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全日本新体操:女子の村田、クラブとリボンの2種目制す

選手生活最後の競技となるリボンを制した村田の演技=東京体育館で2007年11月25日、梅村直承撮影
選手生活最後の競技となるリボンを制した村田の演技=東京体育館で2007年11月25日、梅村直承撮影

 新体操の全日本選手権最終日は25日、東京体育館で女子個人種目別決勝などがあり、今大会限りの引退を表明した04年アテネ五輪代表の村田由香里(日体大大学院)がクラブとリボンの2種目を制して有終の美を飾った。村田のロープは2位、フープは3位。前日の個人総合で村田の7連覇を阻んだ初優勝を引退の花道にする横地愛(イオン)はフープとリボンで2位、残り2種目は4位に終わった。長く日本をけん引した2人の次世代を担う19歳の日高舞(東女体大)がロープとフープの2種目で優勝した。

 ▽横地愛 (セレモニーで村田と抱き合い涙)支えてくれた人々に感謝したい。引退の実感はないけど、今はすっきりした気持ち。今後ははっきり決めていないがクラブの子どもたちの支えになってあげたい。

 ◇女王の引退劇は涙、涙…村田「体力的に厳しかった」

 女王の引退劇は笑顔のち涙、涙だった。現役最後となった種目別リボンで、村田はクラシック音楽に乗った雄大な演技を終えると観客席に向かって笑顔でガッツポーズ。しかし、控えていた仲間を振り向いたとたんに泣き、引退セレモニーでは言葉にならなかった。

 「気持ちよく演技するために苦しいことも乗り越え、集大成を見せることができた。涙はいろいろなものから解放された気持ち」。全日本で史上最多タイの6連覇を誇る26歳は充実感を漂わせた。アテネでは個人総合で18位に入ったが「体力的に厳しかった」。何度も引退か、現役か、で揺れ動きながら懸命に北京への道を探ったが9月の世界選手権(ギリシャ)で出場枠を逃したことで吹っ切れた。

 小1で新体操を始めて20年。団体で00年シドニー五輪にも出場して、多くの国際舞台も経験した。人生の大半をささげたからこそ今は強く思う。「指導者として日本の新体操を発展させたい」。【小坂大】

 〇…前日の悲願の初優勝を果たした横地の最終日は燃え尽きたようにミスが目立った。それでも最後の演技を終えると「一日を通して楽しむことができた。今はすっきりとした気持ち」と晴れ晴れした表情。しかし、引退セレモニーが始まると「支えてくれた、たくさんの人々に感謝したい」としゃくり上げ、同じ81年生まれで長くライバル村田と抱き合った。横地は「今後ははっきり決めていないが、まずは海外旅行に行きたい」と引退後に思いをはせたが所属のイオン関係者は「あれだけの実力。指導者になってもらう」とぴしゃり。村田とのライバル対決の第2幕が始まった。

 ◆新体操記録(記録は1位)

 【女子】▽個人種目別ロープ 日高舞(東女体大)15.475▽フープ 日高15.550▽クラブ 村田由香里(日体大大学院)15.800▽リボン 村田15.550▽団体種目別(ロープ5)東女体大15.825▽同(フープ3+クラブ2)東女体大16.525【男子】▽個人種目別スティック 春日克之(青森大)、谷本竜也(花園大)9.375▽リング 大舌恭平(青森大)9.400▽ロープ 北村将嗣(花園大)9.475▽クラブ 大舌恭平(青森大)9.475▽団体 青森大28.868

毎日新聞 2007年11月25日 19時26分 (最終更新時間 11月25日 23時17分)

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