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病腎移植 論文発表へ 万波医師、米学会で (1/2ページ)

2007.11.21 11:13
このニュースのトピックス学校教育

 病気治療のために摘出した腎臓を第三者に移植する「病腎移植」について、宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)の万波誠医師らが執筆した論文が、来年1月に開かれる全米移植外科学会の冬季シンポジウムで発表されることが20日、分かった。

 同論文は、同学会の今年5月に開催された総会で発表されることが一度決まったが、日本移植学会が「万波医師の病腎移植は倫理面で問題があり発表論文として適切でない」との意向を伝えたため、発表が取り消されていた。

 米学会側が今月上旬、共同執筆者である藤田士朗・米フロリダ大学准教授に、論文を上位10本の入選作の1本として表彰することを伝えてきた。万波医師ら執筆者側は「世界の医師らに病腎移植の有効性が分かってもらえる機会になれば」としている。

 発表される論文のタイトルは『腎移植の最後の手段−生体病腎移植』。万波医師ら6人が共同執筆した。手がけた病腎移植の42症例を追跡した結果、がんに侵された部分を切除した腎臓を移植したケースで、再発がなかったことなどを紹介、病腎移植の有効性を示した内容になっている。

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