Hammer-Info |
「リンク集」を作りました。 「デスクトップ・サーバロードマップの噂の現状と勝手な予想」を10月10日に更新しました。 |
お約束ですが、私が適当に理解した範囲で書いておりますので、誤訳・誤解がたぶんにあると思います。内容は、必ず、リンク先の原文でご確認ください。
なお、掲示板等にコピペする場合には、お手数ですが、当サイトもリンクしてくださるようご協力願います。
過去の記事につきましては、サーバの容量など諸般の事情から、申し訳ありませんが、公開予定はありません。
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4gamer.net 「Phenom」と「AMD 790FX」に関する現状報告
マイコミ Phenom 9600ファーストインプレッション
Phenomでも同様の制限があるようだ。例えば今回は400MHz動作のメモリを使っているが、Phenom 9600の動作周波数は2.3GHzで、整数6で割るとおよそ383.3MHz。CPU-Zでも同様の数字を確認することができた。
# こういった不具合の修正、あるいはベンチソフトの対応などは、当然なされていくでしょうが、基本的には、今後TDPを余り上げずに動作クロックを大きく上げていかない限り、Phenomに対する評価は変らないと思われます。
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HT3 - 3.6GHz(1,8GHzのDDR)、DDR-1066サポート、TDP 95W、ACP未発表。
今日発表の9500/9600のほか、年内に2.3GHzの倍率制限解除版を、来年Q1に9700 (2.4GHz) / 9900 (2.6)を予定。
「DDR2-1066については . . . JEDECの正式な規格承認を受けておらず. . . 土居氏は「正式に規格が承認されれば,オーバークロックメモリではないモジュールを利用できるようになる」と強気の姿勢を見せていた」
「DDR2-800対応のAthlon 64ファミリーでは,内部クロックを分周してメモリクロックを生成している関係で,コアクロックによってはDDR2-800が800MHzでは動作しない(=やや低いクロックで動く)場合があった。だが,Phenomでは動作クロックに関係なく,800MHz相当での動作が可能になったという。
ただし,DDR2-1066については,フルスペックで動作しない場合があるとのこと」
(11月20日 追加)ITmedia なお、現行のAthlon 64ファミリーでは、倍率設定が奇数倍の場合にメモリクロックが下がってしまう現象が見られるが、この件についてAMDは、「一部のモデルで同じようなメモリクロックの設定がなされる」と説明している。 |
「Phenomでは,仮想化技術「AMD-V Technology」の一部として新たに「Rapid Virtualization Indexing」という技術がサポートされている。このRapid Virtualization Indexingは仮想環境におけるページングメモリの扱いを最適化する技術で,2007年12月に正式リリース予定となっているVMWareの次期バージョンからサポートされる」
(追加)HEXUS.net OverDriveの提供する機能は、チップセットによって異なる。790FXはその全機能、790Xはそれより少なく、770はさらに少ない。 |
「チップセットやGPU,無線LANコントローラなどで,幅広い選択肢を提示できるのがAMDプラットフォームのウリだとして,「Better by Design」を提唱していたのが2007年初頭のこと。「競合(=Intel)はハードウェアの仕様を決め打っている」と批判し ていたアレはいったい何だったのかという気も,しないでもない。」
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業者には既にPhenom 9700 (2.4GHz) が流れているが引き上げられ、ローンチはPhenom 9500/ 9600 だけになる。TLBにerrataが見つかったためだ。IntelのCoreのときとは異なり、AMDは投入の遅延を強いられた。
AMDから得た回答によれば、「TLB (Translation Lookaside Buffer) errataは L3 プロトコルにおけるもので、システムをハングさせる。AMDはすぐさまこのerrataを修正するupdate BIOSを投入している」
この問題は、B2 Rev. プロセッサをスピードでより分けているときに見つかった。これがPhenom FX 3.0 GHz遅延の原因である。2.4GHz以上で、ある種のベンチマークを動かし、4-coreが100% loadになっている状態のときに、プロセッサのうちにはシステムがフリーズしてしまうものがあると分かったという。
また、ベンチマークソフト・ベンダーは、新しいメモコンの動作に関し、幾つか問題があることを見つけている。SiSoft Sandra XII、Everest 4.20は、メモコンをdual-channel設定にしても single-channelの結果を返してしまうというものである。
AMDは既にマザボメーカー等にこの修正を送っている。であるから、790FXマザボを購入済みの場合にはBIOSをupdateしたほうが良い。9500, 9600 (2.3GHz) は(2.4GHz未満だから)このerrataの影響を受けない。9500/ 9600の中には、2.6 GHzなどにOCでき、しかも、何ら問題が出ないものもあるであろうが、中にはこの問題(システムハング)が出るものもあろう。いずれにしても、2.4GHz以上にするつもりならBIOS updateしたほうがいいだろう。
消息筋によると、2.4, 2.6, 2.8, 3.0 and faster partsの販売は Rev. B3で行われるという。
B3 revision is key CPU stepping for AMD's future.
