民間20余団体で組織する「大崎地方社会保障推進協議会」は22日、大崎市民病院の岩出山、鹿島台、鳴子の3分院の診療所化構想に反対し、分院としての存続を求める要望者を同市に出した。3分院は06年度、同市民病院全体の入院患者のうち40%近くを占める機能を果たしており、診療所化は地域医療の崩壊につながると主張している。
また160億円かかるとされる同病院本院の建て替えでは、建設受注方法によっては数分の1の建設費に圧縮できる可能性があり、岩出山分院建て替えも可能になると指摘している。【小原博人】
毎日新聞 2007年11月23日