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渡部薫CEOブログ - SBI Robo
名前をビジネスネームとして公開していくこと
SNSをもっと「リアル」に! by ITメディア
米国ではSNSで実名で登録することはある程度普通に行われています。この記事にあるようにビジネスで取引先での名刺交換が増えていくとFacebookなどで探す人が増えてきます。日本ではmixiで少しはそのようなことが行われているようですが多くはプライベートSNSですので本名で公開することはあまりないでしょう。そういう理由もあって日本でSNSがビジネス的に役に立っているかというとまだまだそこまで行っていないのが現状です。
しかしながら米国のLinkedinにあるようにビジネスこそ人脈、人のつながりが重要視されるところはありません。また人のつながりをビジネスとプライベートで一緒にするのもあまりよくないでしょう。これらは別々に管理できるべきだと思っています。
日本では本名によるSNSなどの登録はまだ少ないようですがこれからは自分を正しく知ってもらう意味においても、またビジネスの人脈を広げていく上でも本名をプライベートな自分でとしてではなく、ビジネスネームとして公開していくようになるのではないかと思っています。
そうした時代を先読みしつつSBI Businessというビジネスソーシャルネットワーク検索サービスを提供していきたいと思っています。
SBI Robo 渡部薫
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アニメはファッション化の流れ①
日本にいるとあまり気が付かないですが、日本のアニメは欧米ではオタクや子どもが楽しむアニメから流行に敏感なヤングジェネレーションのアートでありファッションになってきています。 マンガやアニメが広く欧米で認知されるようになったのはインターネットの力が大きいです。2000年以前は日本のアニメは主にテレビ放送で海外にも流れていました。マンガや作品性の強いアニメは一部のマニアにしか届かず、認知されることはありませんでした。 |
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Amazonの新しい挑戦から学ぶことは多い
Amazonからついに電子ブックリーダーが発表されました。いくつか記事をまとめてみましたのでみなさんもこのプロダクトとサービスがどうなっていくか考察してみてください。
僕は最も尊敬しているウェブサービスのひとつにAmazonがありますので、今後Amazonがこのビジネスで成功するかどうか見極めたいと思います。
ジェフ・ベゾスがどうやってこのプロダクトの経営判断をしたのか、どうやってマーケティングプランを考えたのか、価格は、サービス内容は、戦略は、、、などなどベゾスの立場になって物事を考え、自分ならどうするだろうかと仮説を立てていきたいと思いますし、トレーニングしたいと思っています。
「ペーパーバックより軽い」:アマゾン、電子ブックリーダ「Kindle」発表
ジェフ・ベゾスがKindle発表! アマゾン発表会ライブ報告
ベゾスに聞く、KindleのQ&A
eブックリーダー、「Amazon Kindle」が月曜日にデビュー―見場は悪いがスグレモノ
Kindleのビデオ紹介
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SBI Robo一周年とフォーカスすべき事業
今日はソフトバンクRoboからSBI Roboに移ってちょうど1年になる記念日です。思えば昨年の今頃はソフトバンクRoboでいろいろありました。
モバイルサーチを目的とした会社からウェブファイナンス向けの事業変更は、大きな変更でしたが、この1年ファイナンスとウェブサービスの両方を見つめなおし、新しいサービス企画が出来上がったと思っています。
会社そのものもソフトバンクに残る人材がほとんどでオフィスも含めほぼ最初から立ち上げなおさなければならなかったので体制を整えるのに数ヶ月かかりましたが、今はようやく事業を共にできる仲間が集まったという感じです。
これまでの成果をまとめてみますと、
2月にFASTとのJVになり、サーチテクノロジーを導入
3月にファイナンス2.0コンセプトの元、SBI Financeの企画を立ち上げ
4月から具体的な開発に取り掛かり、
6月にE*Trade向け銘柄検索E*Searchをリリース
http://www.sbifinance.jp/
7月は仮想経済圏の取り組みとしてSTUDIO4℃と東京0区の構築に向けたJVの基本合意
8月は銘柄に紐づくキーワードを30万語から300万語に増強、その後もバージョンアップを続け、次期E*Trade(SBI証券)には標準の銘柄検索で導入
その一方、ソフトバンクRoboから引き継いだアプリケーションや資産を整理し、
