美観地区のシンボルにもなっていたつがいの白鳥は、去年の3月に1羽が亡くなり市民や観光客から「元気に2羽で泳ぐ姿がもう一度見たい」という声が多くありました。そこで、このほど姫路市と赤穂市からつがいの白鳥がやってくることになりました。オスは、体長90cmで今年4月生まれ。メスは、オスより10cmほど小さく今年5月に生まれました。待ちわびた新アイドルの姿に集まった子どもたちも大喜び。2羽の白鳥は、まるでお披露目をするようにスイスイと元気に泳ぎました。この2羽の白鳥、来年の春までにもう一回りほど大きくなるということです。
今回ミカン狩りに招待されたのは、連島南幼稚園と第二まこと幼稚園の園児、それに社会福祉施設の高齢者などおよそ300人です。緑の保全と環境の美化を図ろうと敷地内で125本の温州ミカンを栽培している鶴新田浄水場では、地域との交流を深めようと毎年ミカン狩りが行われています。今年のミカンは、例年に比べ数も多く、味も上々とのことです。参加者は、ポリ袋とハサミを手に美味しそうに色づいたミカンをひとつひとつ摘みとり、ミカン狩りを楽しみました。鶴新田浄水場では、22日も地元の幼稚園児などを招きミカン狩りが行なわれます。
そろそろ新年の挨拶状「年賀状」を準備する時期となりました。今年こそ毛筆で年賀状を書きたいと思っている人も多いのではないでしょうか?そんな人のための講座が、水島図書館で開かれました。
この講座は、水島図書館が初めて企画したもので倉敷市内の女性15人が受講しました。岡山市の日展作家牧凌鶴さんが、毛筆での年賀状の書き方を指導しました。講師の牧さんは、「象形文字である漢字は、筆使い一つで文字が絵に変化する」と説明したあと、来年の干支「ネズミ」の描き方を紹介しました。また、絵に合わせてどんな言葉や文字をどこに書けば良いのかも実際に描いて指導しました。受講者は、牧さんの手本を参考にしながら筆を走らせ、今年こそ毛筆で年賀状を書こうと意欲を見せていました。講座では、差し出し人の名前をハガキの中央に大きく書くなど年賀状の宛名書きの指導も行われ、受講生たちは、繰り返し練習をしていました。
味野幼稚園で行われたお守り人形づくりには、PTAの会員39人が参加しました。参加者が作るお守り人形は、倉敷市児島柳田町の難波秀夫さん79歳が9年前からボランティアで作り続けているものです。難波さんは、これまでに、およそ8万個のお守り人形を倉敷市と岡山市の幼稚園や小学校などへ贈っています。参加したお母さんたちは、難波さんから作り方を教わりながら2色のひもを十字に組み上げながら交通安全お守り人形を仕上げていました。味野幼稚園PTAでは、「子どもたちの安全を願う」難波さんの思いに賛同し、母親の手で子どもを守る意味からもお守り人形づくりを続けていきたいとしています。
「総社市勤労者美術展」は、総社市に在住、または勤務している勤労者の美術作品展で、毎年秋に開催されています。会場には、358人のアマチュア作家が余暇を利用して制作した書や写真、絵画、手芸などおよそ450点の多彩な作品を出展しています。総社市黒尾の河原恵子さんが制作した切り絵「田植えをする児童」は、切り絵独特の温かみのある表現で子ども達のいきいきとした姿が描き出されています。こちらの木のおもちゃは、総社市泉の岡本勲さんが孫のために作ったもので、木のぬくもりが伝わるやさしさあふれる作品となっています。また、精巧に作られた水車小屋の模型や木彫りの盆など、いずれも丁寧に仕上げられた力作・秀作が並んでいます。このほか会場には、草月流や小原流などの生け花も出展され、訪れた人の目を楽しませていました。総社市勤労者美術展は、25日(日)まで総社市真壁のサンワーク総社で開かれています。
総社市の鬼ノ城の麓に工房を構えている山下今朝吾さんは、10年以上前から「備前あかり」と呼ばれる備前焼のランプシェードを制作しています。食器や壷といった作品以外で備前焼の楽しみを見つけたいという思いから始めたもので、今では、全国にファンが増えました。無数にあいた穴から柔らかな光が漏れ、後ろの壁に幻想的な模様を映し出します。備前あかりの制作は、全て手作業。土で器の形を整えた後、一つ一つ花びらや三日月の形に器をくりぬいていきます。山下さんは、焼きあがった際に器が2割ほど縮むことを計算して穴を開けています。この他、会場の入り口には、高さ70cmの鬼が飾られました。総社の街づくりに貢献しようと温羅伝説にちなんで初めて制作しました。今後、年に1体ほどのペースで様々な鬼を作り総社の商店街に飾るのが夢だそうです。この作品展は、来月2日まで倉敷中央画廊で開かれています。