# 途中に挟まれているメモコンの話と、メインのTLB errata fixの話がどうつながるのか関係がよく分かりませんが、BIOS updateでそちらも直るということなんでしょうかね。
(追加)Tom's
このバグの話は、ローンチイベントで初めて明らかにされ、同席したAMD社員も驚いていた。今回のテストには(バグありだという)9700も使われているが、不安定な状態になったり、クラッシュしたりすることは、全くなかった。
このようなバグはめずらしいことではない。プロセッサメーカーは、このようなバグをerrataと称してリストに挙げている。大抵の場合、ユーザーに知らされることもなく、次のステッピングで修正される。
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ノースがNVIDIA M1695(旧 ULi M1695)、サウスがnForce3 250の構成で、Phenomをサポートし、PCIe x16のほかにAGP 8xスロットを設けた、メモコン統合とHTの柔軟性を活かしたASROCKらしいボード。
「このモデルは、ワールドワイドの販売はしないかもしれないので、販売してくれるかどうか ディーラーに聞いてみてください」という注意書きがある。
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Jefferies & Co.のアナリスト John Lau によると、新Fab 38をTSMCに売却する件で、AMDとTSMCは再び話合いをしているという。
以前にもこの話はあったが、そのときはドイツ当局の承認が得られずデッドロックに乗り上げたが、また話合いが始まったと聞いている、多分、AMDによるアウトソース戦略の将来展望及び(それに対する)ドイツ当局の見解が以前より明確になったからではないか、キャッシュフローの状況からして、チップを主としてアウトソースさせることがAMDにとっては最も現実的な方法ではないか、とLauは書いている。
(11月14日 追加)AMD 噂を否定 (Investors hub)
AMD広報は、Barron'sの記事は単なる1つの噂話に過ぎないとし、2009年までに新プロセスにコンバート(してFab 38と)する計画は「順調に進んでいる」とした。
また、ドレスデンは同社の製造事業の要であり続けるとし、資産スマート化戦略(旧 資産軽量化戦略 "asset smart" strategy (previously called "asset light"))は、TSMC等のファウンダリーにアウトソースして自社工場を手放すというファブレス化への動きだと誤解しないでほしい(should not be misinterpreted as a move to a fabless manufacturing model)と述べた。
# 前回の噂のときも同様のコメントを出していました。
smartをスマートとカタカナ化すると誤訳につながるのですが、今回はこれで構わないような気がします。
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"AM3 Customer Desktop Refference Design" という表題が付いたブロック図が掲載されている。
DDR3 DIMMは、4本。その他、RS780、SB700の大ざっぱなスペックが分かる。
# 下線部訂正。
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グラフィック非登載のchipsetでは、NVIDIAは、Intel向けにフォーカスして、最近は新しいchipsetを出していなかった。最後に出したのはNF 520、NF 560で、560はAM2+コンパチのようだ。
NVIDIAのAMD向けchipsetは広く受け入れられてきたが、今ではAMD/ATIのchipsetが伸びている。この現象が最初に出たのが、今年前半の690G vs. NV7050-630A。690Gの売行きは良かったが、NVIDIAのほうは1月遅れで、売行きも悪かった。これは多分、価格のせいだ。
この11月、AMDはNVIDIAに先駆けて、しばしば話題に出ている770, 790X, 790FXを出す。すでにその価格も提示されていて、. . . とスペックを考えると非常に安い。これまでのところ、NVIDIAのこれに対抗するchipsetの話を聞いたことはない(もっとも、MSIは750a/780aボードを予定しているようだ)。750a, 780aはいまだ開発中であるのか、あるいは、NVIDIAは、Intel向けchipsetで忙しいのかもしれない。
# AMDとしてはプロセッサ売上げのためにchipsetは安くせざるを得ないのでしょうが、そのために、もしもこの先、NVIDIAがAMD向けをやめてしまうようなことになると、SLIが使えなくなるというだけでなく、VIAがchipsetをやめてしまった現在、AMDプロセッサを取巻く環境が非常に貧弱になってしまうわけで、何とかそういう事態は回避してほしいものです。かといって、今のプロセッサ・シェアでは、chipsetはトップメーカー以外は黒字になれそうもありませんし、AMDにNVIDIAを気づかう余裕があるわけもなく、難しいところです。
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台湾マザボ業界筋によると、AMDは11月19日に、Phenom (K10 4-core Agena) とAMD 790Xをリリースする予定だが、このときの最大クロックは2.3GHzにとどまるという。
リリース時のPhenomは9500と9600の2種類で、クロックは2.3と2.4 GHz(正しくは2.2と2.3)TDPは95W。1000個時単価は、今のところ280 US$、320 US$というスケジュールだが、リテール業界筋では、これより一段安い価格で発表されるだろうとしている。
また、AMDはマザボ業界に対し、年内の2.6GHz volume production は無理と認めている。年内は、12月のPhenom 9700 2.4GHz TDP 125Wが最速となる。これは、65nm技術の進展が緩慢であることを反映したものであろう。Athlon 64 X2の高速モデルが90nmで生産されていることから見ても、65nmの完成度を高めることはできていないようだ。