9月、10月は大きなニュースはないですが、Roboとしての完全オリジナルサービスであるビジネス検索SNSサービスSBI Businessの開発に集中し、ビジネス人物検索では、12万人以上の人物を検索できるインデックスを構築しております。人物インデックスは今後100 万人、1000万人と増強したいと思っています。
今月11月はモバイル向けメッセージングプラットフォームをリリースする予定で、来月12月には
SBI Businessと東京0区の全体像をついにお披露目できるのではないかと思います。その準備に毎日追われております。
正直なところ思ったより時間がかかってしまいました。しかしながらRoboの実力や今いる人材でどこまでできるかというのははっきりしました。
Roboの今後フォーカスすべき事業は、ファイナンスよりも、デジタル社会の"ビジネス"で、ビジネス情報、つながり、価値にコミットし、2008年はSBI Businessを成功させるべく、すべてのリソースを投入することだということです。
当面の競合は米国のLinkedinですが、日本向けにカスタマイズした機能で勝負したいと思います。このように目標がはっきり見えると事業としてはあとは進むだけ、という強い気持ちになれます。
またSBI Beyondによる東京0区も徐々にその姿を表していく予定です。
SBI Robo 渡部薫
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隠せない時代
不祥事というキーワードで検索すればこんなにも出てきます。
Googleの検索結果
Yahoo!の検索結果
Googleニュースの検索結果
ミートホープ、赤福、防衛省、山田洋行に限らず、不祥事の告発がいたるところで起きています。
こういった一昔ならば隠し通したり、気づかれずに済んだこともインターネットの情報伝達力であっという間に広がります。防衛省の接待問題にしても、証言が二転三転しており、隠すことができないと観念するまで真実は出てきませんが、どこかで誰かが知っている情報がネットを通じて関係者に告発されているのでしょう。もはや完全な秘匿というのは現代社会では不可能に近いと思ったほうがいいと思います。どんなに信頼している人でも情報は漏れるときは漏れていきます。ましては人間関係、組織関係、利害関係の中で少しでも快く思わない人間がいれば情報はいたるところに流出していくでしょう。ネットであればいとも簡単にできてしまいます。
今の時代は痴話ゲンカをmixiで書き合うような時代です。有名人が少し油断するとプライベート写真や動画があっという間に広がる時代です。私たち一般人がそのようなことに遭わない保証などなく、むしろいつか必ず起きると思っていたほうがいいでしょう。メールは内容だけでなく送った、という事実だけでも問題になる場合があります。時間も記録されますし、ケータイからであれば基地局から場所だって特定できます。
このような情報化社会は監視社会とは少し違います。この情報化社会は誰もが情報の記録者となり発信者となり、誰もがその被害を受けることがある、ということです。いったんデジタル化された情報はもう決して削除することはできません。ネットに流通したら最後これはどこかに必ずキャッシュされ、検索エンジンが見つけだすでしょう。
20世紀型人間は、21世紀の情報化社会に慣れていないため、そのような防御策も知らなければ心の準備もできていないようです。あとからしまった、と思わないよう情報はもはや自分のコントロール化にあるのではなく、多くの第三者にも委ねられているということを自覚することも必要です。
SBI Robo 渡部薫
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新しいメディアが誕生し、新しい広告モデルにとって代わる
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宇宙の神秘、ホームズ彗星★
現在は地球から見て、木星よりも大きく、さらに彗星の特徴である尾が観測されるようになったそうです。
日本各地の天文台、観測所で観測キャンペーンを行っているようです。天気のいい秋晴れの今日この頃、週末、休日はお子様連れで天文観測はいかがでしょうか。流れ星に願いをかけるのは難しいですが、彗星なら願いをかけられそうでうす。もうあと1ヶ月したら光度は落ちるだろうと言われています。このめったにない星空(そら)のショーをお見逃しなく。
東京の空からは見れません。一番近い観測所があれば教えてください!!また見た方はぜひ感想など書き込んでください。
大バーストしたホームズ彗星に「尾」が出現 写真で解説
国立天文台
動画で見れます
Wikipedia
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Googleについて思う
どうせリスクマネーを投資するならよほど米国のベンチャーに投資した方が夢もあり、リターンも大きいと思う。国内のベンチャー市場がこんな状況だといつか だれかがワンクリックで世界中の銘柄を取引できるようにしてしまって、投資家は一気に流れていくような気がしてならない。
