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韓国の新入社員、漢字能力は「不可」レベル

 韓国企業の中国・日本など漢字文化圏への進出が増える中、20%程度の企業が採用時に漢字の能力を反映させているが、新入社員の漢字の能力は、大学の成績でいえば「不可」レベルであることが分かった。

 全国経済人連合会(全経連)は22日、『新入社員の漢字能力に関する企業の満足度調査結果』と題する資料で、企業の新入社員の漢字能力についての満足度が、100点満点で62点に過ぎないことが分かった、と発表した。特に漢字の書き取り能力が低く、読解能力についての満足度は66点だったのに対し、書き取り能力のそれは49点だった。今回の調査は韓国の主な大企業350社を対象に行ったもので、うち292社が回答した。

 企業が望む新入社員の漢字能力のレベルは「3級(約2500字)」という回答が42%で最も多く、2位が「4級(約1500字)」で26%だった。全経連関係者は「各企業は1・2級(4000字から5500字)程度の高いレベルではなく、日常的に使われる漢字を不自由なく使うことができ、意味を正確に把握できる3・4級程度の漢字能力を求めている」と話している。

 一方、採用時に漢字能力を考慮している企業は全体の20%程度だった。

崔有植(チェ・ユシク)記者

朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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