中日新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 国際 > 速報ニュース一覧 > 記事

ここから本文

【国際】

豪総選挙で労働党圧勝 11年半ぶり政権交代

2007年11月24日 22時26分

 24日、オーストラリア総選挙で勝利し、ブリスベーンで記者会見する労働党のラッド党首(AP=共同)

写真

 【シドニー25日共同】オーストラリア総選挙は24日投開票され、イラクからの戦闘部隊撤収を公約とするケビン・ラッド党首(50)の最大野党、労働党が圧勝した。イラク戦争を支持、ブッシュ米大統領の「最後の盟友」とされ、5期連続の政権維持を目指したジョン・ハワード首相(68)率いる保守連合(自由党と国民党)は敗北、約11年半ぶりの政権交代が実現する。

 ラッド次期首相の下で、オーストラリアは来年半ばまでに、イラクとその周辺に駐留する部隊約1600人のうち戦闘部隊約600人を段階的に撤兵させる見通し。米国のイラク戦略に影響を及ぼす可能性もある。

 公共放送ABCによると、労働党は下院(定数150)で改選前の60議席を大幅に上回る83議席を獲得する見通し。保守連合は58議席と、改選前の87議席を大幅に下回るとみられている。

 

この記事を印刷する

広告