インターネットとウェブは証券業界に破壊的なイノベーションを引き起こし、旧来のやり方を劇的に変えてきている。IP(インターネットプロトコル)による クライアントサーバ型のモデルがE*Tradeのようなモデルを実現したわけだ。そしてYahoo!のようなディレクトリ型ポータルモデルが旺盛を極め、 メディア力をつけていった。ところがサーチテクノロジーが進化して今の人々の情報へのアクセスはOSでもなく、ブラウザでもなく、ポータルでもない、サー チからだ。なぜオンライントレードもサーチから始まるということが見えてこないのだろうか。いつまでディレクトリ型とポートフォリオ中心の売買サービスを 続けるのだろうか。だれかがサーチ中心のオンライントレードサービスを始めるまで様子見なのだろうか。
今ウェブで起きていること、人々のライフスタイルに劇的な変化が起きていること、それを感じてる人はどうやらあまり多くないらしい。SNSにしてもmixiのままだったり、ポータルにしても検索がくっついていたらそのままでもいいかなという感じである。
僕がGoogleのファイナンスの企画者ならGoogleファイナンスの日本語版を作るよりも、Googleが米国の銘柄を取引手数料を限りなく無料に近 づけて世界中の人に取引できるような仕組みにするだろう。YouTubeが世界中からコンテンツを集めるようにGoogleは逆に世界中から銘柄を集める だろう。幸いにもGoogleが金融業界に参入するといううわさはまだない。
OpenSocialでソーシャルメディアに影響を与え、Open Handset Allianceで携帯電話業界に激震が走る。マイクロソフトが長年携帯電話のOSの地位を狙って努力していたものをGoogleはあっさり30社以上の 賛同者を集めてリリースしている。さらにGoogleはいつも予想と異なるアプローチで参入してくる。
Googleの流れはいったいいつまで続くのだろう。そして今ウェブで起きていることはファイナンス業界にとって他人ごとなのか、それとも未来の脅威なのかそんな目で見ている人がどれだけいるのかわからない。日本はここでも平和だなーと思う。
SBI Robo 渡部薫
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【記事】ネット仮想世界におけるビジネスの可能性を探る
こちらからPDFをダウンロードできます。
主催者からフォーラムの感想も送ってきていただいたのですが概ねSBI Roboの東京0区には期待しているとの評価のコメントが多くうれしく思いました。
SBI Robo 渡部薫
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Facebookと大英帝国③
今で言うとテクノロジーの進化に対して社会構造そのものが変わってきているわけですが、では産業革命時代におけるテクノロジーの進化は今社会のどこで行われているのでしょうか。ひとつの例をあげます。鉄道ができて18世紀の人々の生活はどう変わったでしょうか。移動が容易になった、または大量に物を運ぶことができるように陸路の物流が盛んになり、駅周辺の産業が発達し、エネルギーと食料産業が活性化したはずです。
人の移動が多くなると、当然街の性格が変わりますし、何より違う土地で違う習慣での出会い、恋愛、結婚、就職、定住などライフスタイルにも影響が出たはずです。そのような中で生まれてから死ぬまで同じ街にしかいない人と、移動して多くの人と出会う人とのつながりが同じわけはなく、それが社会にどう影響を及ぼしてきたか振り返ることは難しくありません。
インターネットテクノロジーも同じ現象を起こしています。Eメール、チャット、Blog、SNSなどは人の移動手段とまったく同じです。これを単なる手紙や電話に変わる道具として使っている人は現実世界という社会に死ぬまでとどまっている人たちであり、ウェブ社会を移動している人たちとはまったく異なるわけです。
ウェブ社会を移動するという意識は自らをデジタル化(ID化)して、移動し、自分の知らない土地(ネットワーク/コミュニティ)で多くの人と出会うことに他なりません。そしてそこでたくさんの人と人のつながりを構築していくのです。
デジタル情報化社会とは、現実の世界はあるとどまった場所にいるかもしれませんが、ネット上では移動していて離れた場所、文化の違う人たちとつながりを持っている社会のことです。
もしあなたが18世紀に生きていて、鉄道の技術価値と新大陸のマンハッタンの価値を比べられるとしたらどちらが未来の可能性が大きいと感じるでしょうか。当時の人は鉄道の技術価値の方が未踏の地のアメリカより大きく見えたことでしょう。
Facebookはおそらく米国の第56番目の州の価値を持っているといってもいいでしょう。それも膨大な人口をかかえ、すべての人の人間関係が把握できている社会です。
