2006年11月29日

We do not live in the past, but the past in us.

先週、オーストラリアのテレビ局が、日本海軍の特殊潜航艇の残骸らしきものを発見したと報じました。問題の潜航艇は、過去に何度か発見が騒がれつつ、その都度間違いが明らかにされてきました。しかし今回、オーストラリアのキャンベル環境相は、映像から本物だと判断し、オーストラリア海軍のダイバーは確認作業に入っています。

1942年5月31日夜から6月1日朝にかけて行われた、特殊潜航艇3隻によるシドニー湾攻撃は、戦時中で敵同士であるにもかかわらず、オーストラリア海軍が、殉職した日本兵を手厚く葬ったことで知られています。

時のシドニー港司令官、ジェラード・ミュアヘッドグールド少将の言葉です。

It must take courage of the very highest order to go out in a thing like that steel coffin ... Theirs was a courage that is not the property ... of any one nation: it is the courage shared by the brave men of our own countries as well as of the enemy ...

These men were patriots of the highest order. How many of us are really prepared to make one-thousandth of the sacrifice these men made?


作戦で命を落とした一人、松尾敬宇中佐の母は、1968年にオーストラリアを訪問し、「ヒーローズ・マザー」と大歓迎されました。2002年には、ホーク元首相が松尾中佐の墓参りもしています。攻撃では数十名のオーストラリア兵も戦死しているのに、攻撃を決行した兵士たちに対するオーストラリアの敬意には、並々ならぬものがあります。<→参考

今回発見された潜航艇は、3隻のうち唯一攻撃後にシドニー港を脱出した1隻と見られています。搭乗していたのは、伴勝久少佐と、芦辺守少尉。23歳と24歳の若者でした。シドニー港に突入して以来行方を絶ち、64年間、誰の目に触れることもありませんでした。

なぜ伴艇が帰還しなかったのかは誰にもわかりません。一説では、沖で落ち合うはずだった母艦を守るために、あえて収容地点に向かわず(特殊潜航艇は特攻兵器ではありません)、自沈したのだとも言われています。

潜航艇発見の報を受けたキャンベル環境相は、「世界有数の港に侵入するとは、非常に勇敢かつ大胆な行動だった」と述べ、「これは沈没した潜水艦というだけではなく、日本人乗員の墓でもあるのだ」と、驚くほど迅速に現場の保存に乗り出しています。また、ネルソン国防相は、「いかなる理由があろうと現場を汚してはならない」と警告を発しています。

オーストラリアのある左派系のブログでこのニュースを取り上げ、「アボリジニの遺跡の保存にも、これくらい一生懸命取り組んで欲しいものだ」と皮肉を書いた所、一番についてきたコメントはこうでした。

「これは政治的な問題じゃない。あんな小さな潜水艦に乗って出撃するなんて、なんて勇気なんだ!」

banner_03.gifいつも応援ありがとうございます。
posted by oribe at 07:08 | Comment(48) | TrackBack(2) | その他海外
この記事へのコメント
参照先のSiteを見ました。
まったく、日本人として胸の熱くなるような英雄的行為です。オーストラリアの人々の扱いにも感謝したいと思います。
では、私たち日本人も、日本海で自沈した北朝鮮の工作員たちに敬意を示すべきでしょうか?
Posted by driftglass at 2006年11月29日 08:19
戦場で戦って散るは男の誉れですから。
道徳云々以前の問題で雄にはそんな風に戦って死ぬことに対する憧れや敬意を感じる遺伝子が備わっているのかも知れません。北朝鮮の兵士であろうと戦場で戦闘員同士の戦いで散ったのであるならば敬意を示してしかるべきだと思いますが、工作員の任務ってのは戦闘員のそれとは違って尊敬出来るものではないことが多いでしょうね。
Posted by bob at 2006年11月29日 09:07
オーストラリアの皆様の日本軍兵士への扱いには日本人として深く感謝いたします。

