大園DAビジネストレーニング
 『組織の作り方』 H16.11.26

ここに来られている方のほとんどはネットワーク・ビジネス(NB)を知らない方だと思います。NWのプログラムが凄いと言っても、他を知らないのであればどう凄いのか? またそれを伝えることも出来ないのではないかと思います。

大雑把に言うと・・・
昔: NBの商材は何かの特許製品などが多かった。メーカーの販売手段としてNBで流していた。しかし10年もすると同様な商品が市場に出回り、口コミで流す意味が無くなる。
今: 作った組織が、権利になる。権利収入になる。
NWはユニレベルというシステムを基本にしている。僕は過去にいくつかのNBを経験してましたが、ユニレベルは知りませんでした。というよりそういうシステムは過去にはありませんでした。

過去のシステムは販売を基本にしています。呼び名は様々ですが、販社、代理店、特約店、販売店、このような物で、仕入価格が40%、50%、30%、20%、とランクが高い程仕入が安くなり、直接販売する、あるいは下位のグループに販売する、そのどちらも差額収入でした。そこで無理をして在庫を買い、権利を取る人も出て来る、あるいはそうさせる人も多くあったようです。自分の傘下が同格になれば差額収入は発生しませんので、収入を維持するためにはまた新たなグループを作りつづけ必要がありました。(販社になれば、各販社から数%程度の育成料はあります。)

過去のものは「販売する人」を中心に考えられたシステムで、今ものは「消費者」を中心のシステムです。

バイナリ−というシステムがあります。これはオーストラリアなどでは禁止されています。熊本の天下一家というネズミ講もバイナリ−でした。自分からは2人だけを紹介すればいいというシステムです。一見2人だけの紹介で簡単そうに見えますが、欠点があります。2本のラインの内、伸びていない方のレベルで収入がカットされるということです。天下一家で大きな問題を引き起こしたのもこれが原因で、結局伸びていないラインに自分の人脈は付けたり、更には自分でお金を入れたりして、被害額が膨らんでしまった訳です。今のバイナリ−は月額1、2万の製品をオートシップで購入する、また先の方伸びに対しても多少の補填があるようですが、基本は同じです。やはり収入を増やすには、伸びていないラインには自分の人脈を入れたり、または人探しをする必要があるわけです。製品の流通というよりマネーゲーム的な要素が大きく、売上が一定のピークを迎えるとその後急速に下がる傾向があります。最近クラブイッツというバイナリ−の会社が倒産しましたが、これもピークを迎えその後急落し、その結果の倒産です。

「佐賀の人はダメだ・・・」僕も佐賀ですがね・・・。「大阪人は・・・」「北海道は・・・」こういうことをよく聞きます。多少の地域性の差はあると思いますが、『安全な方がいい』、これは全国共通でしょ。

NWは1のボーナスが基本です。3には劣りますが。(おそらく愛用者、消費者が基本という意味だと思います。)

次に目的、目標でもいいのですが計画が大事ということです。計画は必ずくるいますが、それは修正すればいいことです。僕も修正しています。目標が大きいほど計画が大事です。計画は家を建てるための設計図のようなものです。設計図が無ければ家は建ちません。犬小屋ならばいいかげんにやっても出来るでしょうけど。僕がNWのセミナーを始めて聞いたのは福岡で70人くらい集まっていたと思います。その多くは一癖も二癖もあるネットワーカー達でした。その70人の内、今もNWにいるのは吉永さん、波多江さん、居本さんと僕くらいです。その時の講師だった人ももういません。多くの人が山頂を目指しましたが、多くの人が道を間違えて脱落していきました。大きな山を登るとき、先の頂上まで登った人に道順を聞くほうがいいとは思いませんか?

「まず3ヶ月、僕の言った通りに動いて下さい・・・。」僕は新規の方にこう話します。我々はその山を登る方法を知っているからです。 NBのプロという方に出会うことがあるかと思います。プロというのはそれで飯を食っている人という意味で、大成功している人とは違います。そういう方には仕組みを説明して下さい。そういう人達は決して馬鹿ではありませんから、いちいちそこの仕組みとはここが違う、というような説明は要りません。淡々とNWの仕組みを説明すれば用は足ります。即答はないかもしれませんが、必ず心に残ります。そして日々の活動の中に疑問を覚えてきます。そうするとモチベーションが下がってきます。その結果そのNBの活動自体がうまく行かなくなってきます。そのころまた、先日お話した件はどうですか?と聞いて下さい。「もう一度詳しく聞きたい」と返事が返ってきたらOKです。他のNBでそこそこだった人達が、NWでは大成功している人がたくさんいます。

次はリストアップです。これはただ知っている人を書き出してください。この時点で「あの人は出来そう・・・」とか「あの人は人脈がありそう・・・」こういった要素は入れないでください。そうやってリストアップすると誰もいなくなってしまうこともあります。下手すると自分自身がリストから外れてしまうかもしれませんよ(笑い)。