18世紀から19世紀にかけて大英帝国が世界を制覇できたのも、世界という場所場所のつながりを支配していたかです。支配したのは土地ではなくその土地に住む人間だったのです。植民地というとその土地を支配したと思いがちですが、本質はそこにいる人間、社会の人間性、文化、言語、通貨、教育などを支配することです。1999年に香港は中国に返還されましたが、土地は返還されても100年以上続いた英国の意識の支配はまだ続いているのはそのせいです。
今日Googleはその技術力の粋をあつめて対Facebook戦略を立ち上げました。OpenSocialです。
Googleの取り組みについては今後は注意深く観察していきたいと思います。
SBI Robo 渡部薫
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Facebookと大英帝国②
Googleの力の源泉がハイパーリンクの解析によるPageRankにあるのは周知の通りです。社会の力の源泉といえばよく言われるのが人脈、人と人のつながりのことです。この人と人とのつながりがウェブではなくSNSのようなコミュニティにあるわけです。
コミュニティはウェブの一部であるければ、GoogleがPageRankで解析できるドキュメントの関係ではなく、人と人とのつながりを所有している点で決定的な違いができてくるわけです。このつながりはいかにGoogleの優れた技術力を持ってしてもわからない情報なのです。
Google=ウェブ=プラットフォーム=ドキュメントのハイパーリンク
Facebook=コミュニティ=プラットフォーム=人と人のつながり
さらにFacebookではすべての情報の源であるユーザ(人間)を囲っている点に強みがあります。人はFacebookで人間関係を構築し、つながり、日々のライフそのものを書き綴り、人生の分身を投影させているのです。
さて、17世紀に始まった産業革命を例に歴史を追ってみましょう。大英帝国の繁栄がそのヒントを与えてくれます。
先ほどTechCrunchに関連記事が出ていました。
つづく
SBI Robo 渡部薫
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Facebookと大英帝国①
■デジタルデバイドのある社会
Facebookを中心にこれからのウェブ社会がどうなっていくかお話したいと思います。緩やかな変革とある日突然大きな変革が来るかどうか、僕はそのときがデジタル情報革命とデジタル情報社会の誕生と思いますが、改めて歴史的に見て下記のような考えを持っています。
インターネット、ウェブ、サーチ、Blog、SNS、仮想世界というのは人類が誕生して思考し、コミュニケーションし、経済活動し、コミュニティを作り、法律を作り、国家を作っていくという過程をたった数十年でやっているように思えます。歴史を振り返るといろんなものが見えるような気がします。
緩やかな変革=テクノロジーの変革
1995年から始まった商用インターネットによってこの12年、Yahoo!、Amazon、eBay、E*Trade、Googleはインターネットテクノロジーによって発展してきたサービスであり、企業です。これは人々はテクノロジーとネットワークを使って、これまでできなかった時間とコストの壁を越えて瞬時に情報を処理できるようになった意味で革命的で、産業に大きな変革をもたらしました。
当時、SBIグループが取り組んだE*TradeではE-コマース(ショッピング)のように株を買うようになる未来というのはインターネットテクノロジーが見せる未来像であり、それを使う人々はコンピュータリテラシーに長けている人または必要としている成人がターゲットとなったはずです。
インターネットの最初の10年の決定的な革命は、1998年にGoogleが生まれたことによってもたらされます。それから2004年にGoogleがIPOするまでその姿と野望は公に知られることが少なく、また人々も検索は単なる検索でしかないと思っていました。また同時期に生まれたBlog、Wiki、SNSはインターネットテクノロジーとは別の意味で人々に影響を与えることになります。
■思考の出発点は検索
検索を使った人、検索に慣れてしまった人は誰でも、もうこう感じているはずです。思考の出発点は検索から始まると。すなわちGoogleから始まる、ということです。
Roboでは2005年が人間がデジタル化が本格的に始まった年と位置づけていますが、それが完了するのがおそらく2012年ぐらいだろうと予想しています。すなわち次のデジタル情報化社会に入ることができる人は何かしらウェブコミュニティに所属することになります。
僕もそうでしたが多くの人はウェブこそが次のフロンティアであり、コミュニティがフロンティアになるとは思っていませんでした。おそらくGoogleもウェブ=プラットフォーム、という基本概念によって事業戦略が立てられていると思います。
つづく
SBI Robo 渡部薫
