高級料亭の船場吉兆(大阪市)が九州産牛肉を「但馬牛」などと偽装表示し販売したとされる事件に絡み、佐賀県の古川康知事は22日の定例会見で「佐賀牛が但馬牛より品質が劣っているとの誤解を与え、佐賀牛のブランドが傷つけられた」と述べ、同社の湯木正徳社長に抗議する方針を明らかにした。23日に県担当幹部が湯木社長に文書を手渡すという。
同社は牛肉のみそ漬けなどの商品で、佐賀県産や鹿児島県産の牛肉を使いながら、ブランド牛とされる兵庫県の「但馬牛」「三田牛」と表示したシールを張って販売した疑いが持たれている。
古川知事は「食肉の全国統一基準のランクでは佐賀牛は最高級で、但馬牛よりも上。厳しい品質管理で築き上げてきた佐賀牛のブランドが(船場吉兆側の)『(但馬牛と)遜色(そんしょく)がない』との発言で傷つけられた」などと批判した。
=2007/11/22付 西日本新聞夕刊=
同社は牛肉のみそ漬けなどの商品で、佐賀県産や鹿児島県産の牛肉を使いながら、ブランド牛とされる兵庫県の「但馬牛」「三田牛」と表示したシールを張って販売した疑いが持たれている。
古川知事は「食肉の全国統一基準のランクでは佐賀牛は最高級で、但馬牛よりも上。厳しい品質管理で築き上げてきた佐賀牛のブランドが(船場吉兆側の)『(但馬牛と)遜色(そんしょく)がない』との発言で傷つけられた」などと批判した。
=2007/11/22付 西日本新聞夕刊=