呉地域拠点病院の産婦人科3つが2つに
産婦人科の医師不足のため、呉地域の拠点病院3つのうち出産できる病院が来年4月から、2つに減る見通しとなりました。
この方針は、21日夜開かれた呉市地域医療検討専門部会で決定したものです。呉市の拠点病院は、国立呉医療センターと中国労災病院それに呉共済病院の3つあり、広島大学から産婦人科医が派遣されていました。しかし、医師不足のため来年度から、産婦人科を2つに集約するということです。
「産婦人科医の疲弊という問題で、どうにもならないところまできています。(休止される)共済病院は、産婦人科医が増えた段階で早く再開したいという思いがあります」(呉地域保健対策協議会 豊田秀三会長)
休止される呉共済病院の産婦人科には現在、およそ250人の患者がいて、転院や医師の紹介などが課題となります。