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【お知らせ】CNET Japan Innovation Conference
Second Lifeに進出する企業や支援ビジネスが盛り上がった2007年だが、日本初のバーチャルワールドがもうすぐ相次いで開設される。サービス開始を間近に控えた「東京0区」のSBI Roboと「meet-me」のトランスコスモスが、それぞれの魅力と共にバーチャルワールドのビジネス価値を語り合う。
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CNET様のご招待でカンファレンスの最終セッション(15時45分~16時半)でパネルディスカッションに出ます。ご興味のある方はこちらからお申込みください。
SBI Robo 渡部薫
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スティーブ・ジョブスとYahoo!
by CNET
スティーブ・ジョブスがYahoo!でモチベーションをあげるために会議に参加してくれたそうだ。今のスティーブはわかりませんが、昔はよくスティーブとだけは仕事はしたくない、とよく言われていましたが、同時にクリエイティブな才能を極限まで引き出すことのできるカリスマだとも言っていました。 会社の社員のモチベーションを維持するのは本当に難しい。優しくしても、厳しくしても、自由を与えすぎても、管理しすぎてもだめ。会社を経営していてこれほど難しいことはないです。社員に人には高いモチベーションで業務に取り組んでもらいたいと思いますが、いったいどうしたら一番いいのか、、、ほんと迷います。 スティーブ・ジョブスに期待されるAppleのエンジニアやデザイナーはどんな気持ちなんだろう。世界を変えられる力を持ったカリスマのそばでその才能を発揮できるチャンス、というのが一番のモチベーションなのかな?
SBI Robo 渡部薫
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起業家と資本家③~大きな石
Roboのビジョン
「有意義な目的」
これはRobo三原則にも掲げている通り、デジタル情報化社会に秩序をもたらすことです。僕が言っているのはGoogleの情報ではなく、デジタル社会にする人間のことです。すなわちこのデジタル化された人間たちのことを情報ロボットと定義しており、ロボットに三原則が必要だという仮説のもとに目的があります。
「明確な価値観」
デジタル情報化社会にも現実世界と同じ価値観が存在します。それはだれかがいいというものは何かしら価値があり、価値そのものは千差万別だということ。その価値観をサーチエンジンのランキングテクノロジーによって見出すこと、そしてデジタル社会に安全と安心できる信頼性の仕組みを提供するという価値観です。
「未来のイメージ」
これほど今のRoboと僕にはっきり見えているイメージはありません。Roboの未来は最初の未来が2012年、次が2025年~30年、最後が2050年です。
2012年までに人間のデジタル化が終わり、2030年ごろまでにウェブを基盤とする国家が生まれ、2050年にデジタル情報経済圏とリアル経済圏が相対する、という未来イメージです。SFのようですが、人々のライフスタイルよりも思考スタイルが想像もできないようなものになっていると思われます。
「あなたにとって大きな石」という話を紹介します。
目の前に4リットル入る大きな壺があります。
彼はコブシ大の石を十数個取り出して壺に入れました。これ以上入らなくなったところで、聞きました。「この壺はいっぱいでしょうか」
全員が「いっぱいです」と答えました。
次に彼は小石をたくさん入れたバッグを取り出しました。小石を何個か取り出して壺に入れて、揺すりました。するとすきまが詰まって小石が壺の中におさまりました。彼はもう一度尋ねました。「この壺はいっぱいでしょうか」
今度はみんな答えることができず、次に何かあるのかなと首をかしげました。
すると彼は次に砂の入ったバケツを取り出して、壺の中に砂を注ぎいれました。みんなを見渡してもう一度尋ねました。「この壺はいっぱいでしょうか」
何人かは「そうかもしれない」と言いましたが、みんな黙っています。
次に彼は水差しを取り出して、壺がいっぱいになるまで水を注ぎ始めました。一同を眺めわたし、尋ねました。「この実験の意味は何だと思いますか」
頭のいい若者が答えました。
「どんなにスケジュールがいっぱいでもよく考えればもっと仕事を入れることができる」と。彼は「違います」と笑顔で答えました。「そう答える人が多いのですが、そういう意味ではありません」
「この実験から学べることは、大きな石を最初に入れないと、それは後からは永遠に入れられなくなるということです」
さて、あなたの人生の「大きな石」は何でしょう。家族との時間、将来の夢、健康、それとも志でしょうか。最初にそれを入れないと、それは永遠に入れられなくなるのです。
P.S.