北朝鮮の工作船がお台場にあった時に見に来ましたが、冥福を祈る大きな花束がいくつも供えられていましたよ。もちろんやった事は許せなくとも死者への敬意を感じる光景でした。いかなる罪を犯していたとしても死者は丁重に扱われるべきだと思ってます。
Posted by てん at 2006年11月29日 09:29
今日のエントリー、読んだだけで涙が出ました。
オーストラリアの人たちの戦死者に対する畏敬の念と、
今の日本の政治家・マスコミの、靖国に眠る英霊への
冷たい態度を比べて・・・
Posted by OKDY at 2006年11月29日 09:39
いつもながらピックアップされるニュースとその取り上げ方に敬服致します。
ニュアンスは違うかもしれませんが、「英雄、人を知る」という言葉を思い出しました。
Posted by ナルト at 2006年11月29日 10:20
>戦場で戦って散るは男の誉れですから。

当然のことながら、人間、誰ひとりとして国、時代、性別などを選んで生まれることはありません・・・たまたま戦争の時代に生まれ、精一杯生き、心ならずも戦いで命を落とした若者に、両親や肉親が「戦場で戦って散るは男の誉れですから」として、その死に意味あらしめようとするのは分かるが・・・一般論的に「戦場で戦って散るは男の誉れです」と本当にそう思えるか?彼らにもやりたいことが沢山あっただろうと思うが、時代が許さなかったのだろう・・・戦争の時代という制約の中で精一杯生きた彼らの死に「男の誉れだ」は酷すぎるか!と思える。
Posted by 隣国を心配す at 2006年11月29日 11:50
確かに一般化する話ではなかったですね。申し訳ありませんでした。
Posted by bob at 2006年11月29日 12:04
日本兵に敬意を払ってくれたオーストラリアの人には感謝します。
でも最近釈然としないんですよね。
硫黄島の戦いでもアメリカのスミス中将(?)は敬意を払ってくれたし、映画の『硫黄島の手紙』ではアメリカ人スタッフが涙を流してくれたそうで・・・。
でも、日露戦争当時、世界一くらい品行方正で賞賛されてた日本兵は、第二次世界大戦以後は世界一残虐な日本兵みたいな言われ方してます。
民族の性質って、そんなに変わるはずが無いと思うんですけど・・・。
なぜあの戦争のときだけ『残虐な日本兵』と断罪されるのか・・・。
何か成績のいい子がいじめられる最近の学校のいじめと似てるとか?
見た目に貧相な黄色いチビが品行方正で優秀で、しかも言い分にまで理があるなんて(持ち上げすぎ?)許せないとか?
東京裁判が日本をとことん貶めるためのものだったのは間違いないわけで、罪悪感を払拭するためには日本人は残虐で下劣でなきゃいけなかった?
GHQによる占領中の日本では米兵による婦女暴行は3万件に達したけど、米軍は他の国に比べれば少ないと自慢したとか・・・。3万件が少ないなら自前の慰安婦を連れて現地で事件を起こさなかった日本軍は極悪ですよね?
自決が悪いってゆーけど、凶悪な中国人やズボンを下ろしながら追いかけてくるロシア人の話を聞いてたら、自決もしますよね?
ぅああぁ・・・、愚痴モード・・・。T-T
Posted by P at 2006年11月29日 13:04
戦った相手に対して礼を尽くしてくださったオーストラリア国民に敬意を表します。また、特殊潜航艇の乗組員の方々に敬意と哀悼の意を捧げます。
Posted by 富士 at 2006年11月29日 13:08
何故素晴らしい日本人が中国で残虐非道な行動を取ったのか?そう問われて「『残虐非道な』行動は歴史的に確認されていない」と断じながらも、東南アジアで売春を繰り返す日本人の存在を思い出します。また「旅の恥はかき捨て」とばかりのとんでもない田舎ものとか。。。
どの国にも存在するタイプの人たちなんでしょうが、それがどれだけ「粗探し反日メディア」の格好の餌に成っているか思うとぞっとしますね。
Posted by さつき at 2006年11月29日 13:48
軍人ならではの精神性という気もしますが、日豪の交流といえば、南極探検の白瀬隊を思い出します。
こちらも日本側のあまりに貧弱な装備とボロ船ぶりに、当初は軽んじていた豪州人も、南極到達後は賞賛を惜しまなかったそうです。
先の大戦がらみのあれこれをもって、一国に対して好悪の念を持つ前に、些細でも色々なエピソードが語り継がれればいいですね。
Posted by teco at 2006年11月29日 13:59
>でも、日露戦争当時、世界一くらい品行方正で賞賛されてた日本兵は、第二次世界大戦以後は世界一残虐な日本兵みたいな言われ方してます。
>民族の性質って、そんなに変わるはずが無いと思うんですけど・・・。

