンラガンが、勢いがあって、一番好みかな。時間帯が日曜朝で、プリキュアの裏。ガイナックスとコナミが組んでなんかいろいろやるっぽいですね、意外にビックプロジェクト?子供向けっぽいノリと設定でオタクと子供両方に受けるかどうか、って感じ?あと顔が変形してロボってグランゾートかよ!って突っ込むのは年寄りですかそうですか。

割とノーマークだったけど、キスダムの畳み掛けるような展開で、掴みは悪くなかった。

機神大戦 ギガンティック・フォーミュラはロボットアニメらしからぬ濃厚な芝居作画は、挑戦的というか挑発的というか力の入れどころを間違っているというか、そりゃ、戸惑うよなあと。
テラかみちゅ!とか思いながら見る人は、まあ少数派でしょう。
どう考えても薮野浩二の使いどころを間違ってるとしか思えませんですもの。
(参考:新番組の機神大戦ギガンティックフォーミュラが色々ぶっ飛んでる件

ヒロイックエイジは、うーん、一話時点ではよくわからん、冲方丁氏に期待していいものかどうか。

オリジナル、SF、ロボット系がそろって出てきたのは、今期のひとつの特徴かなぁ、でも、こっち系はやり尽くされた感があって、どうしても似たり寄ったりになってしまうので、現状あまり心惹かれないというか。
そういう意味で、やはりコードギアスはキャラや世界観が時代を掴んでいて新風を起こしたという印象が強くなるわけです。

原作モノではハヤテのごとくはふつーに楽しんで見れそうで一安心。出来は可もなく不可もなくだったけど。車に引かれて血が出てねーと思った、直後に、それを「お見せできません」という放送コードを逆手にとってギャグにしていたセンスには今後期待が持てそうかなと。
いい意味で作画&演出が暴走してくれることを期待ということで。


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