ビジョンを描くと多くに人にそんなの夢物語とか、大風呂敷だとか言われることがあります。Roboも僕も冷ややかな目で見られていることも多々あると思います。しかし事業が成功してからビジョンを描こうとしても、それはやはり描けないのです。なぜなのかはわかりません。不思議です。でもそれが真実です。
起業家はビジョンを描き、資本家はそれに賭ける。起業家は資本家の用意した壺に自らの石(意思)を入れる。
SBI Robo 渡部薫
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ロボティクスも熱くなりそう
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祝!住信SBIネット銀行開業
今日、住信SBIネット銀行が開業いたしました。すでに口座を開設された方々もいると思いますが、イートレードの口座をお持ちの方は簡単に手続きできますのでよろしくお願いします。 住信SBIネット銀行 キャッシュカードが特にかっこいいですよ。ホワイトもブラックも他のデザインも今までの銀行にないデザインです。 ウェブサイトも白基調ですっきりシンプルで使いやすいです。外貨貯金に、各種ローンも一元管理できるようですし、ますまずオンラインの特徴を出してもっともっと便利にしていってもらいたいです。そういえば最近すっかり銀行のATMに行くことがなくなりました。住信SBIネット銀行には最先端のサービスを提供していってくれると思います。 SBI Robo 渡部薫 |
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起業家と投資家② ビジョンとは
「有意義な目的」
「明確な価値観」
「未来のイメージ」
の3つが要求されるという。
ケン・ブランチャードが、ビジョンの専門家であるジェシー・ストーナーと書き下ろした書籍
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%83%93%E3%82...
僕は多くの尊敬すべき経営者やビジネスマンに出会ってきました。そして幸いにもインターネットウェブ業界では、北尾社長、孫社長、宮川さんなどのビジョナリーな方々の近くで仕事をさせてもらいました。
ビジョンが何か、というものを語る前に、ビジョンと並んで僕が重要だと思うことは"日々の単調な実務"だと思っています。偉大な経営者はビジョンを語ります。僕もRoboにそれなりのビジョンを持っていますが、ビジョンを語るよりも、毎日何をしなければならないか、それを知っているか、実行しているか、ということの方に重きを置いています。
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起業家と資本家①〜ビジョンと資本
国富論 p.143 参照 抜粋
ベンチャーキャピタリストの関与は、「投資」というよりも、ともに会社をつくるといったスタンスに近いものです。だからベンチャーキャピタリストにとっても、創業経営者が共有できるビジョンの持ち主であり、しかもそれを実現できるだけの技術を持っており、何があっても実現しようという情熱を持ち合わせていなければ、リスクと手間をかけて事業をともにつくりあげていこうとはしないでしょう。(ベンチャーの9割りはつぶれてしまう)
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モバゲー進化論!?勝手サイトで起きている事実に目を
DeNA南場社長が語る、モバゲータウンの広告価値
by CNET
モバゲータウンは10代の若者を中心に20代、30代を取り込んで、モバイルの一大勢力になったと言っていいと思う。現時点で600万人もすごいけど、それが1000万人になるのも時間の問題だろうし、なによりモバイルリテラシーの高い若い世代を抑えている点が大きな特徴だと思う。
Yahoo!ユーザのほとんどは20代後半から30代だろう。96年以降インターネットが始まってYahoo!になじんできたユーザがそのままモバイルも利用しているという感じだと思うが、Yahoo!のコンテンツとモバゲー、強いてはmixiのコンテンツの質はまったく違う。モバゲーのような超遊び心やその世代のニーズにフォーカスしてコンテンツを強化していって、ビジネスモデルも単なるバナー広告ではなく、仮想世界でモノを買って着飾って、コミュニケーションして遊んで、というエコシステムがうまく機能している。
そもそも10代、20代前半は昔みたいにお小遣いを自由に使えない。理由はケータイに取られるからだ。だからなんでもケータイで完結してしまう。ケータイの情報リテラシーによって世界の情報リテラシーに遅れることは懸念される点だが、この若い文化がどうなっていくか、きちんと見極めていかないと思う。