来年はQ1に3-core Toliman、Q2に2-core Kumaが65nmで予定されている。そして、AMDが業界に明かしたところによると、来年後半にはパフォーマンスクラスの4-core Deneb、エントリークラスの4-core Propuso(正しくはPropus)で45nmが始まり、09年Q1には3-core Hexa(Hekaのはず)、2-core Regorが予定されている。ただし、マザボ業界の大半は、AMDの45nmには様子見の構えである(只抱觀望態度。時期・性能等で期待していないという意味であろう)。
(11月9日 追加)
# シリコンチップの生産というのは、陶芸みたいなところがあるのかもしれません。
何を言いたいのかというと、11月に出てくるのは Rev. B2sなわけですが、多分サンプル生産ではそれなりに好成績だったのではないかと。それゆえ2.8GHzが出てくるかもというような噂も発生した、しかし、いざ量産をして窯から出してみたらクロックの上がらない物ばかりだったと。これが、今回の発表間近になってのクロックダウン修正の原因ではないでしょうか。この記事が、原因はAMDの65nm技術の進展がスローなためだと推測しているのは、そういう意味だろうと思います。
で、全然知りませんが、あるいは、製造工程による得手不得手に合わせて回路の線の引き方を工夫してやると窯の焼き具合の影響を減らすことができる、それゆえ、プロセスの未成熟は回路設計である程度カバーできる、だからCOOの言うように設計上の問題だと言えないこともないと。
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記事の最後に、Spider Platform (Phenom + RD790 + RV670) は、(PCメーカーではなくて)リテール向け(Spider platform is a channel-specific product)であって、年内に数十万個出すとAMDは言っている(から、入手性については心配するほどではない)と書かれています。
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Sun の営業関係者によると、Barcelonaサーバーを出せる時期は12月か来年1月だという。「12月に出せるよう祈ってる」とのこと。Sunは4-core Opteron Blade X8440を9月10日に発表済みである。同氏によると、Sunは普通は発表と同時に出荷しているが、Barcelonaは、いまだに出せていない。
HPの営業関係者は、あっさりと来年1月だと述べた。
onlineリセラーのCDWでは、HP, IBM, Sunなどの大手メーカーの製品は、12月予定だと言っている。
IBMは、唯一割合と出せているメーカーである。16-18 営業日を見てくれれば引き渡しできると言っている。IBMは同社Webサイト上で、BarcelonaのBladeCenter, x serverは「この秋から出荷開始」とうたっている。
「2.5 GHzをmiddle of Q4に出荷する。Q3に数万の4-coreを出荷した。Q4には数十万出荷予定。Barcelonaの歩留まりは期待の範囲内である。解決すべきは、設計のチューニングであり、(ハイエンドを出荷するためには)これにより、さらに数週間を要する。」とCOO Dirk Meyerは2週間前の決算発表時に述べていた。
# もう少し規模の小さいシステムインテグレーターさんでも出せてる所は出せてるわけですから、「 数ないもんですから、おたくにはxxしか出せません」と言われたときに、それをもらって売るか、希望数量もらえるまで待つかという違いなんでしょうね。
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Phenomは、11月19日に次の3種類をリリース。
(11月5日 追加)
末尾から2段目は、なかなか意味が取りづらい文ですが、一応私の訳を上げておきます。
AMDは、The chips (= Phenom) で、1種類 (a bin) やめたようだ。つまり、12月予定だった9700を前倒ししてclock downさせたことから推測すれば、12月になっても2.6を出せる見込みが立たなくなっているのだろうという推測を述べているのだと思います。
もし、AMD (= they) が年末までに出したがっていた2.8を勘定に入れるなら、2種類だ。
もし、12月に2.6にスピードを上げる(と思っている)ならば、
おそらく、それ (= 2.6)をカットしたりしないだろ。It looks like AMD lost a bin on the chips,
two if you are counting the 2.8 that they wanted to have out by the end of the year.
If they get a speed bump to 2.6 in December,
well, it probably won't cut it.
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Mercury ResearchのQ3調査結果(個数ベース)。Intel, VIAを含めたマーケット全体では15%増、mobileに限れば26%増(多分、前四半期比)。AMDのQ3は23.3 (+0.4) %。Q1/05以降の生産企業別シェアが表とグラフになっている。これを見ると、利益の多寡とシェアとの間には、相関関係はないようだ。つまり、利益の多寡は、利幅の薄いバリューを含めた個数シェアではなく、割合としては小さい高価格製品の売上げ具合が影響しているということだろう。
この記事には部門別のシェアは掲載されていないが、同じ傾向を示す先に発表されたIDCのプレスリリースによると、Q3のAMDのシェア(個数ベース)は次のとおり。
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記事のメインはそれほど目新しい感じはないんですが、中ほどにある「IntelとAMDのDDR3ソリューションの類似性」という枠の下の図に「AMD Server CPU (Monreal ?) Socket G3 (1305 pins) Q1 2009」という書かれています。夏のA-dayでは、Platform (= Socket) の変更はH2-09とされてましたので前倒し予想には半信半疑ですが、Socket形状がpinが増える方向で変更になるようです。1305という具体的な数字が表に出たのは、これが初めてだろうと思います。