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事件・事故

医療事故 小腸を全摘出 西神戸医療センター

 神戸市は二十二日、外郭団体の市地域医療振興財団が運営する「西神戸医療センター」(神戸市西区)で今年四月、七十代の女性のすい臓がんの摘出手術をした医師が誤って動脈を傷つけ、小腸を全摘出しなければならない医療事故を起こしていた、と発表した。この事故で女性は毎日点滴が必要になり、同センターが医療費を負担することで和解した。

 同センターによると、手術は四月十一日、医師四人が実施。女性のがんを摘出する際、誤って近くの上腸間膜動脈を器具で傷つけ、出血させた。この事故で血液が凝固して小腸に血液が流れなくなったため、小腸を摘出せざるを得なくなったという。

 同センターは「迷惑をかけて申し訳ない。高度な技術を要する手術で、同様の事故が起きないよう、今後の方法を検討したい」としている。

 一方、神戸市は同日、七-九月に中央市民病院(同市中央区)で四件、西市民病院(長田区)で二件の計六件の医療事故があったと発表した。いずれも同市が定めた三段階の基準で最も低いレベルだった。

(11/22 20:50)

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