生後約4週間の長女を衰弱死させたとして、福岡県警博多署は22日、福岡市博多区の手品師の夫(19)と助手の妻(19)を保護責任者遺棄致死容疑で逮捕した。
調べでは、2人は10月25日に同県春日市内の病院で生まれた長女がほとんどミルクを飲まず、やせ細った状態であることを知りながら医師の治療を受けさせず、今月21日夜ごろに自宅で衰弱死させた疑い。長女は出生時2480グラムあった体重が死亡時は1800グラムだった。目立った外傷はないがあかまみれという。同署は育児放棄の疑いがあるとみて調べる。
2人は21日夜、長女がぐったりしていることに気付き、翌日未明に119番したが、既に死亡していた。長女は1週間前からほとんどミルクを飲んでいなかったという。
毎日新聞 2007年11月23日 西部朝刊