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制御棒また抜けず 柏崎刈羽原発で3本目

2007年11月25日21時18分

 新潟県中越沖地震で被災した柏崎刈羽原発の制御棒が一部引き抜けなくなっている問題で、東京電力は25日、6号機で引き抜けない制御棒が新たに1本見つかったと発表した。6号機で2本目、同原発全体では3本目だ。制御棒や駆動装置に変形や異常がないか、今後調べる。

 東電によると、原子炉内の被害状況を調べるために、16日から燃料集合体を移動した後、制御棒を引き抜く作業をしていたところ、23日の1本に加え、25日未明にさらに1本が抜けないことがわかった。

 7号機で抜けなくなった1本は分解点検でも、特に異常が見つからず、東電は制御棒を動かすピストンと筒の間に1ミリにも満たない微小なさびの粉などが入り込んだのが原因ではないかと推定している。6号機でも分解して原因を調べる。

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