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死刑場を国会議員が視察
参院法務委員会(遠山清彦委員長)の委員11人が22日、東京拘置所(東京都葛飾区)を訪れ、ふだんは公開されていない死刑場を視察した。法相を除く国会議員に公開されたのは、平成15年の衆院法務委員会の視察以来4年ぶり。26日には衆院法務委員会(下村博文委員長)も視察を予定している。
遠山委員長によると、死刑場は3つに区切られ、執行が行われる部屋のほか、正式に執行を告げられ最後の祈りをささげる部屋、職員が執行ボタンを押す部屋に分かれていた。執行を行う部屋の中央には赤いテープが四角く張られ、死刑囚が立って首にロープがかかると、床が開いて下に落ちる仕組みになっているという。
視察後、遠山委員長は個人として死刑に反対の立場であることを明らかにした上で、「暖かい色のカーペットを敷いたりして(死刑囚に)配慮していると感じた。視察を踏まえて委員会で(死刑について)真剣に議論したい」と話した。