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【社会】

佐賀牛の質の良さ認識を 県、船場吉兆に申し入れ

2007年11月23日 17時22分

 牛肉産地を偽装していた船場吉兆(大阪市)の湯木正徳社長が「佐賀牛の品質が(但馬牛に比べ)遜色ない」と発言したことについて、佐賀県の担当職員3人が23日、同社を訪れ、佐賀牛は但馬牛より規格が厳格な高品質の肉と主張、認識を改めるよう申し入れた。

 申し入れ書は、佐賀牛は肉質等級や霜降りの度合いが高いものだけが認定されるが、但馬牛は肉質などの基準がなく幅広い品質を含むと指摘。社長の発言について「佐賀牛の評価をおとしめかねず、看過できない」としている。

 県農林水産商工本部の陣内一博本部長によると、船場吉兆側は当初、正徳社長が対応する予定だったが体調不良で欠席。長男の湯木喜久郎取締役が応じ「規範意識のなさで偽装問題を招き反省している。認識を改めたい」と謝罪したという。

 陣内本部長は申し入れ後、「佐賀牛は生産者の努力でトップブランドを確立している。正しい評価をしてほしい」と話した。

(共同)
 

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