北京五輪野球:韓日戦のカギ握る鄭根宇と井端
- 鄭根宇(チョン・グンウ)と井端(左から)。
DH鄭根宇(チョン・グンウ)と井端。
北京五輪野球アジア予選(台湾)を前に、韓国代表と日本代表が似たような戦略をとりつつある。いわゆる、俊足でバントがうまく、巧みな打撃を駆使する選手を先兵として起用するスモール野球だ。正確に言えば、超機動力野球の決定版だ。
韓日両監督は今大会に先立ち、機動力野球への強い意志を示している。キム・ギョンムン監督は、李鐘旭(イ・ジョンウク)、高永民(コ・ヨンミン)=以上斗山=、李大炯(イ・デヒョン)=LG=、鄭根宇(SK)の俊足選手を前面に押し出す戦略を練っている。一方の星野仙一監督も、西岡(ロッテ)、井端(中日)、青木(ヤクルト)、川崎(ソフトバンク)の俊足選手を重用している。
最も目を引くのは鄭根宇と井端の起用法。くしくも、両選手のポジションは遊撃手だ。しかしレギュラーではない。鄭根宇は朴鎮万(パク・ジンマン)=サムスン=に、井端は川崎にレギュラーの座を譲っている。従って両選手はベンチで出番を待つ立場のはずだが、そうではない。
両監督が編み出したのは、両選手の指名打者での起用。キム・ギョンムン監督は先日、鄭根宇を指名打者として起用することを明言している。一方の星野監督も18日、ソフトバンクとの練習試合で井端を2番DHとして起用した。
一般に指名打者には長打力のある選手を据え、クリーンアップまたはその後ろで一発を期待する。にもかかわらず、両監督はまるで示し合わせたかのように、鄭根宇と井端を指名打者として起用し、機動力を最大限に図る構想を練っている。
このように、12月2日の韓日戦は、俊足選手が指名打者にまで起用される超機動力野球となる可能性が高まっている。相手チームの足を封じてこそ勝利が見えてくる。これに伴いバッテリーは、打者と足を警戒しなければならない二重の負担を強いられることになりそうだ。
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