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【社会】

6号機で制御棒動かず 地震で点検中の刈羽原発

2007年11月23日 17時37分

 東京電力は23日、新潟県中越沖地震で被災し内部点検中の柏崎刈羽原発(同県柏崎市・刈羽村)6号機で、原子炉内に挿入された制御棒が動かなくなる異常があった、と発表した。

 動かなくなったのは全205本のうちの1本。東電は大半の核燃料を取り出しており、安全上の問題はないとしている。燃料をすべて出し終えてから原因を調査する。

 7号機でも10月、地震時に原子炉を緊急停止させるため挿入した制御棒に同様の異常が発生。東電は原因について、鉄さびなどが制御棒駆動機構内に入り込んだためと発表し、地震による影響ではないとしている。

 制御棒は長さ約4メートルで、原子炉圧力容器の下から、モーターの力や水圧で出し入れする仕組み。6号機は地震時、定期検査中で制御棒は挿入された状態だった。

(共同)
 

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