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路上喫煙率、ひと月で半減 816人から過料 大阪

2007年11月24日12時14分

 大阪市が路上喫煙防止条例の対象に指定した梅田―難波間の御堂筋(約4キロ)と同市役所東側一帯で、10月1日に違反者から1000円の過料の徴収を始めて以降、約1カ月で路上喫煙率が0.6%に半減したことがわかった。一方で、違反しても支払いを拒否して立ち去る人も少なくない。

 禁止地区のうち南海難波駅前など6カ所で定点調査。通行者に占める喫煙者の割合は、過料の徴収開始前の9月25日には1.1%だったが、10月29日にはほぼ半分の0.6%に減った。

 11月15日までの46日間に過料を払った人は計816人で、1日平均18人。巡回指導員は「30〜40代の男性が目立つ」という。87%が素直に現金徴収に応じたが、「強制的な徴収はおかしい」などという苦情も絶えない。乗っていた自転車を放り投げたり、「どこに禁煙と表示をしているのか」などと文句を言って逃げたりした人も64人いた。

 住所を明かした人の6割が市外在住者だったため、市は「今後、条例を市外の人にも知ってもらえるよう広報に力を入れたい」と話している。

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