新人王受賞の感激から一夜明けた楽天
田中将大投手(19)が21日、早速来季への肉体メンテナンスに着手した。有銘、朝井、渡辺恒、永井とともに、福岡市内の久恒病院でオーバーホールを行った。オーバーホールと言えば、温泉で“湯ったり”するのが定番だが、楽天は一味違う。この日も午前中から約2時間のマッサージと、筋肉と神経に刺激を与えるトレーニングを入念に行い、午後は医師から運動生理学などの勉強会を受けた。阪神投手陣や、横浜工藤も治療に訪れる権威ある病院で、1年間の疲労を取り除くと同時に、レベルアップを狙う。
球団創設3年目で、初めてオーバーホールを導入したのも、28試合、186回1/3を投げた田中が、2年目のジンクスに陥らないようにするための、配慮。田中は「肩が柔らかくなった感じです」と効果を実感していた。