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社会
漁獲枠汚職 トラブル装い金要求 奥野容疑者 消費者金融に借金(11/22 16:00)【函館、森】スケソウダラの漁獲枠をめぐる贈収賄事件で、収賄容疑で逮捕された道立函館水産試験場の奥野英治容疑者(58)=二十一日付で参与に異動=が、森漁協(渡島管内森町)の組合長松居俊治容疑者(59)=贈賄容疑で逮捕=に、家族のトラブルを理由に金銭を要求していたことが、二十二日までの函館中央署などの調べで分かった。 調べによると、奥野容疑者は道漁業管理課長だった二○○五年四月ごろ、松居容疑者に「家族が事件を起こしたので至急、金がいる」などと訴えていた。森漁協の漁獲枠追加の便宜を図った後、金銭が急に必要になったと持ちかけ、松居容疑者からわいろを得たとみられる。 同署などによると、松居容疑者は奥野容疑者の話を聞いた後、札幌市内を訪れて、現金百二十万円を手渡したという。奥野容疑者はこの大半を消費者金融の返済に充てていた。当時、家族のトラブルで金が必要だった事実は確認されておらず、架空の話だった可能性が高いという。 百二十万円は松居容疑者が個人で用立てたとみられる。同署は二十二日、奥野容疑者を収賄容疑、松居容疑者を贈賄容疑で、それぞれ送検した。
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