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佐賀の中学生、いたずら調査で急性ストレス障害に  (07.11.17)

 唐津市内の中学3年の女子生徒(14)が、校内でのいたずらに関して学年主任の男性教諭から調べられたことが原因で急性ストレス障害になったとして、6月中旬から不登校になっていることが16日、わかった。

 学校や市教委によると、5月末に女子生徒と同じクラスの生徒の上履きに押しピンが入れられるなどのいたずらがあった。翌日、現場にいたとして女子生徒を含めた3人が男性教諭から調べられたが、その際、教諭は「被害者の考え次第では、警察が入ることだってある。指紋を採られることもある」「しらばっくれるな」と大声を出すなどした。

 女子生徒ははじめ、「知らない」と言っていたが、いったん口頭でいたずらを認め、その後は「していない」と否定している。保護者側は、女子生徒に動悸(どうき)や震え、不眠といった症状が見られるようになったとしている。学校側は謝罪し、不登校になってからはカウンセラーを女子生徒宅に派遣するなどしているが、保護者側は謝罪が不十分として納得していない。

 市教委は10月末、校長と教諭を口頭で指導した。村井文三教育長は「事実関係を調べる段階で教諭の言動にやや行き過ぎがあったのは反省しなければならない。女子生徒が早く学校に行ける状態を作りたい」と話している。


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