故布施辰治弁護士を題材にした創作劇を演じる町立女川第四中学校の生徒=27日午後、宮城県女川町
布施氏は日本の植民地支配に抵抗した「3・1独立運動」に参加した朝鮮人らを弁護し、2004年に日本人で初めて韓国政府から独立に寄与した人物に贈られる建国勲章を受章したことなどで知られる。
上演したストーリーは、布施氏の生き方と、現代の中学生にとって深刻ないじめ問題をからめたもの。小規模校のためほとんどが1人2役をこなし、いじめの傍観者だった中学生が布施氏の生き方を知って、困っている級友に声をかける姿を熱演した。
創作劇は、同中学3年の生徒が、1年の道徳の時間に布施氏のことを学んだのがきっかけ。