日露戦争以降に日本人になったあの民族の方々がいますがな。
Posted by   at 2006年11月29日 14:10
穿った見方をするなら、オーストラリアは戦勝国だということかと。
勝った側は過去の戦争を栄光の歴史として余裕を持って見られる。

逆に、敗北した国にとっては屈辱の歴史であり、
国家の意義を問われる大問題であり、否定せざるえない。

先の大戦で最もその存在意義が否定された国、
韓国(日本に破れ同化していた)が最も日本を感情的に非難するのは、
民族性だけの問題ではないのでしょう。
Posted by at 2006年11月29日 14:56
民間人に対する残虐行為という問題についてはやはりゲリラ戦が原因の部分が大きいのではないでしょうか?

ゲリラ戦はあらゆる戦時法規、慣習を破って住民を盾にして戦うという性質上、必然的に住民を巻き添えにしてしまいます。ナポレオンの半島戦争、ベトナム戦争、現在のイラク戦争でも全て正規軍の方が残虐と非難されてますね(ゲリラ側は侵略されている側という事で国際世論が大目に見てくれます)。
Posted by 富士 at 2006年11月29日 15:55
>攻撃を決行した兵士たちに対するオーストラリアの敬意には、並々ならぬものがあります。<

儀礼上の建前と本心では被害を受けた恨みがある。
Posted by こころ at 2006年11月29日 16:05
オーストラリアは日本の軍艦を撃沈した後、漂流している日本海兵を、わざわざ燃料を積み直して出撃して機関掃射して殺してますから(オーストラリアで映像が公表されて話題になりました。自分たちの正義を信じていた豪人にはかなりショックだった様です)、<日本兵を手厚く葬った>等でその点を強調して美化するのはどうかと。戦争には二面性がありますから。日本軍にもその手の話はありますが、マスコミは載せませんね。
Posted by おっす at 2006年11月29日 16:14
ルールを守って戦って戦死した人には敵味方を問わず尊敬の気持ちが沸くのだと思います。 オーストラリアの人が同じ気持ちを持っていてくれて嬉しいです。建前や損得の行動ではないと思います。 中国大陸にも同じような勇士が幾千といたはずですが...これは期待しても無駄ですね。 
Posted by ころ at 2006年11月29日 16:51
隣国を心配すさん

だからこそ、彼らの勇気を称える必要があると思います。意味のある人生だったと。
それに敵の勇者を称えるのは、その勇気を自国の兵士にそれを要求しているとも言えます。
Posted by ゴナ at 2006年11月29日 18:34
戦争ですから、お互いに汚い事も多くあると思います。
それでも、相手に対し尊敬の念を持つ事や、相手にその様な気持ちをおこさせるよう努力する事が大事なんだと思います。

相手にもよるでしょうが。
Posted by 奈々氏 at 2006年11月29日 18:44
こんなに勇敢に戦って有色人種?(なんて言えばいいの??)に対する白人の偏見を少なくしたのに。。。これを骨の髄まで恨む国(特アね)を生んでしまったとは皮肉なモノだな。
Posted by mahito at 2006年11月29日 19:37
北朝鮮の工作員を同列に並べるなよ。目的が麻薬密売や民間人拉致のためのテロリストなんだから、とても称える気にならん。民間人虐殺を任務としたB29の搭乗員然り。工作船に花を手向けたのは在日か北シンパでしょう。「死ねば誰でも神様」云々ほど白々しい嘘はないね。シナ人みたいに鞭打ったりしない代わりに、褒め称えもしない。

