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船場吉兆:佐賀県幹部が「佐賀牛の評判おとしめた」と抗議

船場吉兆に抗議の申し入れ書を手渡した後、報道陣の質問に答える陣内一博・佐賀県農水商工本部長=大阪市の船場吉兆で2007年11月23日午後1時15分、小関勉撮影
船場吉兆に抗議の申し入れ書を手渡した後、報道陣の質問に答える陣内一博・佐賀県農水商工本部長=大阪市の船場吉兆で2007年11月23日午後1時15分、小関勉撮影

 「船場吉兆」(大阪市、湯木正徳社長)が佐賀、鹿児島県産牛肉を「但馬牛」などと偽って販売したとされる事件で、佐賀県の陣内(じんのうち)一博・農林水産商工本部長ら県幹部が23日午後、同社を訪れ、事件で「佐賀牛」の評判がおとしめられたと厳重抗議した。同社は社長が体調不良として長男の湯木喜久郎取締役が対応し、「ご迷惑を掛け、申し訳ない」と謝罪した。

 面会は非公開で約10分間行われた。陣内本部長は面会で、湯木社長が「佐賀牛は但馬牛にそん色ないと思っている」と記者会見で釈明したことについて、佐賀牛は但馬牛とは異なる基準で選ばれた高品質な和牛であることを説明、認識を改めるよう申し入れたという。

 陣内本部長は面会後、報道陣に「湯木取締役は何度も頭を下げていた。意図は十分に伝わったと思う」と述べた。

 佐賀牛は、佐賀県産和牛の中でも最高級ブランドで、00年の九州・沖縄サミットのディナー食材に選ばれたほど。古川康知事が「『そん色ない』というのは、佐賀県産和牛をおとしめかねない」と強く反発していた。【長谷川豊】

毎日新聞 2007年11月23日 19時14分 (最終更新時間 11月23日 19時56分)

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