小田原市は22日、同市立病院に入院中に医療事故で死亡した主婦(当時60歳)の遺族と損害賠償金2250万円を支払うことで和解が成立したと発表した。
同市によると、主婦は05年1月に同病院の外科外来で受診。「直腸脱」と診断され、手術をするため入院した。手術前日に手術前の処置として下剤を服用したところ腹痛を訴え、鎮痛剤を投与したが容体が急変、死亡した。
同市立病院経営管理課は「診断結果にミスはなかったが、看護師と医師との情報伝達に過失があったことを認め、賠償金を支払うことにした」と説明している。【澤晴夫】
毎日新聞 2007年11月23日