オーストラリア兵の残虐っぷりは米英以上で、チャールズ・リンドバーグの日記にもいろいろと載っている。その伝統を引き継ぎ未だに人種偏見をもっているのがリベラル左翼。去年の豪の反捕鯨関係記事を思い出した。
http://meinesache.seesaa.net/article/4304052.html
Posted by お米券 at 2006年11月29日 21:23
>>工作船に花を手向けたのは在日か北シンパでしょう。

http://www.tamanegiya.com/sinatyousenntotigau3-4.html
Posted by kani at 2006年11月29日 22:05
1942年5月31日夜から6月1日朝にかけて行われた、特殊潜航艇3隻によるシドニー湾攻撃は、戦時中で敵同士であるにもかかわらず、オーストラリア海軍が、殉職した日本兵を手厚く葬ったことで知られています。
まったく何もわかっていないノーテンキな文章だね。当時すでに最終的には勝利を確信していたオーストラリアは自国の捕虜がよく扱われていない事を知っていて、戦争に勝利した時には戦争犯罪の名の下に日本人を絞首刑にしようと既に死んでしまった日本人を手厚く葬ってやったまでにんだよ。(自分たちと違って日本は残虐だった主張するためにね。)
Posted by SS at 2006年11月29日 22:53
白色人種が世界を物理的にも経済的にも圧倒支配していた当時において、政治・経済・国際関係で封鎖されていた日本軍が、奮闘したのには頭が下がります。
オーストラリア人が、そのような経緯や状況を踏まえての行為であれば、素晴らしいです。この点は、やや半信半疑というか未確認ということで。。。
Posted by Q9 at 2006年11月29日 22:55
http://www.tamanegiya.com/sinatyousenntotigau3-4.html

吐き気がする。しかもご丁寧に英語や朝鮮語の訳文付きとは。追悼というより政治的効果を狙ったプロパガンダだね。サイトの「朝鮮とは違う大和民族」ってそのまんまだな。それが言いたいだけちゃうんかと。逆効果でテロリスト賛美にしか受け取られませんってw曽野綾子ってとんだ勘違い売名作家だったんだね。
Posted by お米券 at 2006年11月29日 23:18
>>SS

>まったく何もわかっていないノーテンキな文章だね。当時す
>でに最終的には勝利を確信していたオーストラリアは自国の
>捕虜がよく扱われていない事を知っていて、戦争に勝利した
>時には戦争犯罪の名の下に日本人を絞首刑にしようと既に死
>んでしまった日本人を手厚く葬ってやったまでにんだよ。
>(自分たちと違って日本は残虐だった主張するためにね。)

同じ調子で、戦後長々とオーストラリア人が敬意を表しつづけて、今回も丁重な扱いをしている動機を述べよ。
牛肉のため、とでも言うかね?
俺はあんたを軽蔑する。
Posted by G at 2006年11月29日 23:53
オーストラリアも国益に基づいて行動しているだろう。 また、未だに日本人を蔑視しているバカ者が居るのも事実。
とはいえ、先の大戦の日本人戦没者への丁重な扱いには感謝しています。
また、イラクでの陸自の援助や北鮮への経済制裁の協力と、彼等とは安全保障上の取り決めを結んでみては?と思います。
・・・インドネシアが嫌がるでしょうけどね。
Posted by 笹団子 at 2006年11月30日 00:41
↑あと、日本国憲法の問題もありましたね。
Posted by 笹団子 at 2006年11月30日 00:45
>>お米券さん

