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【社会】

医療めぐり受刑者が告訴へ 暴動騒ぎの徳島刑務所

2007年11月24日 23時25分

 今月16日に受刑者が暴れて刑務官が負傷する騒ぎがあった徳島刑務所(徳島市)で、不当な医療行為があったとして、受刑者7人が刑務所に勤める医師を、特別公務員暴行陵虐などの容疑で近く刑事告訴する方針であることが24日、分かった。

 受刑者から委任を受けた特定非営利活動法人(NPO法人)「監獄人権センター」(東京)が明らかにした。センターは今回の暴動騒ぎも、医療への不満を背景にした緊張状態が関係した可能性があるとみている。

 センターの弁護士2人が22日に受刑者8人と面会。受刑者は「肛門に無理やり指を入れられた」などと訴えた。センターには2003年以降、徳島刑務所の受刑者から約230件の相談があり、乱暴な直腸診断や治療拒否など医療をめぐる訴えが目立つという。

(共同)
 

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