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社会

収賄で函館水試場長を逮捕 漁獲枠で便宜 贈賄で森漁協組合長も(11/21 15:59)

 【函館、森】スケソウの漁獲枠を拡大する便宜を図った見返りに現金百二十万円を受け取ったとして、道警函館方面本部捜査課と函館中央署などは二十一日、収賄容疑で、当時道漁業管理課長で道立函館水産試験場長の奥野英治容疑者(58)=函館市日吉町=を、贈賄容疑で森漁協(渡島管内森町)の組合長松居俊治容疑者(59)=森町港町=を逮捕した。同本部捜査課などは同日午後一時ごろ、両容疑者の自宅の家宅捜索を始めた。

 奥野容疑者は、わいろの百二十万円をパチンコなどでつくった消費者金融からの借金返済に充てていた疑いも浮上。同捜査課は、消費者金融の返済が、わいろ要求の動機だったとみて調べている。

 調べによると、森漁協は二○○五年一月、道のスケソウ漁獲可能量(TAC)制度に基づき、五漁協間で設定した自主協定の同漁協分の漁獲枠を使い切り、終漁となった。当時、道漁業管理課長だった奥野容疑者は、TACについて漁協を指導・監督する立場を利用し、森漁協が新たに漁獲枠を得るよう便宜を図り、○五年四月、わいろと知りながら、松居容疑者から百二十万円を受け取った疑い。両容疑者は調べに対し、おおむね容疑を認めているという。

 新たな漁獲枠は他の漁協が使いきっていない分を追加するが、松居容疑者は、漁獲枠が余っていた他の漁協に「枠を譲ってほしい」と頼んだが断られ、その後、奥野容疑者に枠の調整を依頼。奥野容疑者は漁協間の調整の便宜を図った後、「退職後に返すから百五十万円貸してほしい」と現金を要求、松居容疑者は用意できた百二十万円を渡したとみられる。

 松居容疑者は「世話になったお礼と、今後も同様の取り計らいを受けたいという趣旨で渡した」と話しているという。

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