その後、誰から話すか、つまり優先順位を付けます。それは自分の持っていないものを持っている人、お金が無ければお金がある人、人脈が無ければある人、男性ならば女性、こういう人達がAランクです。九州では移動手段のほとんどが車ということになります。もし自分が車を持っていなければ、車を持っている人というのもリストに上がってきます。次は30分圏内の人ということです。車、自転車、徒歩、電車、手段は問いません。NWは日用消耗品です。単価も安いですから、経費をかけて遠くに行くことはありません。もし遠方に有望な人がいたとしても、経費が出せるようになってから行ってください。

 他のNBではまず100人をリストアップさせ、全員に話しをさせます。それで全員から断られたとしても「それがスタート」ということのようです。それが200人という場合もあるようです。あくまでも販売のプロを育てるのが目的ですからね、この程度が出来ないようでは成功もありません。まぁここにいる方は全員使い物にはないらないでしょうね(笑い) NWでもやはり断られます。大抵の方は当初100%のモチベーションで最初の人の会って断られる、それで30%気力がダウン、二人目に断られてまた30%、頑張って3人目、これも断られるともう終わり、僕にはこの仕事向いてない。たった3人で沈没。NWでもこのくらいのことは覚悟しておいたほうがいいです。ただこれはあなたの信用がないのではなく、NBに対する偏見が主な理由です。

●まず知人のAさんにお話してやる気になってもらったとします。Aさんには「頑張ってね」くらいを言って横を広げて行きます。当然新しい人にエネルギーを注ぎますので、最初のAさんはほって置くことになります。
●横を広げるのは組織ではなく売りです。

●普通の人でリストアップできるのは20人〜30人です。
●自分も含め各人20人のリストアップすれば80人のリストアップが出来たことになります。
●経験上、NWの場合は80人いれば2〜3人のやる気のある人が出てきます。この人達とビジネスをすればいいということです。
●いかに気軽に紹介が出る話が出来るかがポイントになります。
●極論から言えばある程度組織が出来るまではプロモーションパックを使った昇格の話はしなくてもいいということです。無理して、あるいは付き合いでパックで買ってもらっても、紹介が出なければ意味がありません。自分は20万(8万?)を買えたけど、人には強要出来ない=紹介が出ない、『組織』を作るということでは不利です。

決してExは作らなくていいという訳ではありませんから誤解のないように・・・。NWのボーナスプランの醍醐味はやはりExです。近かしい人脈にはなるべく簡単に紹介が出る方法を取るほうがいいということです。NWの場合は累積もありますので、結果として皆さんExになれますし、そのアドバイスはその時すればいいことです。要するにたくさんのリストアップが出来れば、可能性が高まるということです。

ABCミーティングというのがありますが、どうしてもセミナーに来られないという場合は仕方ないですが、出来ればセミナーを利用するほうがやはり効率が高いです。NBはコピービジネスです。いろいろなグループの方と会いますが、言い方まで似ていて聞かなくてもどのグループか分かる、そのくらい真似します。

ABCの欠点は、ABCで気づいて人はセミナーには参加せずにアップにABCミーティングを要求する場合が多く、アップは忙しいのに効率があまり高くならない場合が多いということです。高額商品のNBならば一回の利益も高いのでこれもいいのでしょうが、NWの場合はやはりセミナーを使う方が効率がいいです。

NWは無店舗販売です。唯一その中でお店といえるのがセミナーです。ではどういうお店がいいのか?というとやはり流行っているお店ということです。100人入る会場に30人より、30人入る会場に30人の方が流行っている感じがします。

セミナー主催はダイアモンドでなければやってはいけないということはありません。ダイアモンドのExです。ただそれが9系列のExを持っているだけです。遠慮せずにセミナーを主催してください。

セミナーで気づいて人は、やはりセミナーに人を連れて行こうとします。

製品は使うけど、紹介はしないと言われる方がいます。これは責任は負いたくない、という意味です。この場合はフォローは私が全てやるから、とその方の責任を軽減することがよいです。

02年から03年、年商280億から410億、43%のアップです。04年は530億円で32%のアップです。しかし海外発注製品が70億ほどが別にあり、これもボーナスの対象になっています。ですから実際には600億の年商となります。成長率が落ちているように見えますが、いくつか明確な理由がありました。今はまた戻っています。しかし少なくみて成長率を年25%としても10年後には6000億ということになり、その際我々に分配されるボーナスは3600億ほどにもなります。

この分配にはルールがあります。80%が愛用者、それでも数万から数十万のボーナスはもらっているかもしれません。そして20%弱がそれにより潤う人達、それと数%の高額収入を得る人ということです。

日本アムウェイという会社がありますが、日本法人が出来て20数年でピークの売上2300億円を達成しました。これは高額商品を導入したからで、それが原因でまた急激に落ちました。今は1000億円程度で推移しています。一気に売上が半分になるということは大変なことですが、気づいてほしいのは売上の上下に左右されずにずっと収益を上げている層があるということです。

最後になりますが、いろいろなグループがあって、いろいろなことを言っていると思います。しかし僕は今日話したことを実践して、実際に実績が出ているということです。

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