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日本市場でもGoogleがヤフーを急追
情報リテラシーが高い人ほどGoogleを使うというのはわかっていたことですが、数字でも確実に表れてきているんですね。Yahoo!のPVの半分以上がオークションとYahoo!メールというのは周知の事実ですが、検索シェアは検索連動型広告の収益にもつながりますので今後の対策が見ものですね。日本ではPCだけでなくモバイルの戦いもありますのでどちらがドコモユーザを取れるかがひとつの鍵になるかもしれません。
SBI Robo 渡部薫
昨日、米国の調査会社comScore社が、検索市場データの調
それによりますと、今年7月のヤフーの市場シェアは50
ちなみに、この1年間で、日本のおける総検索回数は21.9%増加しましたが、一方でヤフーにおける検索回数は12.4%減少しています。これまで、一般的に、ヤフーは女性ユーザーやネット初心者の支持が高いと言われてきた
【comScore社リリース(英語)】
http://www.comscore.com/press
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新しいことは貪欲に取り入れていこう!
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Roboのウェブサイトをリニューアル
SBI Robo 渡部薫
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Googleのおもしろさ
Googleマップで経路検索すると「大西洋を泳いで渡る」と表示される
Googleっておもしろいですね。
Mapサービスにこんな仕掛けがあったなんて。見習いたいものです。
SBI Robo 渡部薫
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簡単なことほど難しい
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Second Lifeからログアウト、RL(リアルライフ)にログイン
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評価額150倍!? Yahoo! Japan、Overtureを完全子会社化
ヤフー、オーバーチュアを子会社化--SEMでのシェア拡大を目指す by CNET
ようやくというかやっとというかこれでYahoo! Japanも体制的にGoogle AdWords、AdSenseに対抗できる組織体制になりましたね。ただYSTといい、Overtureといい、技術はすべてYahoo Incが持っているのでどこまで技術的に対抗できるかわかりませんが、少なくても日本国内においてはまだまだYahoo!の方が圧倒的に強いのは変わりません。
200株を約15億~で買い取ったということなのですが、これは元々OvertureがYahoo!に買収される前にOverture100%子会社としてOverture日本法人を額面5万円の1000万円で設立したと思われ、それを15億円で買い取っているとしたら150倍の評価額ですね。5万円×150=750万円/株。日本側に創業メンバーがいるとして数株~持っている人がいればなかなかの創業者利益ですね。でもそれくらいの価値は十分にあると思います。尚、こちらはあくまで推測なので真実はわかりません。
iRobo
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脳をハッキングする予定だ
AT&T以外でもiPhone――17歳少年がロック解除に成功 by ITMedia
iPhoneがAT&T以外で使えるようになったこともよりもこの17歳の少年の最後の言葉がすごいな。大学の専攻は「脳のハッキング」
まさに攻殻機動隊の世界ですね。
SBI Robo 渡部薫
※ご指摘がありましたので修正しました。
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Google、次は宇宙
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ここが東京0区!ブログに地図をはる
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