切腹最中
いやぁ、出逢いは「突然」に。
それは、「人」も然り。
そして、「お菓子」もまた然り・・・・。
今日、檀家参りに行ったお宅で、オバアチャンが
「これ、東京の孫から送ってきたから、どうぞ召し上がってみてください♪」
と、お茶菓子を出してくれた。お皿の上には、「最中(もなか)」が1個のっかっている。しかし、パッと見た感じ、フツウのものとは雰囲気が違うのである。なんと、最中の「皮」から、餡がはみ出したいるのである。
最中には、「はちまき」のように紙が巻かれてあり、そこには、
「切腹最中」
と書いてあった・・・・・。
「切腹??の??最中???これは今、食べてしまってはモッタイナイ!!」
と、咄嗟に判断した私は、
「バアチャン、ラップに包んでくれます??帰ってからゆっくり頂戴するわ!」
お参りを終えて、帰宅して、ゆっくりといただく。
最中の皮から餡がたっぷりはみ出していて、まさに「切腹状態」・・・・。餡の中に、求肥(ギュウヒ)が入っていて、甘さはおさえた食べやすい最中だった。
しっかし、このネーミング。。。。いいのかねぇ。。。何か、深~~~~~い訳でもあるんじゃないか??
お菓子の事なら、めんどくさくならない私。すぐにインターネットで「切腹最中」を検索してみたら、東京の新橋にある「新正堂(しんしょうどう)」というお菓子屋さんから出ている有名なお菓子だった・・・。http://www.shinshodoh.co.jp/
※このお菓子屋さんは、「忠臣蔵」の赤穂浪士の吉良邸討ち入りの発端となった浅野内匠頭が刃傷事件のあと身柄を預けられ切腹をした田村右京太夫屋敷跡に建っているらしい。そして、その地縁を生かして「忠臣蔵」をテーマにしたこのお菓子を考えて、1990年から販売しているという。販売開始に当たっては反対意見が多かったが、今では、ビジネス街のサラリーマンが仕事上のミスを取引先にお詫びに行くとき「切腹覚悟です!!」という意味での手土産に人気らしい。さらに、今月11月5日、フリーペーパー「メトロガイド」紙上の企画「東京うまいもの大賞」(日刊工業新聞社発行)で1位を獲得した大人気商品なんだってさ!!
こんなお菓子があったなんて・・・。知らなかったよぉぉぉ(泣)!!
日本は広い・・・。
チッポケな田舎街で「甘党」ぶっていても、知らないお菓子がまだまだまだまだまだあるのだ。
今後もステキなお菓子との「突然の出逢い」を待ってます♪
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