北鮮工作員に花を手向ける奴はもれなく在日かシンパというシンプルな思い込みはどうかと思うよ、という指摘をしたかっただけなんだけど。

花を供えたのは死者に対する供養。それ以上でもそれ以下でもないでしょ。

Posted by kani at 2006年11月30日 01:09
本日のエントリ心して読ませて戴きました。
日々食事に困らず、農作業をするでもなく、ただ経済活動と言われる事をして、生きて来た私には、自然と涙が溢れました。理屈は関係無いです。 先人とそのご家族の歴史に対して、又 今回のオーストリア国家の対応に対して敬意を表します。
Posted by ター坊 at 2006年11月30日 01:37
ついでと言ってはナンですが、「オーストラリアのある左派系のブログ」も晒して欲しかったですw
Posted by k.c at 2006年11月30日 01:38
単純に、オーストラリアの自国美化キャンペーンの一環だと思ってしまった。 自分の差別体験や友人が旅行した際、道を歩いていただけで、Japと叫びながら子供たちが石を投げつけてきた実話など、オーストラリア=反日教育の印象が強いんですけどね。
Posted by zzz at 2006年11月30日 03:28
>いつもながらピックアップされるニュースとその取り上げ方に敬服致します。
 全く同感です。浜の真砂の数ほど寄せては消えるニュースの中から、読者を惹きつけるトッピックを拾い出して解説するのは本当に至難の技です。それも隔日ペースで。
 僕の考えは、この時期は、太平洋戦争の初期で、まだ日豪英等の将校クラスには騎士精神(侍精神=惻隠の情)の発露を促す余裕が残っていたように思います。日本海軍の工藤艦長が撃沈した英艦艇乗組員422名を救助したエピソード等もありますから。それにしても、正当な教育を受けた昔のエリート将校は、武勲となりうる行いまでも家族にさえ話さず墓場まで持っていってしまうんですね。他にも居られそうです。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogdb_h18/jog458.html
 さて、下記の豪のサイトによれば(攻撃してきた敵に)そこまで礼を尽くして葬る必要があるのかと多くの市民が批判したようですが、潜航艇乗組員の勇敢さを讃えて礼を尽くして弔った。同時に敵国の勇士に尊敬の念を抱く事により、捕虜となっている多くの自国の兵士の環境も改善されることを願った。ようです。
http://www.ww2australia.gov.au/underattack/sydharbour.html
"The admiral’s decision to accord the enemy a military funeral was criticised by many Australians but he defended his decision to honour the submariners’ bravery. He also hoped that showing respect for the dead men might help to improve the conditions of the many Australians in Japanese prisoner of war camps."
http://www.ww2australia.gov.au/underattack/index.html#mother
松尾敬宇中佐の母堂がその場で詠まれた詩(うた)が、丁寧な英訳と共に載っていました。(感涙)
「君が為 散れと育てし 花なれど 嵐の跡の 庭の寂しけれ(靖国の やしろに友と 睦むとも 折々かえれ 母が夢路に)」
I nurtured my son just as I grew precious flowers So that he could dedicate himself to the Emperor.
Now that the storm has passed And all the cherry blossoms have blown away, The garden looks very deserted.
 帰国後、あるテレビ局が出演を依頼してきた。「オーストラリアでは、大変な歓迎だったそうですね。テレビに出て下さい。ただ、何を喋っても結構ですが最後は"戦争は嫌だ"で結んで下さい」と頼んだが、まつ枝さんはきっぱりと断った。
「戦争が好きな者はいません。
しかし無理難題を吹きかけられれば、やりたくない戦争をやらねばならない場合があります。だから"戦争は嫌だ"という言葉は言いたくありません」と。
 これこそ、Japanese Great Motherの鑑ではないか。それにしてもこのTV局のディレクターの何と浅薄な事よ。
上の経緯をもう少し読みたい方は下記のブログの一番下へスクロール。
Posted by しょうちゃん at 2006年11月30日 03:34
連投失礼します。
思い出した。これって十分政治的要素を含んでる模様。来月、日豪首脳会談+EPA締結交渉があるんだよねぇ。 それに向けて、日本から有利な譲歩を引き出そうっていうアレかと・・・。
Posted by zzz at 2006年11月30日 03:37
失礼、ここです。長くてゴメン。
http://diarynote.jp/d/43053/20040913.html
Posted by しょうちゃん at 2006年11月30日 03:40
オーストラリアって、日本人捕虜を飛行中の機上から落として殺害したあのオーストラリア?
カンタスだけは乗りたくないな。
Posted by KA at 2006年11月30日 06:16
>日本人も、日本海で自沈した北朝鮮の工作員たちに敬意を示すべきでしょうか?
 先の対戦中の帝国海軍の潜航艇乗組員の勇敢な行為と北朝鮮工作員の行為を比べる事自体間違っています。
1)前者は戦争中の敵対国の海軍艦艇及び施設に対しての正当かつ勇猛果敢な戦闘行為であるのに対し、
2)後者は何ら戦闘状態にない他国を領海侵犯の上、海上保安庁巡視船の停止命令を無視し、更には火気による攻撃をした為に逆に正当防衛で攻撃されたケースで何ら正当性なし。
 更に言うなら、領海侵犯の目的が違法なドラッグや覚醒剤などの持込でしたので比較などしようがありません。
 しかしながら、彼らも例え独裁政権国家とは申せ、母国の為に身命を賭して働いていた点は愛国者で、命を落とせば鎮魂に値します。そう考えて曽野綾子さんも花を手向けたのだと思います。ですから「敬意」とは異なりますが、当然彼らの御霊安かれと祈った見学者も少なからずいたでしょう。
 甘いと思われようとそれが日本人の霊性だと思うのです。罪を憎んで人を憎まず。死者に鞭打つ所業を成せば、自分が憎悪している何処かの国のやり方と同じになってしまいませんか。
Posted by しょうちゃん at 2006年11月30日 07:58
>ゴナさん
>だからこそ、彼らの勇気を称える必要があると思います。

