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社会
漁獲枠汚職 追加合意の虚偽文書 場長指示か支庁作成 見返りも自ら要求
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道立函館水産試験場の家宅捜索を終え、押収品を運び出す捜査員たち=21日午後9時35分、函館市湯川町1 |
【函館、森】スケソウダラの漁獲枠をめぐる贈収賄事件で、渡島支庁水産課が二○○五年一月末、森漁協(渡島管内森町)が追加の漁獲枠を得ることで関係漁協が協議のうえ合意したとする虚偽の文書を作成し、各漁協に送っていたことが二十一日までの函館中央署などの調べで分かった。
収賄容疑で逮捕された道立函館水産試験場長奥野英治容疑者(58)=二十一日付で参与に異動=は当時、道の漁業管理課長で、同漁協組合長の松居俊治容疑者(59)=贈賄容疑で逮捕=の依頼を受け、この文書を支庁職員に作成させ漁獲枠追加を認めさせたとみられる。
調べによると、森漁協は○五年一月六日に利用可能な漁獲枠を使い切り、渡島五漁協の運営委員会が同漁協に漁の終了を指示した。森漁協は二月以降も漁を続けるため、枠を余らせていた漁協に「枠を譲ってほしい」と持ちかけたが、運営委の規定などを理由に断られた。この後、松居容疑者が奥野容疑者に調整を依頼し、奥野容疑者が他の漁協に「別の件で埋め合わせをする」などと説得していた。
渡島支庁水産課は同年一月末、森の漁獲枠追加を渡島五漁協で協議のうえ合意したとする文書を五漁協に送付した。同署などは、奥野容疑者が松居容疑者に便宜を図るために水産課職員に指示して文書を作らせた可能性があるとみている。
また、同署などによると奥野容疑者は漁獲枠を追加する見返りに「退職後に返すから、百五十万円貸してほしい」と松居容疑者に要求。松居容疑者は用意できた百二十万円を渡したとみられる。
同署などは二十一日、函館水試や道庁漁業管理課など関係先十数カ所を家宅捜索した。
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