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SHOEI、消防用ヘルメットから撤退−商権を無償譲渡
SHOEIは、消防用ヘルメット(防火帽)の生産から08年3月に撤退する。中核の2輪車用高級ヘルメットの生産が受注に追いつかないため、収益力の低い防火帽の生産を中止し、コア事業に傾注する。
今後、商権を無償譲渡する。すでに、産業用ヘルメットを製造するメーカーに打診済み。同社は消防署や消防団向けに防火帽を約30年製造してきたが、同製品は収益力が低いため近年は減産していた。
同社の官需用ヘルメットは07年9月期で全社売上高の約1%の1億3800万円。消防用の売上高は約2000万円程度と見られており、業績への影響はほぼないという。高級ヘルメットの増産を急ぎ、収益の一層の向上を目指す。
(更新日 2007年11月23日)
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