ご指名のようですので、レスさせていただきます。このエントリーは世界有数の軍港に侵入し、敵艦隊の撃沈という至難の作戦を沈着冷静に遂行し、その戦死には敵将をして畏敬の念を抱かせたという、「かくの如き日本人ありき」の紹介だと思います。昨日の首相出席での教育再生会議のいじめに対する緊急提言に象徴されるように、現代日本は子供すら満足に育てられない実に腑抜けな精神風土に立ち至ったと思っています。そのような現代日本人の一人として「彼らの勇気を称える」ことには恥ずかしさでたじろいでしまう・・・かって「かくの如き日本人ありき」の想いを強くするのが精一杯が実情・・・
手元にはいつも「佐久間艇長の遺書(TBSブリタニカ)を置いてあるが、かっての日本人の精神性に想いを馳せるとき、軽々に彼らを語れないのが実情・・・何で日本人はこれほどまでに腑抜けになったのか?と!!!!
http://www.asahi-net.or.jp/~un3k-mn/navy-rokugo.htm
>意味のある人生だったと。

そう言ったら、「お前たちに何がわかるか!」と返ってきそうですね・・・

>それに敵の勇者を称えるのは、その勇気を自国の兵士にそれを要求しているとも言えます

自国の兵士に要求して身につくものもあれば、要求しても所詮無理というのもあるのでしょう・・・
Posted by 隣国を心配す at 2006年11月30日 11:18
この記事をみてふと思い出した言葉がある。
「情けは人の為ならず」
Posted by scramasax at 2006年11月30日 13:39
ごちゃごちゃ言わず、オーストラリアの行為に感謝すればいいと思います。「死ねば皆、神様」、その通りでいいじゃないですか。奇麗事言うなとかほざいている輩もいるようですが、日中戦争でも、太平洋戦争でも、日本の兵隊さんは戦死した敵兵の墓を建て弔ったものです。これは、武士道精神にのっとって行われたことです。そして、イギリスやイギリスでも騎士道精神があり、敵兵でも戦死すれば手厚く葬ることは行われていたのです。
もちろん、全ての場合がそうだったとは言いませんが。
今でも、日本を憎んでいるオーストラリア人の元軍人はいますが、お互いの置かれた境遇を理解し、靖国に参拝する方も少なくありません。
Posted by at 2006年11月30日 14:36
死闘を尽くした相手を認めるっていうのは
軍人じゃないとわからないのか?
Posted by 森繁ダイナミック at 2006年11月30日 17:52
生きていてくれる方がいい。
Posted by fumi at 2006年11月30日 19:26
ちょっと醒めた意見を。
素直に嬉しくもあるけれど、これは「海軍」という掟や技を共有する専門家同士の共感や尊敬の要素が多分にあると思いますね。戦場では正に殺し合う当人同士だとしても、敵味方を離れた一種の仲間意識や互いの技量や根性に対しての敬意があるのではないでしょうか。

