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[ 保健・衛生関連 ]  

 世界保健機関(WHO)が21日発表したところによると、血液検査で血中の臭素化合物が多い謎の病気を持つ患者がアンゴラで発見されており、詳細な検査が続けられている。

[元記事]
Bromide suspected as cause of mystery illness in Angola, says UN agency

【背景】
 ドイツで検査された6サンプルのうち5サンプルに高濃度の臭素化合物が検出されており、他のサンプルも現在イギリスの研究機関で検査中とのこと。症状としては極度の眠気や筋力の喪失があるようで、患者の多くは数日で回復するものの、補助無しでは歩けない状況になります。子どもが罹患すると症状は深刻なものになります。 先月からこのような患者が見られるようになり、確認されているだけでもこれまでに390名を超えています。WHOでは臭素中毒ではないかと仮説を立てています。
 WHOはアンゴラ当局に対策を講じるよう要請していますが、まずは原因究明の段階というところです。
 とりあえず記事の中では死者の報告はないようですが。

(by 山本)

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