MSN Japanのニュースサイトへようこそ。ここはニュース記事全文ページです。

ニュース:事件 犯罪・疑惑事故・災害裁判写真RSS feed

道を走っていたら、突然「名曲」が聞こてきた… (1/3ページ)

2007.11.25 22:28
このニュースのトピックス
和歌山県紀美野町内の国道370号に2007年3月完成したメロディーロード。曲は坂本九さんの「見上げてごらん夜の星を」和歌山県紀美野町内の国道370号に2007年3月完成したメロディーロード。曲は坂本九さんの「見上げてごらん夜の星を」

 気持ちよくドライブしていると、「ルルル…」と耳に馴染んだメロディーが車内に響く−。そんな不思議な「メロディーロード」が相次いで誕生している。路面に刻んだ溝で音階を作ったもので、制限速度を守って車を走らせないとうまく曲になって聞こえないという。スピードの抑制にもつながるユニークアイデアだ。(海老沢類)

 愛知県豊田市川手町の国道257号バイパス。10月に完成した「メロディートンネル」は、一定の速度で走行すると童謡「どんぐりころころ」が聞こえてくる。秘密は、路面を横断する形で刻まれた複数の溝にある。通過時にタイヤと溝が接触する音がメロディーになって聞こえる仕組みだ。

 溝と溝の間隔で音階、溝の幅で音量を調整。「溝の間隔は制限速度を想定して設計されているので、スピードを出し過ぎると音が聞き取りづらくなる」と同県豊田加茂建設事務所足助支所の加納久揮さん。区間の長さは約300メートル。制限速度の50キロを守って走行すると、約20秒間にわたって一曲分の演奏が楽しめるというわけだ。

 現場はトンネルの出口付近で、ゆるやかな下り坂。自然とスピードが出やすい上に、左右のカーブが続く。実際、昨年12月にはトンネルから500メートルほど離れた地点でトラックと軽乗用車の追突事故も起きていた。愛知県警は「スピード抑制やカーブ直前の注意喚起につながる。効果を検証しながら他の場所に適用できるかどうかを検討していきたい」と話す。

このニュースの写真

和歌山県紀美野町内の国道370号に2007年3月完成したメロディーロード。曲は坂本九さんの「見上げてごらん夜の星を」
広告
イザ!SANSPO.COMZAKZAKFuji Sankei BusinessiSANKEI EXPRESS
Copyright 2007 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。