そう考えると元海軍軍人が真っ先に敬意を表わすのは自然です。一方、オーストラリア人一般での多数派の意見とは安易に思わない方が良いです。まぁ欧米人は「勇敢さ」という徳に対して敏感ですけどね。
Posted by 小野まさ at 2006年12月01日 01:21
>お互いの置かれた境遇を理解し、靖国に参拝する方も少なくありません。

だから何? それが捕虜虐待に対する『免罪符』になるとでも。
Posted by KA at 2006年12月01日 11:33
北朝鮮の工作船は麻薬は運びにきただけですし、やりあったのも海上保安庁。
おヤクザさんが抗争の末に拳銃自殺という方が正確に当てはまると思いますよ。
まあ日本人にとっては、人の死は虚無感を伴うものですからね。
Posted by drop at 2006年12月06日 17:50
アメリカの大学で教鞭に立たれている大貫恵美子女子によると、戦時中の特攻隊員達は「政府に洗脳されて自殺の道を選んだ人達」だそうです。
911テロの後、彼女の意見は日本のNHKに該当するNPR(ラジオ)で何度も取り上げられており、アメリカ人の中には「カミカゼは洗脳されたただの自殺行為」という理解が広がりつつあるようです。

ラジオの放送を聴きましたが、キリスト教徒であったという特攻隊員の日記の分析から「キリスト教徒は宗教上の理由から自殺の選択肢は無い。特攻という自殺の道を選んだのは政府に洗脳されていたという証拠」という結論。

総特攻隊員数に占めるキリスト教徒者数等の、基礎情報は全く提示せず結論つけておられました。 また一般論としてキリスト教徒と自殺の関係は正しいかも知れませんが、彼女の引用は余りに稚拙。

一般的なアメリカ人にとり、東洋という物は相変わらず理解出来ない部分が沢山ある、それと同時に「労を要して本当に正しく理解する程の興味の無い所」

アメリカ人にとり「カミカゼ」等は深く考えないと本当に理解出来ない現象の一つだと思います。 ただ、よく吟味し深く考えてみると、アメリカ人でも十分理解出来る物。 日本は諸外国と比べ「カミカゼ」のような形で表現される集団の為の自己犠牲精神が旺盛なだけ。

そこへ「あれは洗脳による単なる自殺です」という、外国人にとり分かりやすい暴論を提示する、学者と名乗る日本人が現れると外国人の中には「あ、それは分かり易い。 日本人が言ってるのだから本当だろう」と鵜呑みにする人が沢山出て来ても不思議で無いと思います。

大貫恵美子女子、再度NPRに出演されるのはかまいませんが、日本人が聴いていないと思い稚拙な暴論を振り回すのは簡便して貰いたい物です。
Posted by Fuji@us at 2006年12月11日 10:38
北チョソのテロと一緒にしてるバカがいるな・・・
Posted by tky at 2006年12月12日 23:03
Bodies of Japanese WW2 submariners to remain in wreck | International | Reuters
http://www.reuters.com/article/worldNews/idUSSYD17843120070522?feedType=RSS

伴少佐と芦辺少尉のご遺体が、潜水艦の中にそのまま残っている可能性が高いそうです。脱出したとすれば使用したであろうハシゴが、そのまま艦についているので。

コスト上、艦の引き上げは難しいようですが、ご遺体だけでもお帰りいただくことはできないでしょうか。合掌。
Posted by 果科 at 2007年05月22日 15:59
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オーストラリアで旧日本軍の潜水艦発見。
Excerpt: ちょっといいニュース。不明の旧日本軍潜航艇か 豪テレビが映像放映http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2006112601000416.htmlに関連して。Wreck of ...
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