迷子のコリー(里親募集) 2007年10月29日UP
2007年11月12日更新



 ●迷子のアルファ君の引き受け先が決まったようです。穏やかな性質の幼い先住のコリーが
  居て、広い庭と優しい家族の居るお宅です。

  レスキューの場合よくあることですが、引き受け先が見つかった後で、どこそこの犬ではないか
  という問い合わせが来る場合があるのですが、本来なら殺処分になって既に死んでいる犬です。

  命を救って下さった個人や愛護団体に、レスキューされた犬を飼う資格や権利があると思います。
  本当に愛犬を見つけ出したかったのなら、日本全国津々浦々まで愛護センターに問合わせをし、
  インターネット上にも何箇所にも掲載して、殺処分の期日前に迷子犬を探し出すことはできた
  はずです。

  新しい犬に生まれ変わって、第2の人(犬)生を生きてゆく子の幸せを願ってあげて欲しいと
  思います。




 「この子は当犬舎の繁殖犬ではないのですが・・・」



 飼っていた御愛犬を亡くされた方で、新しく子犬を購入することに罪悪感を感じてしまう
 方々もいらっしゃいますが、家庭を失った不幸なコリーを迎えてやるのならば、亡くなった
 御愛犬の供養にもなると思います。

 家庭を失ったコリーと最愛のコリーを失った飼主さんが出会って、心を寄せ合い、再び
 幸せな生活を取り戻すことを切に願っています。

                                           エアウーマン犬舎 




 (注)コリー飼育経験者でなくても条件に合えば里親になれますが、コリーは他犬種と比べて非常に薬物に過敏であり、
   吠えて喜怒哀楽を表現する犬種であることに特別の配慮が必要です。せめて犬の室内飼育の経験がおありの方で
   あって欲しいと思います。子供の情操教育の為とか、タダでもらえるからという理由で、こういう可哀想な犬の里親に
   なるべきではないと思います。




 ●東京の愛護センターで殺処分になるぎりぎりで、愛護団体 catnap 様を通じ一時避難先として、
  当犬舎のお客様であるT様(大阪在住)に保護されたセーブルの男の子(推定3歳)です。

  T様のお宅でも先日、九州より保護してきたトライのコリー(推定8歳)がおり、フィラリアの
  治療をしながら飼っていらっしゃいますので、若くて病気に罹っていないセーブルの男の子の
  方を親切な御家庭で飼って頂けたらとのことです。


  現在の所有者は、愛護団体 catnap 様である為、当犬舎が譲渡を決定できませんので、
  ↓のT様からのメールを御覧の上で、愛護団体 catnap 様へお申し出頂けたらと思います。
  犬に2度と苦しい思いをさせないようにという配慮より、かなり細かく譲渡先条件(室内飼育
  限定とか)が決められているようですし、医療費その他、ある程度の出費が必要だそうです。
  詳細は、↓の T様からのメール中のcatnap 様のサイトを御覧下さい。


  T様からのメール
  「東京都の愛護センターより、愛護団体 catnap 様 http://www7.ocn.ne.jp/~catnap/
  御協力により10月27日にレスキューしました。
  里親様募集地域&レスキュー犬とのお見合い場所は大阪において、お届けは、御自宅までと
  なりますので、基本的に募集地域は関西圏となりますが、それ以外の地域の方は catnap 様に
  御相談になって下さい。
  預かり所(一時避難先)は大阪ですが、里親希望者様のトライアル(お試し引取り飼育)から
  正式譲渡までの流れは、上記 catnap 様の方法に従って下さい。預かりブログは、近日中に
  UPします。」






 ●一時避難先のT様からの情報

  仮名:アルファ君(犬には自分の名前だという認識はなし)
  推定年齢:3歳
  性別:未去勢オス(11月13日に去勢手術の予約済み)
  体格:体重が20kgと小柄で、メスくらい。
  性質:とても穏やかで聞き分け良し、順応力あり。
  健康診断結果
    フィラリア:陰性、血液検査:正常、心音検査:正常、検便:異常なし
    その他:愛護団体のcatnap 様が、マイクロチップ装着、狂犬病予防ワクチン接種、
         眼病検査(コリーアイの心配無し))、シャンプー等を済ませております。
         また、T様が、大阪府中央区のかわかみ動物病院において、フィラリア予防薬の
         開始しており、混合ワクチンは、11月上旬に接種予定です。


  


 ●大阪府中央区のかわかみ動物病院にて健康診断中。おとなしく良い子にしていたようです。

 現時点では、一時預かり先のT様宅のマンション内で非常に静かにしていますが、住まいが
 変わってすぐは、吠える犬種であるコリーでも吠えないことが多いです。もしも里親さん宅で
 吠えるようになれば、声帯切除オペによって問題は解決できますが、コリーでも犬によっては
 室内飼育ではほとんど吠えない子もいます。



 一時預かりのT様方の先住レスキュー犬(推定8歳、普通サイズのコリーのオス)と一緒にしても
 大丈夫でした。小柄ですが、腰の筋肉がよく発達しているので、保護される前には、きちんと
 運動には連れ出してもらっていたようです。


 ●失った御愛犬の喪に服し、知らず知らずペットロス症候群に陥って家族に心配をかけ、
  生活にも支障をきたしてしまう人が居ます。このコリーのように、迷子になっても本気で
  探してもらえなかったり、意図的に遺棄されたりして、愛護センターに持ち込まれて、
  若くて健康なのに殺されてしまう犬もいます。

  失った御愛犬にかけていた飼育費をこの不憫な子に当てて頂けませんでしょうか。
  この子の残りの命をあなたの手で守ってやることは、亡くなった子への供養になると
  思います。

  引き取った子にかける愛情は、決して、亡くなった子への愛情を失わせることには
  なりませんし、亡くなった子は、それを嫉妬するほど心の狭い子ではなかったはずです。

  あなたの心に開いた大きな穴をこの子の命を守ってやることで埋めて欲しいと思います。