神戸市の私立高校で自殺した男子生徒(18)に同級生の少年(17)が金を要求していた恐喝未遂事件で、高校は少年が逮捕されるまで2カ月以上、生徒へのいじめがあったかどうかを同級生らに尋ねていなかったことが22日、分かった。
少年が逮捕されなければ、高校側は自殺といじめの関係に気付かなかった可能性がある。
高校は、生徒の自殺直後の7月6日から30日まで約70人から聞き取り調査。しかし、フットサル同好会の生徒や同級生らが「友達の死にショックを受けている」と判断。心のケアを重視し、いじめの有無を知っているかどうかは尋ねず「どんな友達だったか」という質問にとどめていた。
高校は「(自殺した生徒は)模試の結果が悪く落ち込んでいた」と、逮捕された少年が証言していたことなどから、7月18日「いじめは認められない」と兵庫県に中間報告していた。
少年が逮捕されなければ、高校側は自殺といじめの関係に気付かなかった可能性がある。
高校は、生徒の自殺直後の7月6日から30日まで約70人から聞き取り調査。しかし、フットサル同好会の生徒や同級生らが「友達の死にショックを受けている」と判断。心のケアを重視し、いじめの有無を知っているかどうかは尋ねず「どんな友達だったか」という質問にとどめていた。
高校は「(自殺した生徒は)模試の結果が悪く落ち込んでいた」と、逮捕された少年が証言していたことなどから、7月18日「いじめは認められない」と兵庫県に中間報告していた。