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社会

スケソウ漁獲枠汚職 混獲認められず依頼 森組合長、漁開始の数日前(11/23 06:55)

 【函館、森】スケソウダラの漁獲枠をめぐる贈収賄事件で、逮捕された森漁協(渡島管内森町)組合長松居俊治容疑者(59)が、当時、道漁業管理課長だった奥野英治容疑者(58)に漁獲枠追加を依頼したのは、渡島管内五漁協による「ホッケ・カレイ底建網漁」が始まる数日前だったことが二十二日、函館中央署などの調べで分かった。森漁協は当初の漁獲枠を使い切り、そのままでは同漁でスケソウの混獲が認められず、漁期初日が迫り焦った松居容疑者が、便宜を図るよう依頼したとみられる。

 同署などによると、追加の漁獲枠は、二○○五年二月一日から行われた「ホッケ・カレイ底建網漁」によるスケソウの混獲分。森漁協では混獲が認められない状況に不満が出た。

 このため、松居容疑者は、混獲が認められるよう他漁協に交渉したが、不調に終わり、漁期の初日が迫ったため、地元道議(65)=当時=に相談。この元道議が奥野容疑者に松居容疑者の意向を伝え、奥野容疑者が他漁協を説得し、了承を取り付けた。同署などは、松居容疑者が組合員の利益を守ることで組合長の地位を守ろうと、元道議を介して奥野容疑者に便宜を依頼したとみている。

 また、奥野容疑者の働きかけで渡島支庁水産課は同年一月三十一日付で、関係漁協による委員会で協議して合意した事実がないのに、協議のうえで森漁協の同底建網漁参加を許可したとする虚偽の文書を五漁協あてに送達した。

 奥野容疑者は、監督・指導する立場の道が「お墨付き」を与える文書を送ることで漁協を了解させ、決定が後に問題化しないことも文書作成の目的だったとみられる。

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