コンピューターゲームをする子は5割を超え、2人に1人は習い事をしている−。5歳半の子供のこんな生活実態が21日、厚生労働省の「21世紀出生児縦断調査」で分かった。子供の成長とともに、習い事などの経済的負担を重く感じる親の姿も明らかになった。厚労省は「幼稚園などに通い始め、友達の影響でゲームをする子供が増えたのではないか」とみている。
調査は子育て支援などの参考のため、平成13年生まれの子供の家庭を対象に毎年継続的に実施。今回は子供が5歳半の時点で実施し、約3万8000世帯から回答を得た。
調査によると、テレビゲームや携帯型ゲームなどコンピューターゲームをする子供は50・6%で、前回調査よりも22・7ポイントの大幅増となった。ゲーム遊びは1時間未満が最多だが、3時間以上の子供もいた。習い事をしている子供は56・6%に達し、男児は「水泳」、女児はピアノなどの「音楽」が最も人気が高かった。
また、友達関係で気になることは「近所に友達がいない」が最も多く34・4%を占めた。このうち半数が「ひとりでよく遊ぶ」と回答した。
子供を取り巻く環境をみると、仕事をしている母親が51・4%で、13年の調査開始以降、初めて半数を突破した。
子育ての負担や悩みは「出費がかさむ」が42・3%を占め、前回と比べ8・5ポイント上昇した。1カ月の子育て費用も前回より「1万円」「2万円」の割合が減り、「3万円」「4万円」が増えた。
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